○1日8時間2日で15時間の集中講義はかなりきついですね
愛媛大学農学部の客員教授になって初めての仕事は今日と明日の二日間、合計15時間の集中講義をすることです。既にレジメやパワーポイントも仲間の協力を得てできているので、安閑とその日を迎えました。9時に下灘コミュニティセンター前に弁当とお茶を持って集合するよう小田先生を通じて学生たちに連絡していました。私は7時半に家を出てとりあえず人間牧場へ行き、水平線の家やツりーハウス、ロケ風呂の鍵と戸を開けて朝の空気を中に入れました。また主会場となる水平線の家の板間に掃除機をかけて掃除をし、藪蚊対策として蚊取り線香をつけました。すでにかまど小屋の工事のため大工さんが仕事に来ていましたが、8時30分になったので山を下り待ち合わせ場所のコミセンへ行きました。この時間に集合するため早い人は5時過ぎに家を出たというから驚きです。愛媛大学の実習林管理棟で行われた最初の会合で出会っただけなので、顔と名前が一致しませんでしたが。みんな月一回の土日をスケジュール調整してやってきていて、早速40人近くの学生や先生が車いっぱいに分乗し私の先導する軽四トラックの後をついてノロノロと上がって行きました。沿道にある顔見知りの家の前では多くの車が動くので、時節柄選挙運動ではと思ったに違いないのです。皆さんの車は駐車場もないことから町道の沿線の広い場所に駐車して、牧場まで歩いて下山してもらいました。
私のパソコンに接続した息子所有のDVD映写機は2~3日前から早めに準備したにもかかわらず光源の光の容量が少なく、ましてや私が頼んでいた資料も手違いでプリントしていないらしく、準備や講義を始めるのに少し時間がかかりましたが、何とかスピードを上げ、2時間×4コマの時間を確保して講義をすることができました。
実は私、昨日文教会館での講演をしたことは昨日のブログに書きましたが、文教会館の冷房温度が体調が悪いのかとても冷たく感じたのです。家に帰ると友人のJA職員である清水さんがやってきて、ノンフィクション作家佐野眞一さんを招いて行う予定の日程のすり合わせをしまして帰りました。夕食時になると寒気がして熱が出始めたのです。もしや新型インフルエンザではと心配しましたが、妻の差し出す置き薬を飲み、妻の作ってくれた氷枕を使って、早めに床へ就きました。
夜になると少し熱が上がっていましたが、うなされるように寝込んでいたと妻がいうとおり、朝4時までぐっすり寝込んでしまいました。妻は6時に起きて私の弁当を作り薬を飲むと眠くなるからと、断る私の手に置き薬を2錠持たせ無理やり飲ませました。
病み上がりなので正直今日は少し疲れました。何せ集中講義と言いながら8時間も講義をするのは余程の体力がないとできません。まあ疲労困憊ながら今日はどうにか集中講義を終えたのです。
明日は同じ時間に人間牧場へ行き7時間の集中講義が待っています。話す私も相当きついのですが、聞く学生さんも板間に座った座学ゆえに相当きついものと思われます。でも文句も言わずただひたすら聞いてくれる学生のためにも頑張りたいと思っています。
今日は地域活性化論概論でしたが、明日はいよいよ事例紹介として旧双海の夕日を地域資源にしたまちづくりも話す予定ですし、人間牧場の今後についても話します。今日は少し早目に寝て鋭気を養い明日に備えようと思っていた矢先、娘ら家族がわが家へ泊りにやってきました。うるさいので休めたものではありませんでしたが、「おじいちゃんは病気なの」と妻がなだめ一足早く床に就かせてもらいました。
「ひょっとして 新型インフル? 思うほど 急に熱出て 急に収まる」
「熱が出て 妻の優しさ 垣間見る 氷枕や 薬を用意」
「八時間 話す気力と 体力で やっと乗り切り ヘトヘト帰る」
「昼休み 人がゴロゴロ 横たわる これこそ目指す 人間牧場」