○人間牧場界隈あれやこれや
このところ台風の影響で、南から暖かい空気が流れ込んで毎日のように雨が降り、人間牧場へも行けずモジモジしていましたが、今日はまるで梅雨の晴れ間のような湿度の高いまずまずの天気となりました。人間牧場の様子も気がかりで、息子から工事の進捗状況も見てほしいと頼まれ、加えてお盆が近くなったのでお墓に供えるシキビも親父から頼まれていたので、10時過ぎに出かけました。
山々はこのところの雨を一杯吸い込んで緑滴るような感じでしたが、海は空を写す鏡ですから真夏の太陽や入道雲とまではいかず、むしろこのところの雨が大量に河川から海に流れ込み、緑色に変色して見えました。ここら辺ではその濁った水のことを水潮といっていますが、近くの肱川から出た水が海の水とせめぎ合ってる様子が、高台にある人間牧場のウッドデッキから一目で分りました。
この現象は滅多に見えないし、見てもそれが水潮だとは気がつかない人が多いのですが、何年か前大洲市田処に住む旧友亀本幸三さんが写真に収めてメールに添付して送ってくれたのを思い出しました。その当時はメールに添付した写真を取り出すような技術もなくそのままになっていますが、今日は遠望ながらその姿を写真に撮ることができました。
(わがふるさとのひょうたん型由利島共和国・後ろは二神島)
(青島・その向こうは大小水無瀬と周防大島)
(寄港の途に就く漁船)
今日は普通だと火曜日で休むはずの下灘の漁師さんも、お盆休みが近いということもあって出漁していたようで、早くも午前中に港を目指して帰ってくる船も沢山見えました。また沖合に浮かぶ青島や山口県周防大島、それに夏になると毎年通っていた由利島や、豊田さんのふるさと二神島も墨を流したように懐かしく見えました。
親父から頼まれていたシキビを鎌で切り、小束にしてトラックに積みました。この日は大工さんの仕事はお休みでしたが、屋根にFRPを張る業者さんが来ていて、屋根に上って黙々と作業をしていました。
(アフター・FRP処理後)
夕方になって息子から電話が入り、FRPを張る業者さんから電話があって車が出なくなったので応援に行くよう頼まれました。私はそんな心配があったので、4WDではない普通の軽四トラックの業者さんに念入りに回転の方法を伝授していたのですが、出れないのなら仕方ないと再度人間牧場へ行きました。
私が運転を変わって車を出して回転させてあげましたが、業者さんは恐縮して何度もお礼を言って下山して行きました。なれない山道はハプニングやトラブルが多いので気をつけなければなりません。
業者さんは一日でFRPを張り終え綺麗にできていました。息子はどうやら屋根を屋上緑化したいらしく、雨漏りしないようにときつく注意をしていますが、今頃になって息子の意図することが分かるのですから私も浅知恵ですね。
「人知れず 海の中でも せめぎ合い、真水塩水 いつかは混ざる」
「屋根の上 緑化計画 あるという さすがは息子 建築志向」
「困ったと 電話連絡 駆けつける 何の事なし 車直ぐ出て」
「あの船と 一緒出漁 したかもと 過ぎ越し昔 懐かしみつつ」