○伊予から土佐へ①
有名な坂本竜馬は脱藩するため土佐から伊予へ韮ヶ峠を越えました。これが脱藩の道です。普通であれば土佐から伊予へその道をたどるのでしょうが、今回は民俗学者宮本常一の足跡をたどって伊予から土佐へ思惑の道を歩くのです。今日は「伊予から土佐へ」という歩きフォーラムに参加するため、間もなく午前7時に出発します。小学校一年生の孫と一緒ですが、今日う州北部や山口県では大雨の被害が出ているようで、空模様が心配ですがとにかく出発しようと思っています。
さて今日はどんなドラマが待っているのでしょう。帰りは明日の午後になりそうです。とりあえず短めのコメントを書き込んで・・・・。
親友松本さんが午前7時に家まで迎えに来てくれました。荷物を積み込みさあ出発です。浜田さんから頼まれていた朝潮の若水を汲みに上灘漁港まで行きました。用意したペットボトルに瀬戸内海の水を汲み入れ準備万端整いました。最短距離を走ろうと、中山~内子~肱川~河辺と小田川や肱川沿いを走りました。途中の肱川道の駅で三崎の塩崎さんと合流し、孫朋樹の欲しがっていたメスのクワガタを特産品センターで買い求め、河辺ふるさとの宿を目指しましたが、到着したころには土砂降りのような雨が降り始め、先が危ぶまれました。どうやら私たちの一行が一番乗りのようなので、ふるさとの宿の職員さんたちと談笑しました。職員さんは私の顔や双海町のまちづくりについてよく知っていて、色々な話の花を咲かせました。
やがて武田さんや豊田さん、浜田さんの見えられ受付が始まりました。私と朋樹二人を申し込んでいたので、二人で12,000円の参加費を払い、早速資料をいただき今日の予定に目を通しながらみんなの到着を待ちました。遠方は徳島県から懐かしい建築家の白石さんご夫妻も参加されていて嬉しい限りです。また著述業の大早さんや八幡浜高校の近藤先生にも何年かぶりで会いました。嬉しい出会いです。
「雨模様だが決行」という本部の決定に従って地元あさぎり観光の中型マイクロバスに乗って、愛媛と高知の県境に位置する脱藩の道で有名な韮ヶ峠を目指しました。私は坂本竜馬に行き方には関心があって色々な書物を読みましたが、韮ヶ峠や脱藩の道を歩くのは初めてであり、ましてや宮本常一と伊予~土佐の道となると知らない部分が多く、何かワクワクするような心境でした。バケツをひっくり返したような雨も小康状態となりましたが、バスの中では豊田さんと浜田さんが交互に案内役を務めて、宮本常一に関する話を微細に話してくれました。バスの中で合羽を着て、早目の昼食弁当を食べ、さあいよいよ峠の山水戸を歩くのです。
「坂本の 歩いた道を 逆歩く 宮本常一 どんな気持ちで」
「山坂を 縫うよう走る バスの中 常一研究 一端語る」
「受付の 一番乗りを 果たしたる 孫の朋樹は 得意になって」
「合羽着て 濡れるの覚悟 したものの 雨が味方し 助かりました」