shin-1さんの日記

○過激な話

 私のような者が大学で曲がりなりにも教えるようになって、大学の学者先生との出会いが以前にも増して多くなってきました。これまで私たちのような実践肌の人間は学者先生の話を聞くと何となく世間離れしていて、かなりの抵抗がありました。逆に大学の学者先生も学歴のない私たちを見て理論体系がないような口ぶりで目に見えない言葉の反抗を示し私たちもそれを感じていました。そんな中で面白く過激な先生がいます。熊本大学の徳野貞雄先生です。先生は先生と呼ぶに相応しくない風貌をしています。何年か前広島県立大学の先生だった彼に、私の町の町づくりシンポジウムの記念講演を頼みました。広島から船で来るというので、若い職員に松山観光港まで迎えに行ってもらったのですが、船は着いたがどうしても大学の教授というそれらしき人は下りて来ないというのです。探せと指示をしましたが幾ら探しても見つからなかったそうです。たまたま公用車に「双海町」という文字を入れていて、徳野先生の方から声を掛けられ事なきを得たのです。どう見ても大学教授の風貌をしていない先生とは以来親しく付き合い、特に逆手塾の専任講師であることから昨年は人間牧場へ来られ熱弁を振るわれました。

 大学の他の教授が穏やかな建て前論の話をするのに対して徳野先生は過激な話をします。それはむしろ本音の話として私たち実践家により近い話として胸を打つ言葉が多いのです。「口角泡を飛ばす」という言葉がありますが、徳野先生の超過激と思える発言や語り口は、色々な誤解も生まれますが、私にとってはとても心地よい響きなのです。

 先日徳野先生から「農村の幸せ、都会の幸せ」という240ペーほどの小さな本が送られてきました。帯に書かれた文章を紹介します。

 「都会でサラリーマンになって、夏でも冬型の格好をさせられ、満員の電車に乗せられて、水虫になりながら夜遅くまで仕事をする。仕事帰りにはそこらの居酒屋で上司の悪口を肴に酒を飲んでいる。そうした暮しは、GNPに換算すればかなり高くなるでしょうし、確かに経済としては成り立っています。

 経済としては成立しているかもしれないけれど、一人の人間の暮らし方としてはどうでしょう。それよりも朝早くから田んぼに出て水を見回り、・・・・略・・・・クーラーはないけれども、日本の伝統的家屋には風通しがよくて涼しいポイントがありますから、そこに寝転がって昼寝をする。休日には近くの川で魚を採ったりする。こんな暮らし方が個人としては理想なのかもしれません」。

 この本の中身を読むといかにも農村の暮しが幸せそうに見えますし、都会の暮しに疲れた人々に田舎はいいよと応援歌のようにも取れますが、田舎の悪い部分も断罪しながら家族や食や暮しといった、日本社会の矛盾を鋭くついているようにも思えるのです。

 この本の中に「暮らしの生活社会指標というのがありました。都会のサラリーマンと安定兼業農家を①所得、②生活財、③家屋・部屋数、④自然・環境、⑤教育・学歴、⑥70歳時点での仕事、⑦自分の葬式の会葬者予測、⑧家族・世帯員数という一風変った8つの生活要素を基にレーダーチャート的図式 で比較しているのですが 、①所得と⑤教育・学歴は都会のサラリーマンの方が高いものの、その他の指標は全て安定兼業農家の方が高い事に驚くのです。特に②生活財、③家屋・部屋数、④自然・環境といった地域が固有に持つ空間資源や、⑥70歳時点での仕事、⑦自分の葬式の会葬者予測、⑧家族・世帯員数といった地域の人間関係資源は全て安定兼業農家に軍配が上がるのです。さらに①の所得でも所得そのものは低いものの自給や家賃、物価を考えれば都会のサラリーマンの出費も多いようです。ただ教育や学歴、子育てや受験といった部分では圧倒的に都会のサラリーマンが優位にあるようです。

 高齢化社会が急激な勢いで迫ってきました。人間としていかに生きるか、真の豊かさとは何か、老いを迎えた生き方など様々な問題を考えれば金で推し量れない空間資源や人間関係資源の持つ意味や魅力が問い直されるようです。

 田舎に住む私にとっては納得する理論ですが、ただ私と同じように田舎に住んでいる人たちがこうした田舎の価値を認識しているかどうかが問題なのです。

  「超過劇 そんな表現 したくなる おもろい先生 私友だち」

  「近頃は 理路整然と 話す人 多過ぎ不満 もっと過激に」

  「田舎住み たまに都会へ 遊び行く これが一番 リッチ生活」

  「問題は 田舎の良さが 分らずに ブツブツ言いつ 田舎住むこと」

 

 

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shin-1さんの日記

○私の今日の占い

 昨日はこどもの日、孫にとっても私たちにとっても主役になれる記念日なのです。孫はこどもの日なのに娘のお産が近いとあって遠出近出も出来ず悶々のようなのか、親類で叔母の三回忌法要の読経最中に娘から携帯電話が入りました。そっと外へ抜け出し電話に出てみると娘からでした。「朋樹がおじいちゃんの所へ泊まりに行きたい」というのだそうです。春休みの子守から解放されやれやれと思う反面、相棒のいない寂しさかついつい引き受けてしまいました。実は5月5日は私たち夫婦にとっても結婚記念日であり、私たちだけの特別な日でもあるのです。仕方がないから二人の記念日は、泉にでも出かけて食事でもと思っていた予定を変更して孫の相手をすることにしました。

 法要から帰って喪服を着替え、普段着で裏庭の遅咲きツツジの下草を削って除草をしていると早速元気者の孫が「おじいちゃん来たよ」と大きな弾んだ声で夫婦に連れられやって来ました。妻が私の書斎へ孫を連れて行き、窓越しに裏庭の私に手を振る孫も迎える私も嬉しそうでした。折から雨が降り出したのを幸いに除草作業を止めて孫のお相手です。せっかく来たのにこの雨では「おじいちゃん虫取りに行こう」と誘われても戸外へは出れず、思い切って近所の農家へイチゴ狩りに出かけました。しかし残念ながらここも午前中で営業を終わっており、頼み込んで品薄ながら二人だけでイチゴをたらふく食べました。その後シーサイド公園へ出かけましたが、雨が降り出したこともあって特産品センターはかなりの人でごった返していました。我慢強い孫なので、出かけるとき「今日は買わない」「見るだけ」と約束をさせて毎回出かけるのですが、さすがに昨日はこどもの日、小さなお気に入りの恐竜模型を見つけ480円の買い物をしました。漁協女性部のじゃこ天のお店ではこどもの日にちなんでお菓子のプレゼントがあり、孫は二重のプレゼントに大喜びでした。恐竜ごっこや読書など孫の相手は疲れました。それでも風呂に入れ9時には床に入って孫と寝たため、午前2時の今頃になって目が覚めて寝られず、ついつい書斎でパソコンに向かいました。

 何気なく目に付いた「Ameba今日の占い」「今日のshinー1さんの運勢は?」という欄をクリックすると次のような占い予想が出ていました。

 恋愛運2

 恋愛は波乱の時を迎えています。おつきあいしている恋人に複数の異性からアプローチがあります。そんな状況を偶然見てしまうshin-1さんは、気が気ではなくなってしまい、精神的に疲れ果ててしまうのです。また、相手は誘惑に弱くなっているため、あなたの方がはっきりした態度を示さないと、別の異性にさらわれてしまうことになります。恋人を手放したくないのであれば、自分の気持ちをはっきりと当てに伝えるようにしてください。そうすることで、自然とふたりのきずなはは深まり、数多くの困難も乗り越えていけるようになるでしょう。この時期は、なによりもマンネリを打破することから、幸運がもたらされるのです。

 健康運2

 shin-1さんの健康運は上昇しています。バテ気味だった人も、元気が出てくるでしょう。この時期は、ゴルフの練習場、バッティングセンター、テニス、卓球、ビーチバレーなどに出かけて、積極的に身体を動かす事をお勧めします。じっとしていると、ストレスがたまりやすいときです。できるだけバスや電車を使わずに、自分の足で早く歩くか、自転車を使いましょう。エネルギッシュに動き回って汗をかき、食欲を増進させてください。

 仕事運5

 shin-1さんは仕事に理想を求め過ぎ、職場に不満を感じて転職を考えるかも知れません。ただし、求めるような理想的な職場や仕事は、簡単に手に入れられるものではありません。性急に結論を出さず、自分の仕事をもう一度じっくり見直しましょう。金運は順調で、アルバイトなどによる臨時収入も期待できるときです。目移りするほど買いたい物があるとしても、できるだけ貯金に回したり、転職に備えて資格試験の勉強に投資したりするのが賢明です。

 占いは当たるも八卦当たらぬも八卦だそうですが、自分に当てはめて考えてみると、恋愛運は別として、健康運や金運は結構役に立つアドバイスとして受け止めれそうです。私は神社に備え付けているおみくじなど引いたことは殆どなく、いつもおみくじを引く妻に無意味だから止めろと咎めたりしていました。ですからこの「今日の占い」も参考意見として聞いておきたいものです。

 世の中自分さえ分らない運勢を人が考えられる訳がないといつも思います。でも人間はそのように先のことが分らないだけに先の事を知りたいと思うのも本能かも知れません。でもやはり自分の運勢が上向くのは他力本願ではなく自力で実行する意志の強さ以外にはないようです。

  「偶然に パソコン運勢 見てしまう 殆ど外れ 少し当たって」

  「運勢は 他力本願 成就せず 自力で努力 勝ち取るものだ」

  「この歳に なっても気になる 恋愛運 ばかばかしいと 思いつつ・でも」

  「おじいちゃん 来たと弾んだ 孫の声 来たか応える 身体に精気」 

  

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