○今年も暑い夏がやって来た
夏祭りのシーズンです。県内あちらこちらから賑やかな夏祭りの話題が届く度に「今年も暑い夏がやって来た」ことを実感するのです。役場生活35年の中で最後の20年余りは夏祭りの最前線で働き、今日の夏祭りの基礎を築いてきましたが、今は地元自治会長なので実行委員会の役員として下支えに関わる程度なので随分と楽が出来、冷静な目で夏祭りの実態を見ることが出来るようになりました。合併という歴史的な出来事があって夏祭りのあり方も随分変わってきました。役場職員総出で働いたのはもう昔のこと、予算も大幅に削られ追々細りの感は否めませんし関わる役員にも何か冷めた空気が漂っていることも事実です。でも何処かで立ち止まって「何のために」「何を」「どうすればよいのか」をもう一度考え直す必要があると思うのです。その結果夏祭りが役目を終えたと判断すれば止めればいいのです。活動には「始める活動」「続ける活動」「高める活動」「止める活動」ぼ4種類があるようですが、私たちがやった「始める活動」も「高める活動」として随分努力して来ました。しかし今は「続ける活動」というマンネリズムの暗いトンネルに入っており、ひょっとしたら「止める活動」という選択をしなければならないのかも知れません。
それでも、わが自治会の街中には七夕飾りが飾られ、夜ともなると提灯に明かりがともり、海岸には無数のパラソルがまるで花が咲いたように開いています。「まあこれもよしか」と思ったりもするのですが、少なくとも夏祭りは地域の活性化を目指すのですから、更には何がしかの税金を使うのですからそれなりの効果を上げなければ意味がありません。
朝早くから一生懸命鯛めし弁当を作る漁協女性部の皆さん、何日もかけて魚のつかみ取りの準備をする漁協の皆さん、花火の寄付に回る皆さん、ビーチバレーボールの運営に汗をかく皆さん、福まきのお餅をつく皆さん、踊りを踊るみなさんなどなど、長く続けることは様々な分野でそれぞれのシステムが出来上がっているのですから面白いものです。
多分一年中で一番多くの人が今日の夏祭りと海水浴のためにシーサイド公園に集まってきます。町中が人と車でごった返しているのです。わが家も末っ子を除けば全ての人が来て、坊さんまでが朝早くから棚行にやって来ました。
今日珍しい人に会いました。漁協の魚市場で大漁祈願祭があってその帰りに、かつてETとしてこのまちに赴任していたキャロリン岡部という日系2世の女性に会いました。久しぶりに遊びに来たそうですが一緒に仕事をしたり、わが家へも度々遊びに来た顔なじみなので懐かしさ一入でした。話を聞くと何でも今は証券会社に勤務しているそうです。それにしても外国の人はよく休暇をまとめて取りますね。彼女の話だと双海町で一週間過ごすというから驚きです。私なんぞは自由人なのに2日も続けて休むと「何か変だな」と思うのです。
それにしてもいい夏祭りの一日でした。ご覧下さい。シーサイドの昼下がりの光景です。夕方になって孫にジンベエさんを着せ、
混雑するので単車に載せてシーサイドの餅撒きに参加しました。孫は餅拾いは初めてとあって要領が分らず自分の所に飛んできた餅は全て投げ返すという失態を演じました。でもかろうじて9個拾ったようでした。その後家族と合流し叔父から青レンジャーの面を買ってもらい得意になっていました。
その後親類の子どもと合流し花火を楽しみ長い夏の一日がようやく終わりました。
これは私が撮影した花火の失敗写真です。お粗末ながら・・・・。
「夏の夜の 花火見上げて 口開けて 綺麗と拍手 つられて拍手」
「田舎でも 花火見上げて さあどうだ そもわが上げた ように言いつつ」
「花火寄付 集めた俺も 貢献度 自慢しつつも つい嬉しくて」