shin-1さんの日記

○夕日の男だのに何故か朝日新聞によく載ります

 洒落のつもりでタイトルをつけたのではありません。私が夕日でまちづくりをやっていることは自他共に認める周知の事実ですが、若いごろから何故か朝日新聞によく紹介されます。講演会で朝日新聞と夕日の話をするとみんなが思わず笑ってくれるものですから、このミスマッチを盛んに吹聴しています。

 若いごろから新聞やテレビを上手く利用して、殆どタダで夕日や自分の町を宣伝していましたが、私は昨年の3月で第一線を退いていますので、最近はテレビ出演はあっても新聞登場なんて縁遠くなったと思っていましたら、何と昨日の朝日新聞愛媛版に「地域の自立を目指して」と題して内子の森本さん、徳島上勝町の横石さん、高知馬路村の東谷さんと私が載っているのです。昨日は第1回目なのでこれから何回か4人の活動が紹介されるようです。

 地元紙愛媛新聞の愛読者が圧倒的に多い中で朝日新聞が何処まで読まれているかは知りませんが、情報通からは早くもメールや電話が入って話題になりつつあるようです。テレビの即効性は誰しも認めるところですが、新聞の地を這うような反響や影響はコピーという現代文明に乗って広がる特異性を持っているので、私たちまちづくり人は新聞の進の値打ちを知っておかなければなりません。

 かつて私や私の町が新聞に取り上げられる度に、近隣市町村や仲間からはやっかみもあってか、「目立ちたがり屋」なんて悪評を叩かれたものでした。また羨ましがられたことだってあります。しかし私は「目だって何が悪い。こんな小さな町が生き残っていくには、金をかけずに公共のメディアを使うことはちえなんだ」と反論しましたが、余り反応はありませんでした。

 合併して双海町という自治体が消えたこともあってか、最近は伊予市双海町の記事が極端に少なく、これも時代の波かと諦めていますが、もっと私たちは自分のやっていることに自信を持って情報発信すべきだと考えています。

 昨日はえひめ地域政策センターから新聞のコピーが送られてきました。新聞も買わずに載るとはけしからんと怒られそうなので伊予市のコンビにまで出かけて130円で朝日新聞を買ってきました。義理堅い男でしょう。すると顔見知りの店員さんが「えっ夕日の若松さんが朝日新聞ですか?」と冷やかされました。

 今日はどんな記事が載っているか、新聞を買いに行く暇がありませんでした。悪しからず。

  「どうしてか夕日の男が朝日載るそれもそのはずいずれも太陽」

  「新聞は比べ読みすりゃ面白い何処か何かが違って見える」

  「新聞の記事見て顔がやつれてるそんな心配友がメールで」

  「つわものに比べりゃ俺は見劣りす少し弱音は歳のせいかも」

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shin-1さんの日記

○貝殻の土産

 私のように年中旅をしていると、手荷物を出来るだけ少なくするため行った先々でお土産を買うのが煩わしくて殆ど買いません。それでも相手の方が地元の特産品をと気を使って手土産に持たせてくれます。最近は行く前や後に土産を送ってくれたりするものですから恐縮この上ありません。

 先日も那覇や石垣島へ出かけましたが、滅多に沖縄を訪ねない人は、市内で、空港で、行った先々でと買うわ買うわ、気がついたときは手に持ちきれないほどで、結局は宅配便で送るという始末です。私など買うのはお茶ぐらいなものですから財布の中身も余り減りません。

 今度の旅で珍しい物を手に入れました。分科会の現地研修で石垣島の美しい海岸に薬草を探しに行ったのですが、その折珊瑚の死骸が堆積する海岸でしゃこ貝の貝殻を見つけました。参加者の殆どは石になった珊瑚の珍しい形をした物を探していましたが、私はしゃこ貝を3個見つけたのです。これが大中小の3点セットのように中にきっちり納まるのです。「これが本当のサンセットだ」などとジョークを言いながらみんなに見せるととても羨ましがられましたが、私はこれをビニールの袋に入れタオルに巻いて背中に背負ったナップサックへ入れて持ち帰りました。ここだけの小さい声の話なのですが、本当は海岸の石や貝殻はたとえ拾って持ち帰ることは出来ないのです。(この話は絶対言わないように頼みます)

 金で買わないしゃこ貝の土産を見た妻は「まあ綺麗」と驚いた様子でしたが、興味がないのか私の書斎の机の側にドンと置いて、飾ろうともしないのです。海舟館にでも展示しようと思っています。

 観光地へ行くと殆どの建物に落書きが見られます。イースター島のモアイ像に落書きをした日本人の恥じる行動が叱責されたのは記憶に新しい出来事です。日本人は何故か旅の思い出の証を何かの形で残したいじんしゅなのでしょうか。勿論私もその一人かもしれないと、持ち帰った貝殻を見て苦笑しています。

  「しゃこ貝の土産背中に帰り来るシナ海漂うドラマとともに」

  「思い出は心に留め持ち帰るこれが土産と自分に言って」

  「泡盛は?届かぬ土産要求す友の一言心にグサリ」

  「片隅に夕日あるのか三セット座布団一枚大き声飛ぶ」

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