○自覚・健康・立志の少年式
愛媛県内では12歳の中学2年生を対象に少年式というのを各中学校が計画実施しています。中にはかなり大掛かりな記念行事をしている所もあるようですが最近はいたってシンプルで、成人式に比べ爽やかな感じがします。
今年は昨年に引き続き直線距離にして僅か300メートルしか離れていない上灘中学校の少年式に招かれ、講演をして先ほど帰って来ました。生徒のの数も33人とこじんまりしており、お母さんもその程度集まっていました。会場は寒い時期に配慮してストーブのついた部屋が用意され、壁にはそれぞれの考えた決意が長い半紙いっぱいに力強く書かれて張っており、決意の程が伺われました。
講演会は少年式らしく運営からあいさつまで全て子どもたちが自主的に運営していました。私の話は大きく分けて5つのことを約10分づつに分けて50分間話しました。1、私には両親がいます。その両親にもそれぞれ両親がいるとねずみ算式に考えると10代前には1024人の先祖がいることになります。摩訶不思議な世界です。その長いリレーのバトンを受け継いでいることを肝に銘じ命を大切にしよう。2、私は子どもの頃に読んだジョン・万次郎の生涯という本に影響され30歳になったらアメリカへ行こうと目標を立てました。目標を持つと強くなれます。3、氷山の一角という言葉があります。今の成績は浮かんだ部分の僅か1で自分にはまだ自分も気付いていない6もの可能性があります。可能性を信じましょう。4、人間は幸せになりたい、金持ちになりたい、成功したいという三つの願望を持っています。幸せになるには相手の幸せを考えることも大事です。5、幸せには人にしてもらう幸せ、自分で出来る幸せ、人のためにしてあげる幸せという三つの幸せがあります。などなどを話しました。
私の話の全てを理解してもらえるとは思いませんが、これからの長い人生の旅路の少しばかりの役に立ってくれることを望んでいます。子どもたちと一緒に聞かれたお母さん、私の話をどう感じたでしょう。
「元服の誓い新たな二年生書いた決意にやる気みなぎる」
「まだ初心なしかし大人の二年生二つの顔にほんのり笑顔」
「明日入試職員室に書いている子親先生気を揉む前の日」
「よく見れば見慣れた顔の人ばかり普通進ちゃん今日は講師だ」