○扇風機に似たハロゲンヒーター
前年の冬はわが書斎に10月23日の秋祭りを目安にホームコタツを入れて暖を取っていましたが、「我慢大会」ではないものの退職を機に少し寒さにも慣れようと1月下旬の昨日まで、書斎にストーブを置いているにもかかわらず、点火するのを止めていました。しかし今年の寒さは尋常ではなく南国四国といえども早朝4時の気温は5度以下になることもあり、少し寒さを感じていました。これを見た妻が「それを年寄りの冷や水というのだ」と、身体を気遣って叱るものですからついに暖房の羽目になりました。しかし4畳の小さな部屋で灯油ストーブを焚くと酸欠になる恐れがあるので、只今留守中3男の部屋からハロゲンヒーターを持ってきました。
電気が熱源のハロゲンヒーターはまるで扇風機とそっくりで、つければ直ぐに温かくなるし扇風機そっくりに首振り動作までするのです。温度は2段階ですが熱源の色がオレンジ色なので見た目に暖かく感じるのも気が休まります。ハロゲンを使っている私を見て妻は「それ見なさい。温かいでしょうが。私の意見は親の意見以上と思って聞きなさい」と私のことをまるで子ども扱いです。でも確かに温かく適度な快適さが気に入りました。こんなんだったらもっと早くと正直思っていますが、妻の手前我を張った自分の行動を少々反省しています。
温度が入ると効率が良いはずなのに不思議なるかな人間は時間が経つに連れて眠気をもよおして来ます。昨日は早朝4時に起床して書斎のハロゲンヒーターの電源を入れましたが、2時間経った6時ころには
少し眠気がやって来ました。前の晩深夜バスの旅だったから疲れていたのかもしれませんが、大脳の働きは温かくなると鈍るということも肝に銘じておかなくてはなりませんね。
昨夜友人が訪ねてきました。応接間は冷暖房兼用器具を入れているのですが温度が上がるまでには時間がかかります。居間は暮らしの中心ですから色々な生活用品が置いてあるのでごく親しい人でないと失礼に当るので案内をためらいます。気候のよい季節だと煙会所や夕観所へ案内するのですが、昨晩は雑多なわが書斎へ案内しハロゲンヒーターを囲んでの雑談となりました。近づけば結構暖かいので話が弾み深夜にまで及びました。
今年の冬はこの熱源であと一ヶ月の厳寒期を乗り切りたいと思います。合言葉はハロゲンは「ハロー元気」です。
「ハロゲンの小さきヒーター暖を取り大寒寒き夜遅くまで」
「珍しやこの扇風機暖かい初めて見た父目を丸くして」
「ガラス戸に映りしハロゲン赤々とわが顔染めて少し夜明けつ」
「ハロゲンの灯り色見て思い出す裸電球ソケット吊り下げ」