shin-1さんの日記

○あなたの未来は何色?

 私たちが子どもの頃、写真といえば白黒でした。親父が持っている古い写真帳はその白黒写真の殆どがセピア色に変色して、歴史の重みを感じさせてくれますが、その写真も元はといえば全て白黒です。でも白と黒だけであのような写真が表現できるのですから面白いものです。 

 私が町の「広報ふたみ」を担当したのは昭和49年4月15日付け299号からでした。月に2回の発行で実に10年間240号もの広報を世に送り出したのですが、その殆どの写真は正月号を除けば白黒だったのです。でもカラーの写真に比べ白黒の写真はシンプルがゆえに中々上手く撮れませんでした。

 あれから何年経ったでしょうか。今は「えっ、白黒写真ってあるの?」と言われるほど、余程カメラに凝った人でないと白黒写真はお目にかかれないのです。簡易カメラだってデジタルカメラだって全てカラーの世の中なのです。

 さて「あなたの未来は何色?」と問われたらあなたはどんな色を連想するでしょう。自分の未来に失望した人は黒なんて色を創造するかもしれません。高齢者のことをシルバーなんて表現するから、将来はシルバーなんていう人もいるでしょう。色は正直なもので着ている服の色を見て、地味な年齢の人が赤い服を着ると「少し派手じゃない?」なんて言われることもあるかも知れません。

 昔高倉健と倍賞千恵子が主演した「黄色いハンカチ」という映画がありましたが、「黄色いハンカチ」という色だけで何かハッピーエンドを連想することが出来ます。

 「私の未来は」いい予感の「伊予柑」色か、「真赤なリンゴ」色か、「若緑のキャベツ」色か、それともそれらの「色を配合したまったく新しい」色か、迷ってしまいます。

 でも色を想像すると具体的な物を連想してしまいます。人間牧場の「水平線の家」の外観は周囲に配慮して淡い山吹色を選んで自らが塗りました。ウーン山吹色も捨てがたい。私のハーフコートはベージュ系の白だからこれも清潔感があっていい。

 結局只今のところ「私の未来の色」は決まりませんでした。でも少し色について意識の中に色の存在をインプット出来ただけでも良かったと思います。

  「白黒に何時の間にやら色がつきそのことさえも分からぬ暮らしに」

  「ある人にあなたの未来何色か問われたものの答えも出せず」

  「赤い服着た妻幾分若返り少し見直す正月の朝」

  「気がつけば好みの色しかない私似合っているのか似合わずなのか」

 

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shin-1さんの日記

○体重計に一喜一憂

 現代人は体重計がやたらと気になるようです。それもそのはず現代人の食生活は「水を飲んでも体重が増える」と嘆くぐらい肥満な人が多いのです。自分の周りの人を見渡し頭に浮かぶ特に中年の女性は、どちらかというと釣鐘型の寸胴で、失礼な話ですがくびれが少ないのが実情です。勿論この傾向は男性だって同じで、温泉族といわれる温泉愛好家の目的は減量と美味しいビールを飲むことにあるのですから・・・・。

 妻に言わせると「体重を減らすのは余程覚悟がないと難しい」のだそうです。妻の場合勤めている近所の歯医者さんまでは僅か500mくらいなのですが、減量のため万歩計をつけて歩いて出勤です。健康な人の一日の歩く歩数は1万歩が目安だそうですが、妻はその努力の甲斐もなく毎日1万歩には届いてないようで、時には1万歩を稼ぐために遠回りをしたりして帰ってきます。夕方帰るなり「やったあ、今日は1万歩超えた」などと自画自賛です。でも万歩計なるものくらい当てにならないものもありません。仕事で身体をゆすってもカタカタと歩数を加えるのですから、正式歩数1万歩を確保するためには2千歩は余分に歩かないと1万歩に届かない計算になるのです。私の場合は携帯電話に歩数計がセットされているのでだいたいの目安が分かりますが、これも目安なのだと過信しないようにしてます。

 歩くことも大事な運動量なのですが、食べるものにも気をつけなければなりません。現代の食生活は高脂肪・高カロリーな食べ物が多いようです。肉類を減らし食事にせっかく気をつけていながら、お菓子や清涼飲料水、それに果物などを知らず知らず口にすると、体重計は正直な目盛りを指すのです。

 お正月は「食うては寝る」まるで豚のような生活をするといわれますが、その運動しない高脂肪な豚を食べれば豚と同じように太るのです。低カロリーな鶏の肉だってブロイラー肉はやわらかいとよく食べますが、鶏も雛から出荷まで僅か3ヶ月だそうで、運動させないで大きく育った鶏肉も高脂肪な食べ物なのです。

 少し運動に気をつけ、食事に気をつければ体重計は下がります。「女性の天敵は運動不足と食生活なのですから」と言う口の下、妻は相変わらず菓子と果物を口に放り込んでいます。

 私も正月に1キロ増えました。私の場合は正月に高脂肪なハマチの刺身を毎日食べた結果かもしれないと、食生活の見直しよりも、むしろ運動を増やそうと人間牧場の開墾に汗を流しています。さて1週間後の体重変化が楽しみです。

 日々の暮らしの中で毎日計る体重はまさに長生きと深い関係を持っています。体重計が憎らしく思えないよう毎日の暮らしに注意したいものです。

  「えっこんなはずじゃあないと思うけど針は正直ピンと跳ね」

  「一万歩歩いた安堵は菓子でふい増えるはずだよよく見ていると」

  「豚食って豚が寝るよな過ごし方そのうち豚に豚も驚く」

  「冬だから体動かす意味がある親父せっせと室内散歩」

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