shin-1さんの日記

○ジャガイモとサツマイモ

 かつてまちづくりを視察に来た北海道勇払郡鵡川町の菅原さんと、これもかつて無人等に挑む少年の集いを通じて交流している埼玉県北本市の峯尾さんから秋の味覚ジャガイモとサツマイモがそれぞれ送られてきました。毎年のことながら律儀にも特産品を送ってくれるお二人には感謝せずにはいられません。

 姿形こそ違えどとらの芋も美味く味わっています。しかし菅原さんから届いたジャガイモは北海道産というレッテルが貼られ他産地を大きく引き離す知名度がある代物なのですが、峯尾さんから送られてくるさつまいもはどうして?と首を傾げたくなります。それもそのはずサツマイモといえば鹿児島や鳴門金時を思い出し、田舎を連想する食べ物であるのに、れっきとした首都圏産なのです。

 食べ物はこのように、先入観がまず浮かぶのが今まで習慣でした。ところがその後激しい産地間の競争によって知名度が逆転しているものが多いようです。どっちの料理ショーなどの料理バラエティ番組などによって、産地の名前は一変することも聞きました。でも先日蔵の街といわれる埼玉県川越にお邪魔したとき、川越名物サツマイモのフルコースをご馳走になって、やっと峯尾さんが埼玉県から自分の作った自慢のサツマイモを送ってくれることの意味がやっと分かりました。

 早速北海道や埼玉県では珍しかろうと青きりのごく早生みかんを送りました。毎年この頃になると知人の農家で分けてもらったこれも自慢のみかんを30箱くらい全国に向けて出荷するのです。年中旅をしている私は、旅先のそこここで優しい温情に触れたり過分な土産をいただくものですから、このような長い付き合いが続くのです。菅原さんは夏に夕張メロン、冬は子持ちシシャモを届けてくれます。子どもたちも大好物で、菅原さんのことはよく知っているようです。

 サツマイモもジャガイモも近所に二人のことを話しておすそ分けしました。交流はこうして身近な所へ広がってゆくのです。

 今日は満月らしく月がとっても綺麗です。昨晩は娘が病院夜勤なので孫が一人で泊まりに来ましたので、夕方少し肌寒い外気の中を散歩のために妻と三人仲良く手をつないで月明かりの道を歩きました。孫がお月様を不思議そうに見ながら「お月様はどうして明るいの」と尋ねられましたが、「太陽の光を」なんて説明しても分かりませんから、「朋樹君がお散歩するから明るくしているのよ」と妻の説明でした。「ふーん」納得納得で・し・た。

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shin-1さんの日記

○酒よ

 吉幾三さんの歌ではありません。今日の夕方役場のかつての同僚が酒盛りの会場から電話をかけてきました。酔った勢いというのでしょうか、相当ボルテージが上がっていて、これからそちらへ酒をさげて行くからというのです。丁度明日までの締め切り原稿作成の真っ最中だったものですから、断ったら「付き合いが悪い」だの散々言われました。退職して約半年、「元気か」の一声もかけない人たちに「付き合いが悪い」と言われたので「付き合いが悪いのはどっち」と切り替えしたら、「あんたは役場を辞めて横着になった」と散々しかられました。

 酒は時としてこのように、酔えば相手を平気でなじります。私もかつては酒を浴びるほど飲んでいたので酒飲みの心境は分かります。酒で何度も失敗もしました。二日酔いの頭の痛さと酒の失敗を悔やみもしました。でも最後に言われた言葉には呆れました。

 「山の上に別荘を建てよるそうだが、結構なご身分ですね。私たちは合併で苦労をしているというのに。今度別荘へ飲みに行くから案内してくれ」と言われたので、私ははっきりと「荒れは別荘ではありません。人間牧場という長年の夢を実現するために建てているのです。酒を飲みになどこなくて結構です」と言って電話を切りました。少しして「えらい失礼なことを申しました」と、部下の職員からお詫びの電話がありましたが、人間牧場も知らない人から見ると別荘にしか見えないのでしょう。また別荘を建てる身分かとなじるのも分かります。そして酒を飲みに行きたい心境も・・・・・。でも酔っているにしろ、電話にしろ、寅さんなら「それを言っちゃあお終いよ」てなところでしょう。

 昨日立派な公務員になりたいと、日曜返上で頑張っている人たちの塾に参加して感動した姿との、余りにも大きい落差に落胆しました。「合併で苦労している」って、冗談じゃあないよ。合併の時に交わしたサービスは高い方に、負担は低い方になどのマニフェストは一体どうなっているのと言ってやりたいとも思いました。まあ一人で言ってみたところで仕方がありません。愚痴や悪口はこの辺で収めます。

 胆嚢の手術以来酒を飲まなくなって早5年が過ぎました。今夜は一度も信念を曲げることもなくこの5年間酒を止めた自分を少しだけ褒めてやりたい心境です。ワープロに向かいながら、娘が嫁ぐとき払い下げてくれたミニコンポでラジオを聴いていると吉幾三さんの「酒よ」が流れてきました。歌を聴きながらほろ酔い機嫌で街を歩いた懐かしい日々が思い出されました。

  

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