shin-1さんの日記

○木を切るべきか切らざるべきか

 人間牧場には、かつてみかんを栽培していた名残の防風垣の一部である杉の木が数本残っています。その木は明らかに防風垣だったと思わせるように、一本の根元でありながら途中から数本に枝分かれしています。多分途中で剪定して日当たりと防風垣の両得を望んだのでしょうが、残念ながらその後の手入れも行き届かず、枝分かれしたまま成長したものと思われます。

 眼下に広がる豊田漁港の眺望は残念ながらこの杉の木に隠されていますが、ある人はこの杉垣を切った方が眺望が開けるから良いといいます。またある人は木は絶対切らないようにしないと、気は育つのに時間がかかるともいいます。どちらを信じてよいのか迷いますが、気はいつでも切れると後者の意見を尊重しています。間違いでしょうかねえ。

 木は正直いってない方が見晴らしは良いです。でも冬の季節風のことを思えば残しておきたいのです。何故この地に母が杉を植えたか考えればやはりみかんを風から守ることだったと思うのです。また双海町は地すべり地帯でもあるので木や草は土砂の崩壊や流出も防ぎます。

 今年のように草の勢いが強いと、いっそのこと草枯らし(除草剤)でもと思うものですが、除草剤は草を枯らすと同時にミミズなどの動物や微生物に影響があるといいますし、目先の楽より環境を守ることを考えなければなりません。

 百年の木を育てる気概でこれからも少しずつ木を植えてゆこうと思っています。

 何年か前、レクリェーション全国大会のネイチャー部会が双海町で催されたとき(私たちが主催)、樹木に聴診器を当てて樹内を流れる水の音を聞いて驚いたことがあります。ものいわぬ樹木の中を流れる水の音の不思議なささやきを聞いて感動したものでした。

 みかんの木を風から守るため、人間に痛めつけられながらも必死に生きてきた杉の木を、今度は私が守ってやりたいと思っています。

 

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shin-1さんの日記

○真人間牧場に孫を案内

 恐らく年齢的に最も長生きするであろう我が家の孫を、人間牧場に案内しました。松山に住んでいる長女夫婦の長男で名前は岡本朋樹君といいます。来月には3歳になる孫は、私たちにとって初孫であり、大泉さんが歌って大ヒットした「孫」という唄の歌詞そのままに、目に入れても痛くないほど可愛いい、我が家の星といったところです。週末にはやって来て愛想を振りまく仕草に目尻が下がりっぱなしで、じじバカぶりに自分ながら呆れています。

 この孫をこれまで3回人間牧場に案内しました。急で狭い道を小さな軽四で走るものですから、行く途中は不安そうな顔をしていましたが、到着すると工事中にもかかわらず忙しく動き回り、息子が持参した双眼鏡を首にぶら下げて覗いてみたり、すっかりご満悦のご様子でした。片言で「おじいちゃん綺麗ねーえ」と褒めるあたり、中々のじょうず者とお見受けしました。今年88歳の米寿を迎えた親父も建前と途中、それに完成してからと3回やってきましたが、こんなお褒めの言葉はなく、褒めたからよいというのではありませんが、親父も年齢差85歳の孫に言葉遣いを教えてもらわなければならないと苦笑しました。

 孫はこれからどんどん成長するでしょうが、この次いつ来るかは定かではありませんが、大きくなってこの場所を友達に案内する日があるかも知れないと希望的に思うか、こんな田舎に来るものかと否定的に思うのかは大きな差があります。希望的に考え孫の成長を祈りたいと思います。

 やがて3人の息子にも子どもが生まれることでしょうが、おじいちゃんの宝物として人間牧場に案内したいと思いますが、さて何時のことやら・・・・・。

 朋樹君は完成した人間牧場をまだ見せていません。藪蚊の心配も無くなったのでそろそろ4回目の案内をしたいと思うのですが、気まぐれな孫のこと、行くというかどうかとても心配です。でも必ず満足してくれるでしょう。

 昨晩は一緒に新婚旅行のお見送りをし、その足で我が家に泊まりにきました。一緒に風呂に入り、一緒に寝ました。幸せです。平和です。嬉しいです。

 

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