人間牧場

〇人のまねのできないような事をする
 私は凡人ゆえ人様のような大それたことをすることはできません。ましてや権力や財力を持たないので思ってもできないことだらけです。でも元気に生んでくれた親に感謝する丈夫な体と、小さなことを毎日続ける凡事徹底だけなら出来るはずだと、自分の体力と知恵を働かせて生きています。

 その昔になりましたが、朝5時に起きて毎日自分の造ったシーサイド公園に出かけ役場へ出勤するまでの3時間海岸の清掃を12年間続けたことも今はよき思い出です。毎日1・10・100・1000・10000を目指す地道な活動も目下進行中だし、毎日書いているFacebook3本の記事書きも「記録と記憶」の実践です。

 私にでもできる①始める活動、②続ける活動、③高める活動はまあそれなりですが、最近④止める活動が視野に入ってきました。①②③も難しいのですが、④の止める活動の見極めがこれが中々難しいのです。年齢を理由にしたくはありませんが、そんなお年頃となりにけりです。「①始める活動は人に相談し、④止める活動は人の相談するな」と言われているので、肝に銘じています。

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〇ホワイトデーと切り干し大根
本命チョコは勿論のこと義理チョコも届かないような年齢になりましたが、唯一来年小学校に入学する予定の女の子の孫から、バレンタインの日にメッセージを添えてチョコレートが届いていたので、ホワイトでの一昨日妻と二人で次男宅へ出かけました。

「チョコレートより大好きなイチゴがいい」とリクエストがあったので、家の直ぐ近くのコープえひめの店頭でイチゴを2パックと少々のお菓子を見繕って渡すと大層喜んでくれました。帰り際「今度来る時切り干し大根を持って来てね」と言われ、「えっ」と思いました。

ネギは嫌い、餡子も嫌いとわがままを言っていますが、「切干大根が大好き」とは近頃の子どもにしては「何か変?」だと思いました。今年は切り干し大根が折からの菜種梅雨のような雨に見舞われ超不出来でしたが、次回行く時は綺麗な切干を選別して「持って来る」と約束をしました。

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〇妻の肩コリのもみほぐし
 自称亭主関白の私ですが、最近妻に対して優しくなったような気がします。妻は78歳なのにまだ近所の歯科医院へパートで勤めていますが、最近肩が凝ったと時々言うようになったので、長年の罪滅ぼしのつもりで時々妻の肩を揉んでやっています。

 若い頃は肩こりなど言わなかったのに、やはり歳のせいでしょうか。私が揉んでやると、まるで褒め殺しのように「気持ちがいい」「お父さんは天才だ」と褒めてくれ「楽になった」と感謝されています。

 私は四十肩、五十肩にはなったことはありますが、今は肩が凝ったと感じることも殆どなく、時たまぎっくり腰になることもありましたが、今は風呂でやってる腰痛体操でそれもなくなり至って丈夫です。今晩も肩を揉んで欲しいとリクエストがあるので、これからやる予定です。

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〇3時間・3日・3年の壁
 私たちは3月11日の東日本大震災や、1月1日の能登半島地震など、日本の各地で頻発する自然災害は枚挙にいとまがない災害多発の日本で暮らしています。災害で被災した当事者にとっては一生忘れられないし忘れて欲しくない出来事でしょうが、その時は寄り添って心を痛めても残念ながら、外野にいる私たちは失礼ながら、日常は思い出すことも殆どなく、「早13年か」と記憶を蘇らせる程度の記憶力しかないようです。

 私たち人間の記憶能力は余程のことがない限り3時間・3日・3年の壁があるようです。その中でも一番近いのは「3時間前」です。何もなければ思い出すこともなく記憶の彼方へ消える運命にあるようで、「今朝何を食べた?」ことすら「はて?何を食べたのだろう?」と曖昧な記憶にハッと驚くのです。「3日前」に至っては思い出すこすら忘れています。

「3年前」となると365日×3年=1095日も経っていて、1095日分の新しい出来事記憶が積み重なってもうお手上げです。そのような人間が唯一出来ることは記録をして記憶にとどめることです。「記録しないものは記憶されない」とは民俗学者宮本常一の言葉ですが、凡人の私でもささやかな記録なら出来るかも知れないと退職後間もなくブログや、その後Facebookで記録をするようになりました。公開していることもあって、多くの人が読んで感想を寄せてくれていますが、過去の記録がアーカイブス記憶機能で瞬時に取り出せる便利な世の中です。

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〇芋けんぴ
 私たちが子どもの頃は、冬になると毎日のように家の床下に保存していたサツマイモをまるで常食のように食べていました。ゆえに「また芋か」と思ったり、田舎ゆえのダサい食べ物としか思いませんでした。

 ところが時代が変わるとサツマイモは健康食品として見直され、天ぷらや干芋のひがしやまや、芋けんぴはお土産として売られるほどになりました。先日高知へ日帰りの旅に出かけた折、高知が特産の芋けんぴが目に留まり買って帰りおやつ代わりに食べています。

 歯が丈夫でないと食べるのは難しいようですが、私はまだ噛めるので湿らないよう口に封をして一回4~5本と決めてテレビを見ながら食べています。芋類の難点は食べ過ぎると屁が出るようで、よく行儀が悪いと叱られたものです。それもこれも懐かしい思い出です。

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〇二宮金次郎の教え
 表現は悪いのですがどちらかというと無知な部類に属する私ですが、小学校2年生の時に小学校の校庭に建てられていた二宮金次郎銅像に興味を持ち始め、その後金次郎銅像が左手に持っている本が中国の古書「大学」の一節であることを知ってからは、とりわけ金次郎の生き方に興味を示し、尊徳翁夜話などを読んだり、私塾年輪塾で二宮金次郎をテーマに学習してからは、その生き方に大きな影響を受けました。

 二宮金次郎の4つの教えは「万象具徳」「以徳報徳」「積小為大」「一円融合」と、四大綱領は「至誠」「勤労」「分度」「推譲」です。縁あって人の前で話すことの多い私ですが、幾ら無知だからと断っても、人を説得することはできず、自分が実践して知識を智恵にしなければなりません。これが中々骨の折れることですが、教えを実践し始めると少しずつ教えが納得いくようになり始めました。

 毎朝5時に起きて3時間自分で造ったシーサイド公園の砂浜を毎日12年間掃除をやった結果、何とか二宮金次郎の教えが少しずつ理解できるようになりました。まだ学びの途中ですが、これからも生きている限り実践を通して人間としての生き方を学んで行きたいと思っています。幸い二宮金次郎の生きた時代にはなかったしやれなかったことも現代にはあるし、やれるようになってきました。もう少しの辛抱です。

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〇スズキが2匹届きました
 寒いこの時期は海が時化て漁に出る日は殆どありませんが、久しぶりに時化の合間を縫って鰆流し網に出かけたという漁師さんが、スズキを二匹家まで届けてくれました。

 こんな日の水仕事は一瞬身が引き締まりますが、こんな寒い中を沖に船を出した漁師さんのことを思うとわがままこの上ないので、妻の割烹着をかけて外調理台で、鱗引きや内臓取り出しをした後水洗いして3枚に降ろしました。

 三枚に降りした身とアラの一匹分は同居の若嫁に渡し、もう一匹はわが家が取りました。若嫁はアラ煮に、身は刺身にしたようで、わが家はアラで澄まし汁、身は刺身にして食卓に出してくれましたが、プリプリして美味しくいただきました。いつもながらの頂き物に感謝しました。

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〇LEDの懐中電灯が要らなくなりました
 このところ寒い日が続いていますが、季節は順調にめぐって夜明けが早く夕暮れが遅くなってきました。初冬の12月からこれまでは夜が明けるのが遅く、毎日1万歩を目指している早朝ウォーキングも、LEDの懐中電灯がないと歩くことが出来ませんでしたが、この頃になってウォーキングに出かける午前6時には外が明るくなって、いつも持ち歩いているLEDの小型懐中電灯もそろそろ必要でなくなるようです。

 只今の時間は午前5時53分ですが、窓から見る外の景色はまだ暗いものの、外に出ると足元が見える程度に明るくなる予定です。これまでは懐中電灯に照らされた足元しか見えませんでしたが、周りの景色を楽しみながら歩ける楽しさが待っています。さあ4分前時間です。ウォーキングGoです。

 今帰宅しました。要した時間は約50分、歩いた距離はスマホ内蔵の歩数計によると約6500歩です。今朝は時雨程度の小雨がパラついてあいにくの天気でしたが、殆ど濡れることもなく、外気温度が5度以下で汗をかくこともないウォーキングでした。これから新聞を読みながら、テレビで朝のニュース番組を観ながら朝食でリリンキャベ(リンゴとキャベツ)を食べます。その後連続テレビ小説「ブギウギ」の福来スズ子を見て一日が始まります。これが私の朝の日課です。

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〇私の3種類のデジタルツール
 デジタルに疎い私ですが、デジタルを使いこなせないのは「歳のせい」だと思ったり、人様に言われたくないので、同居の長男息子と、松山に住む大学に勤める長女の夫の助けを借りながら、何とかそれなりの受信と発信、それに私が名付けたデジタルコミュニティで、交流を続けています。

 私はパソコンとタブレット、それにスマホの3種類の機器を使っていますが、時々私の言うことを聞かず、幾ら頑張っても使えなくなって機能不全に陥ること間しばしばです。軽度のトラブルは自分、中程度のトラブルは息子、大きなトラブルは長男夫と自分が判断し決めているので、比較的早く復旧します。

 最近タブレットに充電ケーブルを接続して充電100%になっていても、使用のために持ち歩くと使わなくても充電メーターが半分にまで下がるので、先日む須磨の家に立ち寄った時、在宅だった娘婿に入り彩相談すると、この機種はバッテリーの取り換えが利かないようで、寿命かも知れないとのことでした。

 勿体ないけれど買い替えるしか方法はないそうで、さてどうするという話になりました。娘が妙案として父の日に4人の子どもがお金を出し合ってプレゼントしてくれると言ってくれました。子どもに迷惑をかけることは、これからの老後のことを考えると極力避けなければなりませんが、これも一つの選択肢のようです。

 

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〇論語の「子曰く、巧言令色、鮮(すく)なし仁」
 言葉巧みに相手の気持ちをつかみ、外見もスマートで見栄が良ければ、世の中を上手く渡って行けそうですが、自分が口下手だったり外見にコンプレックスをもっていたりすると、自分をみじめに思うものです。

 でも「口がうまかったり外見の良い人」はだいたい「仁」が欠けているようで、論語によれば「仁」とは孔子が人に最も大切なものとする、思いやり、いつくしみの心、他者への愛、人への情けのようです。

 最近横行し多くの人が騙される詐欺をする人の殆どは、そのたぐいの「仁」のない人が多く、口下手や外見にコンプレックスを持った人が騙されやすいようです。騙す人も悪いが騙される人も、人を安易に信じてしまう真面目な人が多いそうです。私だけは大丈夫と思わず、疑ってみることも大事なようです。

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