〇天草の晒し作業
このところ気温が上がり季節は春から初夏へと移ろうとしています。わが家では夏になると妻が天草でフルーツゼリーを作って食べさせてくれます。その原料となる天草の採集は一年中で一番干満の差が大きいこの時期ですが、春は雨が降ったり波が荒かったり、また種々の総会などが目白押しで、中々磯に行く機会がありません。
たまたま先日ワカメを取りに出かけた折、少し沖合の岩場に天草があったので、手持ちの採果カゴに入れて少しだけ持ち帰り、ポリ容器に水を張って天草を水洗いしてサナに広げて干す作業を始めました。天草は厄介な晒し作業をしなければなりません。あのまるで白髪のように晒して、ゼリー作りに使うようにするためには、水洗い+天日干し+水洗い+天日干しを何度も繰り返し、その過程で天草についたフジツボなどを取り除いて行くのです。
最初は茶褐色の天草も晒し作業によって徐々に脱色して行きますが、他の天日干しと違い雨に濡れても平気なのでその点は大助かりなのです。一昨日始めたばかりなので、恐らく約1ヶ月はかかるものと思われますが、わが家には毎年ストックしている天草もまだ沢山保存しているので、今年から仕事も辞めて家にいる妻に頼んでフルーツゼリーを作ってもらい冷蔵庫で冷やして食べたいと思っています。