人間牧場

〇スイカの季節がやって来ました
 私は子どもの頃からスイカが大好きです。田舎ゆえ子どもの頃は母ちゃんが前の年に食べたスイカの種を水洗いした後乾燥させて保存していました。春になるとその種を畑に蒔いてスイカを作るのです。今時のようにスイカを買って食べる風習はありませんでした。

 やがて芽が出てつるを伸ばしそこここに丸々と太ったスイカがなり、スイカのなっているつるの近くのパーマネントをかけたような姿の髭つるが1つか2つ枯れると収穫のゴーサインで、畑からスイカが収穫できるのです。当時は冷蔵庫がなかったので、冷水の流れ水や井戸に吊るして冷やして食べていましたが、あの美味しい味は今も忘れることが出来ません。

 双海町の東峰という小さな集落が国道56号線沿いにあります。ここは昔からスイカの産地で、毎年夏になると国道沿いに小屋が作られスイカを露天で売るのです。その地区が中山町に隣接しているので、いまでもここを中山町と勘違いをしている人が多いようですが、れっきとした双海町なのです。

 毎年この時期になるとわが妻は昔民生児童委員を一緒にやった赤尾さんのお店へスイカを買いに行くのです。今の時期はまだ走りですが、夏休みになるとお盆頃までスイカ売りは本格化するようです。私は毎年夏はスイカで生きているようなものだと妻に言われるほど毎日スイカを食べて過ごします。

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