人間牧場

〇「恩」を忘れることなかれ
 一昨日、人間牧場へ出かけた折、水平線の家の板壁一面を書棚にしている並べた本の中に、「恩」という透かし彫りの置物を見つけました。先日「知行合一」と書いた透かし彫りについてfacebook に記事を書いたところ、今は故人となってしまっている親交のあった、国立大洲青少年交流の家の元所長松岡孝次さんの奥さん洋子さんから、ご丁寧なお葉書をいただいたばかりでした。

 失礼ながら勝手にスキャンしこの記事に添えさせてもらいました。この「恩」という透かし彫りの置物も、松岡所長さんに私が頼んで彫って貰ったもので、「知行合一」とともに私にとっては心の戒めのために大事にしている言葉なのです。かつて交遊と親交のあった永六輔さんから、「生きるということは受けた恩を返すこと」と教えられました。

 先日人間牧場の枝垂れ桜の花見に来た人が、投げ銭を入れるために置いている小さな味噌樽の上にこの恩という透かし彫りを置いたところ、まるであつらえたようにぴったり収まるので、これからはこの御芳志樽にの上に置いて、松岡さんのことを話ながら使わせてもらおうと思いました。

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