人間牧場

大きく伸びた2本の杉の木
 人間牧場を造って17年目の夏を迎えています。造った当初は丸裸だった周辺の木々が枝葉を伸ばしたため、今ではまるで森の中に溶け込んだようないい雰囲気になっています。基本的には俳人高浜虚子の句である「ふるさとの この松切るな 竹切るな」の心境のため、中には景観を遮るものもありますが、まあ伸び放題といったところです。

 海に向かって建てられた水平線の家の窓の両側に、植えた訳でもないのに2本の杉の木が育ちました。水平線の家の土台近くなので傷めるかも知れないと思っていたものの、ついつい「まあまあ」と思っていましたが、あっという間に2階の屋根を超えて、4~5mの高さにまでなりました。

 わが家には大学2年になる孫と、中学3年になる2人の孫、それに中1の孫の計4人の男の子がいます。一番大きな杉の木には「朋樹&希心」、もう一本の杉の木には「尚樹&奏心」と、この木の成長と孫の成長をダブらせて名前を付けていますが、4人ともこの木に負けないくらい大きく育っています。

 特に孫希心はまだ中3だというのに、背の高さは親の背を越し180㎝にもなっているのですから驚きです。今年の夏休みには4人を連れて人間牧場へ行き、記念写真を撮ってやりたいと思っています。わんぱくでもいいから逞しく育って欲しいものです。

「牧場に 植えた訳でも ない杉が 偶然2本 スクスク伸びる」
「17年 あれよあれよと 言う間なく 天を仰いで 屋根より高く」
「ふるさとの この松切るな 杉切るな 俳人虚子の 強い戒め」
「夏休み 4人孫連れ 牧場で 記念写真を 撮ってやりたい」

 

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