人間牧場

〇私は野菜育て・息子は花育て
 ふと気がつくと、新型コロナの感染が拡大し始めた3年前から、私の日常が一変しています。17年前に役場を退職してから、愛媛大学の非常勤講師や客員教授、聖カタリナ大学の講師などを務め、年間60時間の授業をこなしながら、県内はもとより県外まで講演などに足を延ばして、忙しく動き続けていましたが、それらからも殆ど退き、今はあれこれとボランティア活動をしながら晴耕雨読を加えた日々を暮らしています。

 今は、「あなたの本業は何?」と聞かれたら、「本業ボランティア、その他時々百姓」と言ってもおかしくないような「無色・無職・サンデー毎日」のような日々を過ごしています。春のこの季節は「ボランティア」も「時々百姓」も何かと忙しく、「何でそんなに忙しいの?」と妻に言われる度に、「教育=今日行く所がある」、「教養=今日用がある」などと駄洒落を連発しながらやっています。

車庫屋上で一斉芽吹いたヒマワリの苗箱

 私が菜園で野菜を育てている傍で、息子は朝顔やヒマワリ、ホウズキなどの花を育てています。私は「家族が食べる健康の源である野菜を育てている」のに、息子は「みんなのために花を育てている」と、お互い他愛のない誇りを口にしながら、時折助け合ってやっています。息子の花の苗育てもどうやら佳境に入っているようで、車庫の屋上には30箱もの苗箱にヒマワリの種が蒔かれ、それらが一斉に芽吹いて順調に育っているようです。2週間後には中山の十彩会のひまわり畑に持って行って移植するそうです。

「いつの間に 無色・無職の 人間に サンデー毎日 毎日楽しく」
「教育と 教養ありて 幸せと 駄洒落言いつつ 忙しそうに」
「親・野菜 息子は・花と それぞれに 違う役割 誇りを持って」
「共通は どちらも人の 役に立つ 助け合いつつ 他愛もなしに」

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