〇子ども体験塾収穫祭(その2)
子ども体験塾のプログラム原案は昨年度のプログラムを基に修正を加え、担当している公民館主事さんが原案を作ります。それを基に担当する実行委員さんが手を加え、更に公民館長と実行委員長の私がチェックを加えるという1加+1加+1加+1加=10くらいになるような気概でやっています。1+1+1+1=4なのに、みんなの知恵を加えれば10人力になるという方程式?です。
活動には①始める活動、②続ける活動、③高める活動、④止める活動がありますが、さしずめ毎年継続している収穫祭は続ける活動と高める活動に力点を置かねば、マンネリのそしりを免れないのです。事務局を担当する公民館主事さんもそれをしっかりと理解していて、企画段階から「どうしたら子どもたちに感動を伝えられるか」考えて企画書を作成してくるのです。ゆえに子どもたちは①楽しい、②新しい、③ためになる、④主体的に動くの4つを体感するのです。
故に時間の使い方に余裕ができ、プログラムで予定していなかったプラスワンが生まれてくるのです。昨日の朝長男息子が、「お父さん今日は芋掘りで汚れるので、子どもたちに足湯でもしてやったら?」と予定にない提案があり、その役目を買って出てくれ薪で風呂を沸かしてくれました。ロケーション風呂と名付けたこのお風呂は、設計のお仕事をしている息子が設計した自慢の五右衛門風呂なのです。小さなことですがプラス1に充分なりました。
公民館主事さんのアイディアで取り組んだ「謎解き宝探し」も子どもたちは人間牧場周辺を動き回り、みんなで頭と体を使ったようです。子どもたちに余り人気はありませんが、毎回プログラムの最後に感想文を書かせています。板間やウッドデッキに寝そべりながら書く絵と文章は、お世辞にも素晴らしとは言えませんが、それでもコツコツ貯め込んでいます。
昨日の朝、人間牧場の直ぐ近くに住んでいる新春那さんの自宅を訪ねました。10月21日松山市で開かれた第43回全国公民館研究集会愛媛県大会の、私がインタビュアーを務めたダイアローグでサブインタビュアーを務め無事大役を果たしてくれたことへのお礼を言いたかったのです。新さんは双海町で行っている通学合宿に授業実習生として参加していて、その模様をスライドで紹介してくれました。
また、現在砥部町広田小学校に先生として勤務している宇津博美さんは、わが町の子ども体験塾で育った人財逸材で、昨日も寸暇を惜しんでスタッフとして加わり、戦力として活躍をしてくれました。さらに3代前の公民館主事赤石さんもスタッフとして加わり、小さな積み重ねがこうして10人力になっています。23年の積み重ねは伊達ではないと頼もしく思いました。さあもうひと踏ん張り、10人力を11人力に高めるために働きましょう。
「収穫祭 コロナ禍ながら 無事開催 みんなの力 10人力に」
「小さくて 目にはさやかに 見えねども プラス思考で 大きくなりて」
「ふるさとを 語りたくても 語れない そんな昔が 原点でした」
「いい歳に なったとそろそろ 思うけど やり残したこと まだまだありて」