人間牧場

〇今年もドングリ種を蒔く

 実りの秋となりました。最近は稲刈りも果樹の稔も極早生系が出回るようになって、いつが旬なのか分からない有様です。しかし人間が手を掛けれないドングリや椎の実などは、温暖化などの気候の変動で多少前後はしますが、昔と同じような実りを繰り返しているようです。

ドングリの実
ドングリを蒔く息子
ドングリを蒔き終えた畑

 息子がカブトムシの配布を始めたことがきっかけで、里海里山に興味を持つようになり始め、3年前から落葉樹クヌギの森を作ろと思い立ち、ドングリを拾い、プランターに蒔いてみました。色々試行錯誤しましたが、直播が一番効果のあることが分かり、以来果樹園の隅の畑を耕し昨年から苗作りを始めています。

 今年も松山の護国神社横の万葉苑の世話をしている藤原さんが昨年に引き続いてドングリの実と栃の実を拾ってくれ、息子も友人と近所の森でドングリを拾って帰りました。害虫予防のため2~3日水に浸け一昨日の日曜日、中耕した畑に息子と二人で5畝ほどドングリを蒔いてみました。

 息子はカブトムシ由来のドングリ銀行を作ってこれらの苗を配布し、荒れた里山に植えてもらう算段ですが、わが港の見える丘の植林や下草刈も、私の外反母趾手術入院という思わぬハプニングで思うに任せぬ一年となりました。はてさて里山運動の行方は?、また思い通りになりにくい試行錯誤の地域づくりが待ち構えています。

 

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