〇木の根っ子
今年は台風の大風で人間牧場のスモモの木が2本倒木、家の果樹園の甘夏柑の木が2本枯死と相次いで短い寿命を終えました。スモモの木は息子の手助けを得てとりあえず枝葉を切り、畑の隅に隅にうず高く積んでいて、そろそろ暇を見て焼却処分したいと思っていますが、甘夏柑はチェンソーで根元から伐採して片付けたものの伐根が残っていて、昨日地堀鍬やスコップで根っ子周囲の土を掘って伐根作業をやりました。
病害虫に強い甘夏柑ですが、一年中果実を樹上にならして必要に応じて果実を収穫しているため、かなりのダメージがあるようで、そろそろ根元に牛糞などの施肥をしてケアーしたいと思っていますが、今回枯れた2本の木は根元にマダラカミキリ虫が入った枯死のようでした。どんぶり鉢ほどの大きさの根元切株も、土を掘ってみると四方八方に根を張って、大地にしっかりと生きていたことがよく分かり、一つひとつの根を剪定鋸で切り、やっとの思いで伐根することができました。
樹木の根は、土中から水分や養分を吸い取り、地上に茂った枝葉や果実に養分を与えて生きています。根がしっかりしている木は枝葉も見るからに元気で、沢山の実をならしますが、少し弱ると色々な兆候が現れます。わが家は基本的に冬のマシン油を年に一度散布する程度の防除しかしないため、農薬防除をしないと柑橘類は中々難しいようです。伐根して更地になった場所は耕運機で中耕し、畝を立てて息子が拾って来たドングリの実を蒔く予定です。
「果樹園の 甘夏柑が 2本枯れ 伐採伐根 中々骨折れ」
「小さいが 根は八方に 広がって 往時偲びつ 鍬・鋸土中」
「木が元気 根元元気が 基本です これが中々 素人ゆえに」