人間牧場

〇孫の参観日

 「お父さん、木曜日の午前中空いている?。空いていたら奏心の参観日に行ってくれない!!」とわが家の若嫁に聞かれました。スケジュール表を見ると大丈夫のようなので、こともあろうか母親ならぬ育爺が孫の参観日に出かけることにしました。午前9時30分に上灘保育園に到着すると、孫たちはお買い物ごっこのお店に張り出す、看板を作り始めました。色々な色紙を誰に相談するでもなく思いつくまま張って行くものですから、店の名前を書いた文字など分らないほど貼り付けていました。

 それらの作った看板を2階のホールのそれぞれのお店に張り出し、さあお店屋さんごっこの始まりです。入口に銀行らしきものがあって、手作り紙のお金と買い物袋を貰って、「いらっしゃい、いらっしゃい」とうるさいくらいの呼び込み声が飛び交う中、買い物を楽しませてもらいました。私は金融広報委員会から委嘱を受けた金融広報アドバイザーなので、保育園児や小学校児童の金銭教育に深く広く関わっていますが、こうした買い物ごっこの遊びを通した金銭教育はとても大事で、孫奏心をはじめ多くの園児たちと色々な話をすることができました。

 その後保護者総会があり、分からぬまま若嫁の代理として出席して、決算報告や事業報告を聞きました。驚いたことに来年度の保護者会の会長に、わが家の若嫁が既に内定しているようで、薄々知ってはいたものの、当事者ではないのに年甲斐もなく少し顔が赤らんでしまいました。総会の後は保護者と園児と昼食会が持たれました。小さな座椅子に座って、孫と一緒に給食食事をするのは1年ぶりですが、ワカメ汁もキャロットサラダも、コロッケやデザートも全て美味しく完食しました。孫奏心も今は年中組みですが、来年はいよいよ最後の年長なので、せいぜい出かけて孫との交流を楽しみたいと思います。今では園児たちに「奏心君のおじいちゃん」とすっかり覚えられて、会話を楽しんでいます。

  「保育園 母親欠席 爺代理 買い物ごっこ 付き合わされて」

  「帰宅後も 黄色い声が 耳残る 元気と疲れ 同時いただく」

  「席並べ 給食食べつつ お話を 奏心爺ちゃん 顔覚えられ」

  「あと一年 孫のお陰で 保育園 行ける権利を 有しています」

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