人間牧場

〇春はそこまで来ています

早くも芽を膨らませている川津桜
早くも芽を膨らませている川津桜

 目にはさやかに見えねども、季節は巡りて早くも春の足音が聞こえています。昨日は人間牧場の畑の中耕をしましたが、鍬で土を掘り返してみると、ヨモギなどの雑草は地上の芽は動いていないものの、白い根を土の中で四方八方に伸ばして、春の準備をしています。昨年植えた早生系の川津桜は早くも新梢が膨らんで、葉芽も顔を覗かせているようで、どんな花が咲くか今から楽しみです。

成長著しい標準木の枝垂桜
成長著しい標準木の枝垂桜

 人間牧場に4年前、枝垂桜の苗を2本植えました。私が代表を務める21世紀えひめニューフロンティアグループでは、各地の地域づくりを桜の苗木で支援しようと、千本桜の森事業というのを始めました。既に全県下に目論見どおり千本の桜が植えられましたが、その折人間牧場に成長の目安として標準木となる枝垂桜を2本植えました。一緒に植えた一本はそれ程成長していませんが、倉庫横に植えた一本は適地だったのか、目を見張るような成長ぶりで、風で梢が吹き飛んだものの、早くも根元は太腕ほどの大きさに成長して、昨年も綺麗な花を見ることができました。

閏住の菜の花が咲き始めました
閏住の菜の花が咲き始めました

 下浜の水仙畑に続き、閏住の菜の花も咲き始めました。昨日人間牧場からの帰りに妹の店である「くじら」に立ち寄った折見ましたが、早くも3分咲きといったところで、気の早い花見客が沢山集まって写真に収めていました。これから3月まではこの菜の花を見に沢山の人が集まりますが、心ない花見客がいるもので、昨日も花をかき分けて花の中には入って写真を撮っていました。私が注意をすると不機嫌そうに花の中から出ましたが、花を作っている地元のひとのことを思えば、こんなことはできなはずだと、マナーの悪さに心が傷みました。暦は大寒のころで、まだまだ寒波もやって来るでしょうが、春はもうそこまで来ています。

  「地中では 早くもヨモギ 根を伸ばし 春が来たこと 私に告げる」

  「よく見ると 川津桜の 膨らみも 待ち遠しいなあ 桜の季節」

  「標準に しようと思い 倉庫隅 植えた桜が 今じゃ立派に」

  「閏住の 菜の花ただ今 三分咲き 列車一両 長閑に走る」

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