人間牧場

〇久しぶりの夢工房

 私は若い頃から色々なグループに所属して、同年代の人と志を培ってきましたが、夢工房という20人ほどのグループもそのひとつで、もう35年も前に私と高岡さんが作った県庁職員・市町村職員をメンバーにした勉強会です。県庁と市町村には昔から目に見えない上下関係のようなものがあって、余り交流がありませんでしたが、私たちは愛媛県の発展のためには、県庁と市町村がタッグを組むことが涵養と思い、同志を募りました。県庁は高岡さんが、市町村は私が思いのある人に声をかけ、20人ほどが3ヶ月に1回程度足繁く、松山駅前路地裏の居酒屋四十雀の2階の狭い部屋に集って勉強を重ねました。

 毎回の勉強会には高岡さんと私が、自分の人脈で探し当てた著名な人に卓話を無料で頼み、その話を肴に飲みながら大いに議論しました。日銀の支店長さんや愛大の学長さん、県警の本部長さん等指折り数えれば切りがないほど多彩な顔ぶれの話を聞き、自分のスキルアップに大いに役に立ちました。例会の回数こそ減ったし、あの頃若かったメンバーも既に多くの人がリタイアし、また現職の人はそれぞれの職場で重要な役職について活躍をしているのです。昨日は私の最も古い友人で、伊方町三崎の塩崎さんから2日前電話が入り、「双海町まで午後4時30分に到着するので、そこから一緒に会場まで行こう」と誘いの電話が入りました。

 私は所用で出かけていると、塩崎さんが大きなブリを持って自宅へ来てくれたようで、急いで身支度を整え待ち合わせ場所の地域事務所から、私の車に同乗して松山まで向いました。道すがら色々な日常会話を交わすのも楽しいものです。塩崎さんは退職後果樹園を1町6反まで増やし農業にいそしんでいるようです。
 昨日は同志13人が集まりました。現職は4人ほどですが、飲むほどに酔うほどに人生の機微に話が及び、沢山の裏話を聞くことができました。年齢的には私が一番上なので、このまま歳を重ねると、夢工房を一番先にリタイアするのは私かも知れませんが、しっかりと体とスキルを鍛え、お荷物にならぬようにしたいと思いました。集まったメンバーを見ながら「私もまだまだ」と確信を得た四十雀での一夜でした。

  「夢工房 名前の通り 生きてきた これから先も 夢を育む」

  「年齢は 一番上の はずなのに スキルまだまだ 皆には負けぬ」

  「私には まだまだやること 多過ぎて 今日も明日も 4,5年先も」

  「夢がある 夢をつないで 夢工房 夢ドリームでなく ターゲットです」

 追伸、高岡さんが私の最近の新聞記事や舞たうんの執筆記事をコピーして持参し、集まった皆さんに紹介してくれました。山本さんが石鎚に作った公衆トイレの話をしてくれました。佐川さんが今年6月に本を出すそうです。鶴井さんが心筋梗塞で倒れ心臓が止まったけれど、再生会病院へ救急車で運ばれカテーテル手術の結果蘇生し、目出度く生き返ったそうです。みんなそれぞれ目出度し目出度しでした。

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