○舞たうん112号が届きました
えひめ地域政策研究センターが発行している季刊雑誌「舞たうん」112号が届きました。届きましたというよりは、先日センターに立ち寄った際、送付作業に追われていた112号の編集担当だった川渕研究員から、先取りして持ち帰ったのです。本にしろ雑誌にしろ新しい出版物はいいもので、インクの匂いがすると何処かワクワク・ドキドキするものです。ましてや毎号柳原あやこさんに描いててもらっている表紙の絵が、下灘駅なので余計嬉しくなりました。表紙の裏側に次のような「表紙のことば」が書かれていました。
~JR下灘駅に都会からの若者たちが下車し、ベンチに座る。眼下は青一面に広がる海。夕陽が止まる双海はこのホームから生まれた。私も時は同じ頃か、石垣島白保を守る会の縁で知った地元の4歳児の発した言葉「海って生きているんだね」が、今も新鮮に残る。白保のサンゴは守られた。今度、都会から熱血「地域おこし協力隊」が下灘に降り立った。「ここは私の絵そのものです」と、ホームに立つ。双海の海も生きつづけていますよ。柳原あやこ~と、メッセージが書かれていて、感無量でした。
112号は「地域活性化への新しい風」~地域おこし協力隊~が特集テーマで、編集子川渕さんの~(前略)今回は、それぞれ地域で活動している地域おこし協力隊にスポットを当て、現在の活動状況や課題、これからの展望等を取り上げることとした。(後略)~と書かれたリード文が読者を本分へと誘っています。毎度の事ながら22ページと23ページ見開き2ページに特選ブログ/shin-1さんの日記Vol19「頑張る地域おこし協力隊」という私の連載記事が載っています。今回は双海町下灘地区に配属されている富田敏さんのことを少しルポしましたので興味のある方や舞たうんが届く方はご一読の上ご批評願います。
世の中は自然と人によって動かされています。自然は不変なものであり、人間の力ではどうすることも出来ませんが、自然を生かして生きることは出来るのです。地域おこし協力隊に応募した人の中から冨田さんを選んだ目利きの良さは人間の成せる技です。選ばれた冨田さんが今までと違った尺度で地域を活性化しようと挑むのも人間の力です。また冨田さんに触発されて、動こうとする人たちを束ねる人間の総合力がなければ地域の活性化は絵空ごとに終るのです。いい地域にするよう及ばずながら多いに協力したいものです。
「今号も 拙文連載 したけれど 文章書くは いつも難し」
「石ひとつ 都会で見つけ 野に放つ 光り輝く ようにしないと」
「下灘の 駅に想いを 寄せている 何処か昔の 私に似てる?」
「表紙絵に 描かれた姿 懐かしい メルヘンタッチ さすがさすがと」
若松進一 様
ありがとうございます。次から次へとアイデアが湧き出てきてはシャボン玉のように消えゆく日々です。さまざまな私の思いを是非とも一度ご評価ください。お酒は…、飲み過ぎないよう注意します(笑)
冨田様
一年が終る前に、一年を総括して二年目を考えるため、松本さんたちと近々一杯飲みながら作戦を練りませんか。今度は数値目標を立てましょう。そうすれば成果が見えてくるはずです。
私は今日、冨田さんの家の前を通って、大番頭米湊さんと小番頭松本さんと一緒に朝ヶ峠を越えて大洲市柳沢田処で開かれる年輪塾へ行きます。今日は二宮金次郎の七代目の子孫中桐万里子さんを二回目に迎え、百人ほどの大杉年輪塾を開く予定です。
地域を開くのも、地域を発展させるのも人ですから、まず学住民の習を怠らないようにしなければならないと思います。
近いうち出会いましょう。
人間牧場主 若松進一
若松進一 様 さっそくのご返信ありがとうございます。ありがたいお言葉、痛み入ります。私は音痴ですので歌は上手にならないと思います。したがって個性的な音痴のウグイスを目指します。試練は望むところです。 “shin-1さんの日記”、昨年5月からの熱心な読者です。「いつも読んでいます!ファンです!」などと言うのが気恥かしくお伝えしておりませんでした。申し上げておけば良かったですね。これからも楽しく読まさせていただきます。
冨田様
舞たうんの原稿といい、ブログの記事といい、いつもながらの拙文ですみません。
いつもブログを拝読していただいているとは知りませんでした。嬉しい限りです。
最近ウグイスの鳴く声と同じように、あなたの話題をあちらこちらで聞くようになりました。
まるでウグイスの声のように・・・・。
ウグイスも最初は鳴くのが下手ですが、そのうち上手くなって谷渡りが出来るようになります。
双海町の皆さんは、例え鳴き方が下手でも「鳴くまで待とう不如帰」です。
決して「鳴かぬなら鳴かしてみせよう」とか、「鳴かぬなら殺してしまえ」なんてことは絶対しませんからご安心下さい。ただし仕事の性格から3年間で少しでも目標に近づくように努力はしなければなりませんが・・・・。
地域づくりの難しさは、難しい仕事に挑戦した経験がある私だけに一番よく知っています。
一番の成果は、あなたがこの町に永住できる条件を整えることですから、そろそろ2年目には将来のことも考えたいと思っています。
石の上に3年、針のむしろの上に2年、お釈迦様の手の上に1年と行きたいものです。
差し当たりお釈迦様の手の上の前段として2年目は厳しい試練を乗り越えましょう。
少々驚かせましたが、まあ気長にやりましょう。お付き合いのほどを・・・。
人間牧場主 若松進一
若松進一 様
いつもたいへんお世話になっております。双海町下灘の冨田です。
若松さんのブログ、毎日欠かさず拝読いたしておりますが、コメントの投稿などはお邪魔になるばかりと、これまで遠慮申し上げておりました。しかしながら今回だけはコメントさせていただきます。
(先にお詫びいたします。このあとのお話し長いです。悪いクセです)
この度のブログ、
また「舞たうん」の記事では、過分にお取り上げいただきありがとうございました。
昨年6月の終わり、引越しのトラックを追いかけて海岸周りの汽車に乗り、下灘駅に降り立った瞬間、私の目標は定まりました。
〜ここで暮らしていきたい〜
ウグイスの歌と伊予灘の波のざわめき、まだ柔らかな初夏の陽射し、そしてにっこり微笑む松本さん。いまでも鮮明に見え聴こえてくる私の原風景です。
挨拶周りのなかで1番多く聞いた「何もない」。でもその次に続いた言葉は「だけどええところ」でした。すごい!と思いました。何もないけど惚れ込んでいる。故郷に寄せる無償の愛、みんな双海を愛してる。
地域づくりなどまったくのド素人の私でもこれなら出来ます。見て聞いて感じて惚れ込む。愛する人はいま何を必要としているのか、愛する人と楽しく暮らしていくためにどう動けば良いのか、これをじっくり考える。
間もなくこちらにきて1年になります。暮らしにも慣れ、道も覚え、日々を楽しく過ごしています。でも成し遂げたことはまだひとつもありません。地域に対する影響力は皆無です。
これから小さな小さな点々を、細い糸でつなぐ作業になると思います。少しずつでもカタチに出来るよう努力してみます。
長々とすみませんでした。これからもご指導くださいますよう、どうぞよろしくお願いいたします。