人間牧場

○わが家はもう初夏の装いです

亜鉛ドブ付けメッキの立派な階段

 一昨日の朝、伊予市三秋の西田鉄工所の若い社長さんが何やら階段のようなものを積んで来て、いきなり作業を始めました。この社長さんは設計事務所に勤めている長男とは無類の親友で、家族ぐるみで付き合っているのです。そのため人間牧場のウッドデッキに取り付けた蚊帳張り用のステンレスも、家の裏の外用流し台周辺等のステンレス工事も全てこの社長さんと、息子が相談して整備をしてくれました。しかし今回の屋上へ上がる階段の工事は聞いていなかったので藪から棒って感じでした。
 これまで使っていた階段は親父が漁師をしていた頃網にかかって引き上げたものを、捨てるのは勿体ないと再利用していたのですが、長年海水に浸かっていたため赤く錆びて老朽化が著しく、息子が屋上でソーラー発電の試験を行なっているため、再三再四屋上に上がるので、子どもが踏み外して事故でもあったら大変と、注文をしたようなのです。

 その日の夕方自宅に帰った息子に妻が、「あの階段工事どのくらいお金がかかるの?」と聞いたら、「10万円するので5万円自分で出すから5万円はお母さんが出して」と、事後承認の形で不満ながら「お父さんに聞いて見ないと」と、その場は即決を避け、保留にはしたようですが仕方がないと言っていました。私も孫が同居してから気になっていた危険階段だったので、「やる時は前もって相談するように言っておけ」と、少し不機嫌さを前面に出して妻に伝えました。
 今朝新しく取り付けられたこの階段を使って車庫の屋上に上がってみました。息子が実験と言って楽しんでいる、ソーラーパネルが4枚置いてありました。屋上から見える町のシンボル本尊山周辺は、目の覚める様な新緑です。この新緑を借景に出来る幸せを思いながら、山の端から上がった朝日に向かって思い切り深呼吸しました。

車庫屋上から見える新緑の本尊山

 車庫の横の緋モミジも新緑ならぬ見事な新緋の葉っぱを広げています。家庭菜園の隅では満開に近づいた色とりどりのツツジが咲き誇っています。行く春を惜しみ、来る初夏を思いながらさわやかな春の風に吹かれて眺めていると、何だか幸せな気分になりました。
 

綺麗な緋モミジ
 この緋もみじも家庭菜園の横に100メートルに渡って植えたつつじも、私が苗から育てて植えたものなので、もう30年も経って今では立派に葉を茂らせ、立派に花を咲かせて見る人の目を楽しませているのです。植えない木は育たないし、花も咲かないのですから、親父と二人で育てたこれらの木々をこれからも大切の育てて行きたいし息子に譲りたと思っています。
満開を迎えた家庭菜園横のつつじ
  「階段を いきなりつける 半分は 出して欲しいと 妻を通じて」
  「車庫の上 向かいの山を 見渡して 深呼吸する 何とも言えず」
  「このツツジ 親子二代で 育て来た 次の世代へ 引き継ぎたいが」
  「連休は 何処へも行かず このツツジ 眺め過ごそう 納得しつつ」
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