○腐葉土づくりのビニール張りをしました
昨日は北西の季節風が吹いて、人間牧場から見下ろす豊田漁港も、漁師さんが時化て漁に出れないため、黄色い漁船が仲良く綺麗に並んで停泊していました。農園の梅林も次第に開花した花の数が多くなり、メジロが数羽嬉しそうに啼きながら飛び交って、寒さの中にも何となく「春近し」を感じるような一日でした。
農園もいよいよ春の農作業をしなければならない時期になってきました。これまで溜まった枯れ木や枯れ枝はその都度焼却処分しているし、草刈りも万全なのですが気がかりはやはり梅林の剪定です。剪定は技術がいるため一度専門の人を雇いたいと思っていますが、中々手をつけることができなく今日の日を迎えているのです。
昨日はとりあえずの作業として、1月8日に落ち葉を集めて踏み込んでいた腐葉土づくりの苗床に発酵促進を促すためのビニール張りををすることにしました。家を出るのが早朝だったため、頼んでおいたビニールが間に合わず、結局は中央公民館の赤石さんに代わって宮栄館長さんがわざわざ牧場までビニールを持参してくれました。苗床の外壁はコンパネを使っていますが、もう今年で4年目を迎えたこともあって少しくたびれ、今年いっぱいで取り変えなければなりませんが、とりあえず補修をしてビニールを張るためのサン打ちをしました。
サンは水平線の家や倉庫の建築などに使った残りの端材を保管している中から選んで使うのです。
乾いた落ち葉と、前もって振りまいていた油粕や米ぬか、それに牛糞堆肥を鍬で丹念に混ぜ、ジョロで水を与えるのです。それが終わると骨組みの上にビニールを張る作業をしました。風が少し強くて一人で作業するのは難しかったのですが、何とか30分ほどの作業でちょっとしたハウスが出来上がりました。
作業中にも電話が鳴りっぱなしで、その都度手を休めて電話の対応をしましたが、結局県外の方がシーサイドで出会いたいという急な依頼もあって、作業を手早く片づけ山を下りました。
友人からの話によると伊方町三崎の旧友塩崎さんがモノレールに足を挟まれ怪我をしたというのです。電話見舞いでもと人間牧場から電話をかけました。本人はいたって元気で、足指骨折、かかとは骨が欠けるかなり重症のようでしたが、ギブスを入れて静養しているとのこと、とりあえず安心しました。
塩崎さんは定年退職でリタイアして2年になります。家業の農業をやっていますが、清見タンゴールやポンカンの取り入れで忙しい農繁期の事故だけに、かなり痛手のようでしたが、気力と体力のズレるこの年齢の時期は気をつけないと取り返しのつかないことになるので、お互い気をつけようと励まし合い電話を切りました。
昨日の新聞に載っていた三セクの民営化の問題で意見が聞きたいという支所を訪ねたり、届いた学校評価委員会の所見に目を通したり、人が訪ねてきたり、相変わらず忙しい一日でした。
「腐葉土を 作るビニール 張る作業 風が悪さし 難義しながら」
「寒くても 春が近いと 予感する メジロ忙しく 梅林飛んで」
「イノシシが 積み上げ薪に 体当たり 不満タラタラ 猪に聞こえず」
「友足を レールに挟み 大怪我と 風の便りに 電話で見舞う」