○事始めの卓話講演会
意識的に理由をつけて、今年は年末年始をできるだゆっくり過ごそうと決意をして望みました。結果的に人に左右されはしませんでしたが、かえって自分のやりたかったことに夢中になり過ぎ、また身内の不幸も重なりあれやこれやと忙しい日々を過ごしました。松の内も鏡開きも終わって一段落ついた1月12日、わたしが学識理事をしているこーぷえひめの幹部会に招かれ、新春卓話をすることになりました。年末年始約2週間も講演から離れていると、その間を取り戻すのに一苦労しました。
普通卓話は30分程度なのですが、最初尾崎部長さんから依頼があった時はすこし長めの45分になり、りじちょうさんや専務さんとのすり合わせの結果、1時間をいただいたのです。参加者は地域理事の女性陣を含めた常勤職員さんで、はてさて何を話そうか思いつつ登壇しましたが、終ってみるとあっという間に時間が過ぎてしまいました。
本当は講演後も残ってグループ討議にも加わりたかったのですが、明くる日三重県で環境省の仕事が入っていて、天候の都合では前夜に出発しなければならないかも知れないと思っていたので、失礼をさせてもらいました。今日出張先の三重から帰りパソコンを開けてみると、尾崎部長さんから皆さんの意見や理事長さんの話しなどの様子がメール発信されていました。
コープえひめの学識理事に就任してから3年半余りが経ちましたが、コープの皆さん方は安心とか安全とか特に食品のことについては相当の知識を持って論じているようですが、人生いかに生きるかといったライフワークやライフスタイルについては、余り論じられていないと思いそのことを少しだけ強調させてもらいました。また支所長さんはじめ第一線で働く人たちは、行政やノルマを重んじる余りに、昨年と比較することが基準になって新しい発想が湧きにくくなっているような感じがして、「新しい発想」についても話をさせてもらいました。
現在学識理事は私を含めて3人いますが、他の二人はエコノミストであり、事業家でもあるので、経済や経営などの話は私など遠く及ばないため、私の存在感はその辺にあるのかなあと思いつつ、私にしかできないオンリーワンを、残された任期のこれからも一生懸命努めたいと思っています。
私はコープえひめの理事に選ばれてとてもラッキーでした。自分にないもを持っている人との巡り合いは、自分の人生の幅や奥行きを存分にくすぐってくれているのです。まさしく「人は人によりて人となる」の言葉通りなのです。
大川理事長さんや松本専務さんのひたむきな学習態度にも頭が下がるし、若い常勤理事さんたちも謙虚で個性派ぞろいで将来が楽しみです。
さあ今年も忙しい日々が始まりました。今年も今まで通りではなく少しだけ今まで以上になるよう夢と希望を持って生きて行く予定です。ご指導をよろしくお願いいたします。
(私が講演する間、大川理事長さん自らが私のデジカメで写真を撮っていただきました。恐縮でした)
「手始めに コープえひめで 事始め 二週ブランク 勘が戻らず」
「この冬は 日本列島 冷蔵庫 口元寒さ こわごわ開く」
「人は皆 他人によりて 人となる ゆえに大事と 人を思わん」
「さあやるぞ 腕をまくりて 事始め 木になるカバン 今日も提げ行く」