○薪割り終わる
軽四トラックに2台も人間牧場に運び込んだクヌギの木の山を見て、はてさてどうしたものか思案しました。生木な間に処理をしなければ割りにくいことも長年の経験から分っているものの、一人で割るのには少々多過ぎるのです。でも今年の目標達成のために掲げた「人間力向上のための10の力」の中に、「②行動力」というのがあるので、まずそれを人に頼らずやってみようと決意して、前日の午後から昨日にかけて始めました。
年末年始に温存していた体力を生かして、最初の一日は面白いように仕事がはかどりました。しかし作業が進むにつれて、マサカリを振り上げる力が衰え始め、特にクヌギの根元である大きな木や、小さい木、それに節くれだった部分は何度マサカリを入れても跳ね返され、難儀が続きました。
こんな倍は気分転換とばかりに、夏の間畑の隅に集めていた杉の枯れ木を集めてたき火をしました。昨日は風もなく穏やかだったので枯れ木は勢いよく燃えるのですが、この枯れ木は畑の一番下にあるため急な坂道を持って上がるのは大変で、火が燃え終わるのを見計らって10回ぐらい運び燃やしました。お陰で春から夏にかけて草を刈る時邪魔にならないで済むように片づきました。
昼ごろ私が農地を貸している稲葉さんがトラックで様子を見にやって来ました。稲葉さんは途中わが家へ立ち寄って、私が薪割り作業をしている旨を妻から聞いたのだそうです。妹の経営するくじらというお店で買ったたこ焼きを2パック持参していて、休憩がてら二人で食べました。妹からの差し入れ稲荷寿司も届いて、これで昼休みを返上して作業を続行できると内心喜びました。
(稲葉さんと四国犬の「からし」)
(樹齢50年生のクヌギの一番大きな根元)
稲葉さんは畑仕事の友にするため、つい最近軽四トラックと四国犬の犬を手に入れたそうで、車の中から元気な子犬が出てきました。猟犬とかで名前を聞いて思わず吹きだしてしまいました。稲葉さんの畑では昨年唐辛子が大豊作で、病害虫や鳥獣被害に遭うことなく収穫したようで、私にもおすそ分けを何回かいただきました。その名前にちなんで「からし」と命名したそうです。猟犬なのでいずれ気性が激しくなれば「唐辛子」と「唐」を冠につけるかも知れない笑っていました。
黙々とただひたすら薪割りを続けた結果、手が少ししびれてきました。また割り木が勢いよく飛んで来て足にも当たり、思わず顔をしかめるほどの痛さにも出会いました。さらに軍手をした手の平に豆のような異変が起こりつつある傷みも自覚し始めましたが、スピードを緩めながら、何とか午後4時過ぎに、薪割りの土台に使った大きな切り株を割って、ついに全てを割り終わりました。
(割り終わったクヌギの木)
自分の目の前にうず高く積まれた割り木の山を見て、凄い仕事量をこなした満足感に浸りながら、周辺を片づけました。この年齢にしてこの仕事量です。昨日一日の「②行動力」で、右肩下がりのように思っていた体力も少し自信のようなものが復活したような気がして、どこか清々し感じがして嬉しくなりました。
薪にした割り木はこのまま天日で乾燥して、今月中に前回と同じように軒先に綺麗に積み上げたいと思っています。軒先に薪を積んだ風景がこれまた人間牧場の田舎らしさを演出すると、今から楽しみにしていますが、薪積みは前回同様人介戦術なので浜田さんに協力いただきたいと思っています。
「長靴が 足を守って くれました 怪我なく終わり ホッと一息」
「体力が 右肩下がり 思ってた 仕事なし終え 少し自信が」
「この薪で ストーブ・かまど 風呂・たき火 燃料確保 昔に戻り」
「昨晩は 疲れていたか 床につき 妻の存在 気づかず眠る」
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赤石さん
こちらこそ大変お世話になりました。
お陰さまで何とか木が乾燥しない間に薪割りを終えることができました。
あのまま何日か乾かして薪積みをしたいと思います。その時は人手がいるので、都合が合えばお言葉に甘えてお力をお貸しください。
今年の私の目標は「人間力の向上」ですが、目標を掲げたものの中々骨が折れます。
でも之が私の生き方ですから・・・。
仕事も人生も楽しくなければね。
人間牧場主 若松進一
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本日のブログを拝見し驚きました。
あの薪を全て割ってしまったなんて。。。
お邪魔でなかったら、薪積みの際はまたお声をおかけ下さい!