shin-1さんの日記

○塾生と二人で水平線の家の大掃除

 昨日は年輪塾塾生の浜田さんがやって来て、人間牧場水平線の家の掃除を手伝ってくれました。浜田さんは私が人間牧場を開設するという話しを聞いて、私の門下生になりたいと志望した人です。まだそのころは人間牧場で人材の育成をしようというかすかな希望はあっても人間牧場の構想実現が最優先であって、年輪塾を開くなどという具体的な話にまでは踏み込む余裕すらなかったので、とりあえず預かりという形でした。その後清水さんと二人で話あった結果年輪塾構想がまとまり、私が塾長、清水さんが塾頭、米湊さんが大番頭、松本さんが小番頭という布陣で年輪塾がスタートし、浜田さんは晴れて年輪塾塾生第一号となったのです。浜田さんは読書家です。彼に出会って年輪塾塾生たちは読書の必要性を痛感し始めましたし、宮本常一に焦点を当てたこの2年間の学習の成果は彼の力に負うところが大きいのです。

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(土山地蔵尊のお堂)

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天井にはめ込まれた般若心経の掲額)

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(壁に吊るされた手繰りの石の掲額)
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(昔は根上がりの松がありましたが松くい虫の被害で枯死しました)
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(人間牧場が目指している手繰りの石の石垣)
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(天然記念物のシイノキの大木)

 浜田さんはウォーキングを趣味としているため、車に乗るのですが週末などはあえて列車に乗ってやって来ます。自分が小さいころ下灘に住んでいたこともあって折に触れ下灘を歩き、今では下灘を歩くコースを探るなど、面白くも変わった行動を取っていますが、昨日は車で登った私と歩いて登った彼と人間牧場で落ち合い、かつてフロンティア塾で使っていた石油ストーブを内子の大野さんから譲り受けていたので、掃除をしたり手入れをしたりして午前中を過ごしました。午後は浜田さんが考えている下灘のコースを歩いて見ようと言うことになり、二人で時間を計りながら池久保のお地蔵さんまで行きました。

 天気も良く、久しぶりのお地蔵さんは長閑な田舎の風情を堪能させてくれました。地蔵さんのお堂の中は天井に般若心経の掲額がはめ込まれ、すっかり見違えるようになっていました。池久保出身の中嶋都貞さんの寄進だそうですが、文字は本村にある慶徳寺の山口住職さんが書かれたそうです。

 手繰りの石垣を模写した掲額やお堂の周りの石垣、天然記念物のシイノキなどを見学しひと通りの散策を終えて牧場まで引き返しました。

 その後、二人で水平線の家の荷物をウッドデッキまで出し、板間にワックスを塗りました。二人でやったので30分ほどで作業を終えましたが、ワックスを塗ると水平線の家も見違えるように綺麗いなりました。家はやはり手入れ次第で綺麗になるものです。年末までには板壁や柱や天井もワックス処理をしたいと思っていますが、思いつけば仕事ははかどるのですが、あれやこれやと雑事が入り中々思うようにははかどらないものです。今一番やらなければならないことは作業小屋の片づけです。みかん小屋が潰れたのでとりあえず引っ越ししているキャリーを片づけなければなりません。キャリーも昔のようにみかんの貯蔵で使わなくなったので、処分しなければなりません。焼却処分することは出来ないので、小割りにしてプラスチックゴミとして処分しなければならないのでしょうが、冬の間に片づけたいと思っています。冬といえばもうそろそろクヌギの紅葉の時期になりました。葉が落ちれば宮栄公民館長さん宅のクヌギも切り倒して薪にする作業も始めなければなりません。今年の冬は予想以上に忙しい作業が待っているようです。

 ワックスが渇くまで移りゆく秋の季節を楽しみながら色々な話をし、帰りに稲葉さんの農場を見学して帰ってきました。


  「ワックスを 板間に塗って 磨き込む 一年間の 汚れ落として」

  「塾生と 二人羽毛持ち 中腰で 話しながらも あれやこれやと」

  「また次の 夢が膨らむ 文殊知恵 落伍とウォーク 束ねてやるか」

  「10年も 眠り続けた ストーブを 磨いて火入れ 新たな火種」 

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