○久しぶりの茨城県
昨年の1月31日から2月2日にかけて、地域づくり団体交流全国大会で茨城県を訪問しました。水戸が中心だったため茨城の各地にお邪魔することはできなかったのですが、今回縁があって桜川市から講演の依頼があり出かけました。そもそものきっかけは常磐大学の塚原先生が中心になって結成された地域資源学会総会の研修会で、私が20分ほどの発表をしたことでした。私の話を聞いていた桜川市職員の鈴木さんが私を招く準備を進め、そのプロローグとして7月16日山川さんと二人で人間牧場を訪ねてくれたのです。
昨日は朝一番の飛行機で松山から羽田へ飛びました。モノレール、山手線を乗り継ぎ秋葉原からつくばエクスプレスに乗って45分、終点のつくば駅に着きました。この路線は初めて乗りましたがこんな短時間で茨城へ着いてしまうのですから世の中も便利になったものです。つくば駅まで鈴木さんと山川さんにわざわざ出迎えていただき、途中農協祭りの会場で、蕎麦打ち実演の出店で新蕎麦をご馳走になりました。
(蕎麦をこねる蕎麦打ちグループのメンバー)
さて桜川市という地名を聞いてもどんな街なのか正直いってピンときませんでした。それもそのはず、真壁町、岩瀬町、大和村の2町1村が合併してできた街なのです。街の中央を流れる桜川という川にちなんで命名されたそうですが、何故か一番小さな大和村に本庁が置かれ分庁方式による行政が行われているようですが、筑波山、加波山、足尾山の常陸三山が背後に連なり、裾野に田園が広がるといった、自然豊かな街なのです。
つくば駅から約1時間で会場となるシトラスという旧大和村の文化ホールへ到着し、市長さん、夫k市長さんなど多くの方々と面談し1時30分からの講演会に臨みました。
この日は市長さんンと副市長さんンも出席するという力の入れようでした。講演会と講演会終了後のまちづくり教室がセットになっていました。講演は全体的に話すのですがまちづくり教室は講演で話したことや日ごろのまちづくりの疑問質問を参加した人全員一言ずつ述べあい、それに私が答えるという楽しい企画でした。楽しい話や質問も沢山出ていい雰囲気の会だったし、最後は常磐大学の学生さんの発表や、常磐大学の塚原先生も助言してもらうなど盛り沢山でした。隣の古河市役所からも参加があって名刺交換も沢山させていただきました。
(夜長談義終了後の囲炉裏を囲んだ会話)
(旅籠ふるかわの女将さんは市会議員さんでした)
その夜は真壁の旅籠ふるかわというひなびた雰囲気の宿に泊めていただきました。一晩一組しか泊めないという宿は古風で、格子戸を開けて入ると囲炉裏があり、風呂も昔ながらの五右衛門風呂でした。まるで水戸黄門の世界です。でも旅情かきたてる雰囲気に旅の疲れも癒される思いがしました。
夕方7時にはまちづくりの仲間たちが10人を超えて集まって来て、楽しい交流会が持たれました。私は酒が飲めないのですが皆さん酒豪ぞろいで、飲むほどに酔うほどに盛り上がり、夜遅くまで夢を語り合いました。皆さんにとって私の話は余程面白かったのか双海町へ夕日を見に必ず行くという相談がまとまったようで楽しみにしておきたい思っています。
復路は松山へひりまでに帰る便を確保していたので、6時起床食事、6時20分出発という強行軍です。まちづくり真壁会長の川嶋さんと鈴木さん、それに石川さんが早朝にもかかわらず送っていただき筑波学園駅から秋葉原、浜松町、羽田、松山と元来たコースを引き返しました。今回もいい思い出の残る桜川市への旅でした。
「昨年の 春に出会った 黄門さん、今度は尊徳 出会い賜る」
「五右衛門と 言う名の風呂に ひとり入り 下簾板乗って ふわりプカプカ」
「酒の席 お茶で付き合い 酔ったふり 俺も芸人 雰囲気合わす」
「お酒とは 怖いもんだな 出来もせぬ 夢を語りて 大風呂敷を」