○冬野菜の美味しい季節になりました
私はどちらかというと草食動物です。胆のうにポリープが見つかり全摘出手術をしてから油ものの濃いものが余り欲しくなくなり、手術してから10年になりますが特に肉は余り食べなくなりました。その分魚を食べてたんぱく質を補っていますが、私の嗜好に合わせてつい最近では野菜中心の手料理が食卓に並ぶのです。
そのこともあって、私と親父は家の横にある家庭菜園に色々な野菜を作っています。夏に沢山の実をつけて食卓をにぎわした夏野菜の殆どは姿を消していますが、ナスとピーマン、シシトウなどは最近まで沢山の実をつけていました。しかしここ2~3日の冷え込みで、ナスもピーマンもいよいよ終わりに近づき、親父はその処分をしたいと言っています。4月に植えたものですから約半年間も食卓をにぎわせてくれた優れモノの野菜たちに感謝しなければなりません。
(これからが楽しみな冬野菜)
変わって夏の終わりころに畑を耕耘機で耕して播いたり苗を植えていた冬野菜類が今年は大豊作で、チンゲンサイとカブ、ホウレンソウは食べきれない程出来て、親類や近所におすそ分けをしているのです。チンゲンサイも真っ白いカブも、今では妻の得意となっているトロミをつけた煮物は寒くなった食卓に温かさを運んでくれ、とても美味しく頂いています。また大根はやっと市販の大きさに成長し、このところの冷え込みでとても美味しくなって、一週間前くらいから様々に料理されているのです。
人間牧場の高座で夕日亭大根心という芸名を名乗っている私としては、この大根が大好きです。大根心という名前は元々双海町役場に勤めていたころ広報「ふたみ」を10年間担当していましたが、広報の編集後記に大根心と言うペンネームで記事を書いていたその名残りなのです。ゆえに大根のことくらいはしっかり話せるようにしようと思ったし、大根の料理も妻に頼んで色々とやっているのです。
(収穫の季節を迎えた豊作の大根)
市販の太さになった大根はもうそろそろ一回目の沢庵にするため引き抜いて、軽るめに干し漬物にしようと思っています。年末には保存食用に漬け込みますが、塩分を控えめにしてつけものとして楽しみます。今年は私の農地を貸している稲葉さんが沢山鷹の爪を作っておすそ分けして貰っているので、いい漬物が出来そうで楽しみです。まあ大根は脇役と言いながら冬野菜の王様ですから、おろし大根、大根サラダ、おでん、ブリ大根、なめしご飯などにして食べたいと思っています。
伊予市の水口まり子さんからいただいたキャベツやブロッコリーもどんどん成長して、寒さを栄養に育っているので、間もなく収穫できそうですし、白菜も食べごろとなってきました。地産地消、安心安全を自ら出来る幸せをかみしめながら、野菜を思いきり楽しみたいと思っています。
「何よりも 安心安全 見ば第二 野菜豊作 冬が楽しみ」
「役目終え 消える運命 ナス悲し 両手合わせて 心でお礼」
「健康の 源野菜 豊作で 今年も元気 冬を乗り切ろう」
「ああそうか 今年もそんな 時期が来た 亥の子近づく 懐かし思う」