shin-1さんの日記

○暑気払いに花火を楽しむ

 昨夕、松山に住む孫たちが娘に連れられてやってきました。先週の日曜日に開催予定だったふたみの夏祭りが雨で中止となり、花火大会が見れなかったため、住吉神社の花火大会を見るためです。昨日は朝から曇り空で時折パラパラと雨がちらつくあいにくの天気でしたが、夕方はどうにかできそうなので、傘を持参の見学となりました。娘婿は出張で留守とのことなので、私たち夫婦と娘、それに孫2人の5人が午後7時過ぎに夕食を済ませ家を出ました。伊予整形の駐車場を借りて車を止め、歩いて伊予市駅前通りに出ました。黒住教会の前には何やら人だかりがしていましたが、どうやら夏の風物であるお化け屋敷のようでした。日ごろは閑散としている商店街もこの日は沢山の人が浴衣掛けで歩いていて、私たちもその列の中に加わって歩きました。見覚えのある谷岡さんのお店の前を通りかかると、偶然にも谷岡さんが目の前に姿を現しました。声をかけ「立ち寄ってください」という言葉に甘えて店の中で一服させてもらいました。孫朋樹にとって谷岡さんは、「メダカをもらったおばちゃん」なのでよく覚えていたようです。

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 「花火は何時からですか?」とご主人に尋ねると、「8時からですからもうそろそ」と教えてもらったので谷岡さんのお店を出てきた道を引き返し浜辺の道に出ました。大通りも浜辺の道も歩行者天国になっていて、道の両側には露天商が並び、孫たちは目を白黒させながら裸電球の入った提灯の光に誘われるように歩きました。やがて花火開始の合図のように「ドカーン、ドカーンと腹の底に響くような轟音とともに花火が上がり始めました。

 伊予市の花火は私たちの町のような小さな花火大会とは比較にならないほど沢山上がりますが、寄付をもらった人たちを紹介しながら上げるため、どこか間延びがして上がったと思えば休憩、求刑したと思えば上がるといった感じがして、延々1時間も続くのです。花火を見るために作られた特設会場など少し遠いのでマイク放送など聞こえないため、沿道を通る人たちは花火が上がれば振り返えって見るような雰囲気で、孫たちもムズムズそわそわするので、参道をゆっくり歩きながら住吉神社まで行きお賽銭をあげて参拝しました。

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 孫のお目当ては露天商です。出かける前「一個だけは買ってあげる」と納得させているため、孫は並み入る露天商の中からお目当てのものを探すのに必死でした。孫朋樹にとっては花火などどうでもよいのです。孫は車の中でカブトムシの話をしていたので、どうやらくじでオオカブトが当たる露天商を探しているようでした。花火が佳境に入った9時ころ、私と孫は妻や娘たちと別れ、金魚すくいをして3匹すくったビニール袋をもってその店を探しましたが、孫が偶然にもその店を見つけ一回500円のくじを引きました。結果的には空くじなしだったのですが一回目は小さなメスのクワガタ、2回目は大きなクワガタが当たり孫は満足でした。

 孫尚樹は1時間の花火見学に疲れたのか最後は花火の音や光が「怖い」といってぐずり始めました。家にいると眠る時間なので無理もありません。潮が引くように流れる人ごみに交じり車まで引き返し帰ってきましたが、風呂を入れ着替えさせて布団の上に転がせる二人は直ぐに夢の中へと旅立ちました。いい夢を見ているようでした。

 私たちが子どもの頃は道も整備されてなく、車も普及していなかったため住吉さんのお祭り見学はもっぱら漁船に乗って出かけました。港に係留した船の中で大人たちが酒盛りをしながら花火を楽しんでいましたが、私たち子どもは小銭を手に握りしめ、居並ぶ露天通りを歩いた別世界は今も忘れることのできない思い出です。時代は変わったものです。家から僅か15分、往復30分で住吉祭りを楽しめたのですから・・・・・。


  「その昔 漁船に乗って 祭り見ゆ 今は車で あっという間に」

  「花火など どうでもよいと 孫たちは 露天巡りて お目々白黒」

  「夏の夜の 花火見上げて 感嘆の 声をあげつつ 人混み分ける」

  「昔日の 思い出頭 蘇り 母の顔など 思い出しつつ」

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“shin-1さんの日記” への2件の返信

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    いつも 立ち寄って下さるのに・・・話はできませんね(笑)
    ブログで様子が分るので 話さなくても近況は分りますよね(笑)
    以前 大漁旗をなびかせて 船から花火見ているので・・・涼しそうだな~~と思っていました
    特等席だな~とも 
    若松さんも乗っていたんですね(子供の頃)

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