○夏休みが始まりました
小中学校が夏休みに入り、少子化といえども子供の歓声があちこちから聞こえ、街中が何処か騒がしくなったような気がします。今年の夏休みは土日に海の日が連らなって連休となったため、17日に終業式があって、子どもたちにとっては長い長い夏休みが始まりました。40日を超える夏休みには異論もあって、子どもの生活のリズムが乱れるとか、学力の低下が心配だとか、はたまた学校の授業にゆとりがなくなるとかいう人もいますが、同感な所もあり、またそんなに目くじらを立てることもあるまいにと反論もするのです。
わが家には夏休みを楽しむ孫がお母さんに連れられて土曜日にやってきて、わが家はハチの巣をつついたような賑やかさです。大学に勤めている娘婿も間もなく夏休みでしょうが、どういう訳か休みは殆どなく仕事に没頭していて、お盆の帰省程度のようで、私たちにとっても長い夏休みは孫たちとともに過ごす絶好の機会と考えていますが、妻だけは食事の世話などもあって余分な負担がかかって、多少しんどい夏になりそうなのです。
今日は孫たち二人を連れて妻の実家がある八幡浜までドライブがてら遊びに行きました。風邪をひいて少し微熱があるという娘をわが家に残して休ませ、半年に一度という地元集会所の掃除を終えて帰ってきた妻と、親父が庭木の剪定をしてできた剪定カスを片づけ、4人で朝の涼しいうちに出かけました。
カーラジオから流れるニュースによると、夏休みに入った行楽地は高速道路の割引効果も手伝ってかなり混雑しているようで、40キロもの渋滞が報じられていましたが、そこへ行くと南予への道は高速道路を除けばどこも空いていて、都会と田舎の落差を感じました。
本当はお墓参りのつもりでしたが、お墓までの距離が少しあるため断念し、伊方町の亀が池温泉へ向かいました。温泉好きな私たち夫婦は年に何度かこの温泉を利用しますが、塩サウナなどもあって、結構お客さんが多いように思いました。2歳の孫は妻と、小学校一年の孫は私とそれぞれ1時間ばかり入浴し、帰りに長浜の出海の特産品を売る店で孫の要望が強いクワガタ2匹を買い求めました。孫はカブトムシを持っていますが、クワガタを見つけて大喜びでした。
妻はスイカをふたつ買いました。大きいスイカなのに一個900円ですから、市価の6割といった安さです。店のおばさんの話によると最近は大きなスイカは売れないそうです。家族が少ないし大きなのを買っても冷蔵庫に入りきらないのだそうです。私のようにスイカが大好物の人も少なくなって、スイカの需要は年々減っているとこぼしていました。スイカの食べた後の皮をクワガタの虫籠の中にいれてやりましたが、さも美味しそうに食べていました。
今日は土用丑の日です。近所の料理屋さんからうなぎを買い、早速うな丼を食べました。お魚の吸い物を脇にして食べるうなぎは最高で、何か体が元気になったような気持ちになりました。夜7時30分に話がまとまって5人で下灘みなと祭りの花火を見に行きました。今年は不景気で全国ではかなりの数の花火大会が中止になったという話を聞きました。短めな田舎の花火大会でしたが、孫たちは「しゅるしゅる、ドカーン」と上がる夏の夜の花火に満足して帰りました。小さくても花火はやはり地元でゆっくりと見るに限ります。
「孫が来る 思いやられる 夏休み 妻はせっせと 食事を作る」
「佐田岬 巡って湯船 亀ヶ池 孫の背中を 流してやりぬ」
「しゅしゅっ・ドカーン 片言話す 孫二歳 膝に座らせ 夜空仰ぎぬ」
「まだ明けぬ 梅雨空仰ぎ 口開けて 夜空の花火 やる気起こしぬ」