○烏賊の皮をむかずに食べる
烏賊と書いてイカと読むのですが、何でイカが烏賊なんでしょう。考えた人は烏賊の味を知らない人かもしれませんね。昨日東京都の山奥の町に住むAさんからメールが届きました。Aさんとは先日私の話を聞いたという一方的な話で、その感想がメールで送られてきたのです。ところがAさんは歳のせいで寝れないのか、私と同じような朝方人間で、平気で朝4時ごろにメールを一方的に届けるのです。私も読まないわけには行かず、ついついAさんの論理的ペースに巻き込まれて家族のことや日常の暮らしを話題にしながら急接近しているのです。Aさんはこんな話題をしっかりと文章にするあたり、只者ではないとお見受けしながら、相変わらず彼の攻撃的ふっかけ喧嘩に悪乗りしてメールのやり取りをしています。その模様を今朝4時からブログに書いて保存しようとしたら、いきなりその労作ともとれる文章にエラーが出て、結局今朝の40分あまりはムダ骨に終わり、Aさんの文章に八つ当たりしている所です。
ところでAさんの今朝の話題はスーパーで烏賊を丸ごと買ってきて皮をむかずに食べたというお話です。そして驚いた事にそれを食べた娘が美味いと言ったことでした。わが家で烏賊は外の皮と薄皮の2枚をはがして刺身にします。そうすると烏賊の臭みも取れるばかりか雪のように白い肌と味が楽しめるのです。わが家では料理担当の妻が「お魚ママさん」の資格を持っており料理が上手なのですが、もし万が一妻の留守中に私が皮付きの刺身でも食卓に出そうものなら「げっ、お父さんこんなもの食えるか。皮をむかないと」息子たちは必ず言うでしょう。わが家では皮付きの刺身は非常識ですから、Aさんの家庭は非常識な家庭という事になるのです。
私の町は漁師町ですから烏賊には甲イカ、剣先スルメイカ、藻イカ、小イカ、マツイカなど季節によって様々なイカが獲れます。私の親類も漁師がいますので昨日も甲イカが1箱届きました。妻はそのイカを手際よくさばき冷凍にするのです。貧乏な暮らしの知恵とでも言うのでしょうかこの家計のやりくりで借金コンクリートの家(実際は木造2階建て)が建ったのです。烏賊は刺身、煮付け、天ぷらにしても美味しいし、妻のフライパンで作る以下の付け焼きはかなり人気のある食べ物なのです。
でも、最近のテレビ番組で有名なタレントがアナゴの調理をしていましたが、アナゴのぶつ切りを天ぷらに揚げて食べていました。あれはタレントではなくタラントじゃないかと思った程でした。烏賊がイカと読めなかったり、刺身を皮付きでで食べるなど、十人十色の世界ですが、私たちは今一度食文化も考えてみたいものです。
「皮付きで 烏賊を食べたと メッセージ 山奥だから 仕方ないかも」
「皮付きの 烏賊を食べて 美味い言う 娘も娘 父も父だね」
「アナゴ見て 蛇の仲間と 大騒ぎ 結局ぶつ切り こりゃあ駄目だ」
「俺の町 俺の家では 常識も 他所では何と 非常識です」