shin-1さんの日記

○21世紀えひめニューフロンティアグループの愉快な仲間たち

 私が代表を務める「21世紀えひめニューフロンティアグループ」の会合が今晩7時から事務局長の大野哲治さん宅でありました。3日前に通知が届いて急な例会にもかかわらず殆ど全員が顔を揃え、楽しい語らいの場となりました。何せ南は愛南町から東は今治まで、中には中島という離島の人まで広範な地域に住んでいる会員なので、集まると言っても容易なことではありません。

 私が再び代表になって始めての会合でしたが、みんな個々力集まってくれました。

 今日の議題は四つありました。まず第一は人間牧場へツリーハウスを造ることの承認です。今年の新春に皆さんにお話をしているので異論もなく約50万円の出費が承認されました。私たちのボランティアグループも結成以来25年近くになりましたが、小さいながらも木の上に家を建てる奇抜なアイディアは初めてとあって関心も高く日浅さんが棟梁となって既に木組みも出来て、大安吉日で日がよいことから明日はいよいよ建前をするようです。心配された天気も雨かと思いきや一転して好天に恵まれるとのこと、幸先がよいようです。

第2は逆手塾への参加と協力です。これも6月10日と11日の両日人間牧場で行われる予定になっていて既に準備をしています。フロンティアグループはその塾の運営にスタッフとして協力することです。食事や寝床の世話と何かと大変なようですが、これも全面協力という形で決まりました。

第3には海外旅行の件です。フロンティアグループでは最初、アラスカへ丸木舟を造ったアラスカ産モミの木の切り株に会いに行くツアーを計画していましたが、日程的にそれ程余裕もなく結果的には8月25日・26日・27日の3日間韓国へ行く事に決まりました。会員の佐賀山さんが韓国語を習っていることもあって韓国行きを決めたのです。全員で行こうとアラスカとは少し違っていますが決意も新たに決定しました。

第4はフロンティア塾の再開です。40回が終了して充電期間が過ぎたので、今年はとりあえず学びの復活をすることで意見の一致を見ました。

 久しぶりにフロンティアグループの会員に会って思い出が蘇るやら多いに盛り上がりました。普通だと終わってからいっぱいやるのですが、明日はツリーハウスの建前も控えているので2時間足らずで散会となりました。お茶と国元さんが差し入れた醤油餅、それに大野さんが用意してくれたコーヒーやお茶で話が終わりましたが、昔はよく酒を飲んだ仲間も、昔のような元気は中々見ることはできませっが、口だけは達者でした。この分だと今年もいいグループの活動が出来そうでホッとしました。

  「集まれと 急な召集 かかわらず 殆どみんなが 集い議論す」

  「あの顔も この顔さえも 一昔 若い時代が あったのですから」

  「団塊の 世代殆ど 俺も歳 言う人横目に 俺は今から」

  「アラスカが 韓国行きの 計画に 何故か変更 それでも嬉し」


  

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shin-1さんの日記

○これは一体何

 人間牧場の水平線の家に突如として現れた得体の知れないこの物体を見て、『これは何?」と首をかしげる人が何人もいます。ひどい人は「これはひょっとしたらオーム心理教の第一サティアンではないか」とも言います。天井からワイヤーで吊るした物体に蛇腹のパイプが装着しているのを見たら誰だってそう思うでしょう。実はこれは息子が友人の鉄工所の若社長の指導協力を得て密かに鉄工所で手作りしていた吸煙機なのです。吸煙機の下には畳一畳の大きな囲炉裏を切っていますが、普段は板間と同じフロアーにカモフラージュしているのですが、囲炉裏を使うときはここを開けて五徳を置き、食の煮炊きや焼き物を作り、その煙がこの大きな風洞を通って外に排気される仕組みになっています。

 この変わった集煙機は常時取り付けではなく、電気チョッパーのスイッチを押すと驚くなかれ上がったり下がったりするのです。息子自慢の完璧な優れもののはずでした。でも頭では完璧な企画も機械のことですから人間の思うようには動いてくれず、微調整しなければ少し傾くようなのです。まあこれもご愛嬌なのでしょうがその内完成することでしょう。この物体を天井から吊るすことには私は最初反対でした。こんな重いものが何かの拍子で落下したら大変だと思ったからです。でも当の息子はいたって冷静で、そんな不安を他所にどんどんどんどん若いエネルギーを持ち込んでいます。「おいおい、この人間牧場のオーナーは私だぞ」と内心では思っていますが、息子もそこら辺はわきまえていて、自分の出費で賄っているようです。

 それにしても若者の考えや行動は私たちのような古い人間には理解し難い感じがします。囲炉裏の設計も囲炉裏の耐火煉瓦も、囲炉裏の灰も、囲炉裏の五徳までもしっかりとオリジナルなものを自分で作ってしまうのです。そして仕事が終わってから私たちが休むであろう時間になって彼らは行動を起します。ですから親子と言いながら思考も行動もいつも歯車が狂ったままなのです。

 息子は後ろに見えるストーブの横に釜戸を作る計画だそうです。今は作っの釜戸があるそうで、息子はインターネットで目ぼしい釜戸を探し当てているようなのです。これが出来るとこの部屋の土間で煮炊きも出来てこの上ないことには違いありませんが、私以上に夢を膨らませている息子に、妻は少し神経を尖らせています。私の懐具合が妖しくなっていることを薄々感じているのでしょう。オーナーの懐の次に狙われるのは妻の懐です。「住む訳じゃなし、これ以上のものは要らない」と反対する妻を無視して、私と息子は夢を語り合っています。

  「サティアンと 見まがう程の 集煙機 息子手作り 成果はいかに」

  「夢を追う 息子もやはり 私の子 妻の不安も 分かる気がする」

  「友だちが 色々知恵を 出してくれ やっとここまで 未だ半分」

  「金がない だけど知恵出し 汗を出し だから人生 楽しく生きる」 


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shin-1さんの日記

○「ありがとう」はどっちのセリフ

 私たちは毎日自分以外の沢山の人間と暮らしています。日々の暮らしはよほどのことがない限りは平凡で、意識もせずに流れて行きます。平凡が故に昨日のことなど余り覚えていません。昨日何時に起きて何をしたか、極端に言えば何を食ってどんな大便や小便をしたかまでは覚えていないでしょう。ところが仮にこの一週間便秘ぎみの人が、便通があったらそれは大きな喜び事として覚えているでしょう。

 毎日の暮らしの中で人から「ありがとう」と言われたこと、自分が人に「ありがとう」と言ったことを思い出してみると以外と多くの人に「ありがとう」と言われながら無視してきたことは多いのではないかと思い返すのです。

 先日所用で北海道へ行きました。遠路なので飛行機を使いましたが飛行機の搭乗員スチュワーデスさんは、さすがに社員教育が行き届いていて、至れり尽くせりのサービスをしてくれますが、飛行機が目的地に着くと乗客は直ぐに先を争うように降りてゆきますが、スチュワーデスさんはその一人一人の乗客に「ありがとうございました」と丁寧な言葉を掛けるのですが、殆どの乗客はまるで無視するように無造作に進んでゆくのです。そんな時「ありがと」の言葉を返したらどんなにか気持ちがいいだろうなあと、私はいつも「ありがとうございました」と言葉を返しています。北海道帯広空港でも、東京羽田空港でも、愛媛松山空港でも「ありがとう」を言って飛行機から降りました。ところがそれまで無口だった前列の人の次に降りようとした私が大きな声で「ありがとうございました」といったものですから、私の後ろに続いた乗客までもが私につられて「ありがとう」を言っているのです。嬉しい出来事でした。

 洋服を買う、店で食事をする。いつも店員さんは「ありがとう」の言葉を投げかけます。そんな折「ありがとう」を言いますかと尋ねたら、「何を言うか、こちらはお客で買ってやったのだから、『ありがとう』と言うのは

当たり前だろう」と叱られるかもしれません。「金を出しているから当たり前」という心を「飛行機に乗せてもらっている」「洋服を交わせてもらっている」「食事をさせてもらえる」なんて考えれば「ありがとう」の言葉は自然と出るはずなのですが・・・・・・・。

 先日友人の家の完成式に招かれました。その席で家主の友人は「この家を建てたのは自分の力だと最近まで思っていました。しかし毎日家の建築現場に足を運んでいるうちに、自分の考えが変わってゆきました。設計図を作る、土台を練り込む、柱を削る、壁を塗る、屋根を葺く、この家の完成までにどれ程の人が関わってくれたでしょう。瓦など私の知らない場所で作られているのですから。私は棟梁はじめそんな多くの方々に心から『ありがとう』と感謝の言葉を言います」とあいさつされました。いい言葉だったと思いました。

 お互いが感謝しあって生きる。わが家でも「ありがと」の言葉を自然な形で言おうと自分自身の心に決めていると、毎日の暮らしが何故か明るくなります。それは妻へのいたわりでもあり、息子への有言の教育でもあるのです。息子も最近「ありがとう」の言葉を言うようになりました。言葉は結局オーム鳥と一緒で、「ありがとう」と言えば「ありがとう」と返ってくるのです。

  「ありがとう そのくらいなら 言えるはず その一言で 家庭明るく」

  「生かされて 生きてることへの 感謝です ありがとうとは ありがたきかな」

  「スチュワーデス 俺に気がある そぶりする 何てことない みんな一緒だ」

  「ありがとう 言ったお陰で 得をした これおまけです 飴玉五つ」

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