○芋植え準備
町内小学生を対象に募集したところ、40人を越える応募があった「おもしろ教室」が今日スタートします。様々なプログラムが用意されていますが、今日は開講式と第一回目の学習会が人間牧場で開かれるのです。スタッフを入れると50人もの人数になるそうですが、これまでこれ程の多人数を受け入れたことがないのでどうなることかワクワクしています。
数日前からこの時期には珍しい台風1号の洗礼を受けてかなり荒れ模様の天気が続き、昨日は南西の突風が吹き荒れました。学校や公民館は安全第一を考え、普通だと延期にするところですが、私たちはこれまでの無人島キャンプでも「天に向かってブツブツ言うな、雨の日には雨の日の仕事がある」と、感動商法を試みてきましたが、勿論安全には注意を払いながら今日もあいにく雨ですが決行する予定です。
そのため、4~5日前から準備を進めてきました。今回は人間牧場の話と芋植えをセットにしたプログラムを用意しました。普通芋植えプログラムは平地を使いますが、人間牧場では狭い急峻な段々畑を使います。多分子どもはこの雨のぬかるみに足をとられて転んだりするかも知れませんが、これも大切な学習なのです。
昨日は教育委員会の職員3人がやって来て、芋を植える畝を作りました。時折降る激しい雨を避けて雨宿りしながらの作業です。しかしどういう訳かその内雨が止んで初夏の日差しが見え隠れして、作業は順調に進みました。木曽さんと栗岡さんは農家の出身なので鍬や土いじりは馴れたもの、しかし町場出身の日山さんは額に汗して悪戦苦闘していました。指導者のこうした下準備作業も大切な指導力ですからみんな一生懸命です。予想より人数が増えたので芋つるは200本を250本に増やしたとのことなので、狭い畑ながら3枚用意をしました。赤土畑、黒土畑、中間畑と土壌や日照条件がそれぞれ違いますが、どんな芋が出来るか楽しみです。
子どもたちの目の輝きを想像して鍬を振るう、沖合いに浮かぶ無人島をフィールドにして無人島キャンプを4年前に終えてから、久々の子どもたちとの出会いを頭にイメージしながらの作業はワクワクの心境でした。ふと目をやると雨上がりの周りの山々はまるで輝いているように見えました。
どうです。この写真。3人とも様になっていますでしょうが。一番手前が栗岡さん、真ん中が木曽さん、一番向こうが日山さん、どう見ても日山さんの腹の出具合が気にかかります。今年の「おもしろ教室」の目標は旧伊予市出身で最近異動してきた日山さんの心に双海の生涯学習魂という芋を植え付けることです。日山さんは社会教育の経験も長く心の温かい人です。みんなで盛り立てて行きたいものです。
さあ出発です。
「芋植える 準備急がし お天とうも われに見方か 雨をあがらせ」
「さすがだね 農家の出身 鍬使い あっという間に 畝が仕上がる」
「山は初夏 緑滴る視界にて 気持ちよさそに 深呼吸する」
「へっぴりの 若干ひとり 鍬ふるう 写真は正直 ちゃんと写って」
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今年も息子がおもしろ学校でお世話になります。長男に続き、次男も無事入学したのですが、今回は、熱のため参加できず、残念でした。長男の話によると人間牧場の建物の造りにずいぶん驚いたようです。夫とも一度見に行きたいと話しています。
芋も、このような急斜面に植えるとは知りませんでした。どろんこになった運動靴とシャツが活動の楽しさを物語っていました。ありがとうございました。