○花見はわが家で
ゴールデンウィークの話題は季節柄、何といっても花です。砺波のチューリップや東北・北海道の桜など、連日「おいでおいで」と言わんばかりにテレビのニュースで流れています。県内でも「安・近・短」な場所として大洲のつつじや長浜のえびねなど、近場でも楽しめるところがいっぱいあります。花より団子のひとは別ですが、わが家のつつじも100メートル以上にわたって咲き誇り、今が満開で中々見応えがありますので写真を二枚用意しました。
これは親父の隠居側からたった今撮影しました。意地の悪い事に私が写真を撮ろうとすると雨が降り出しました。花にとって雨は致命傷です。傘でも差しかけてやりたいのですが100メートルも続くとそんなことも出来ないので花はだ残念です。このつつじは平戸つつじで樹齢は25年生です。私がまちづくりを始めた頃、花いっぱいのまちづくりをしようと、自らの畑の岸に植えたものが大きくなったのです。でもこの花の管理も大変で、除草や施肥、消毒、それに冬場の剪定と親父の手を煩わせているからこそなのです。
もう一枚写真を用意しました。これは反対側から撮影しました。花は左と右、前と後ろでは全然趣が違います。また紫や白に混じって斑のはいったものもあったり、一本に木で3種類の花が咲く珍種もあります。わが家の花は派手さはありませんがわが家の畑から楽しむことが出来るほか、田んぼを挟んだ下の道からも楽しむことが出来、少しずつ近所の人が知るようになって、昨日も「余りにも綺麗なのでと散歩を楽しむ人が飛び込みで見学にやって来ました。花を作った親父にしてみれば見てもらう、褒めてもらうことは無上の喜びで、お茶を出したり海の資料館の見学と、まあ張り切っています。昨日までぎっくり腰で歩きも出来なかった人間とは思えない回復です。
この花が植えられるまでは杉の防風垣がありました。毎年春先になるとチップソーの刃を付けて剪定をしていましたが、杉の花粉が沢山飛び散るので思い切って伐採しつつじに植え変えました。伐採当時は殺風景で多少後悔していましたが、今にして思えばよかったと思います。
100メートルのつつじの帯は圧巻です。わが家のように誰もがとはゆきませんが、少しみんなで気をつければ町の景観も美しくなるかも知れませんね。
「俺の家 只今つつじ 満開で そぞろ歩きの 客が立ち寄る」
「丹精を 込めて咲きたる つつじ花 母に見せたい 一輪挿しに」
「窓開けりゃ 隠居一番 桟敷席 母の写真が 毎日見てる」
「このつつじ オンリーワンの 咲きっぷり 今年も見事 写真に収め」