shin-1さんの日記

○えっ、「愛媛県若松進一」だけでハガキ届くの

 昨日私の元に一通のハガキが届きました。埼玉に住む知り人なのですが、裏の本文を読んでから表書きを見て驚きました。何と「愛媛県若松進一様」だけで正式な「愛媛県伊予市双海町上灘甲5391-2」などどこにも書いていないのです。「おっ、わしも有名人になったものじゃわい。愛媛県若松進一で来るんだから」と喜ぶのは早すぎます。今は郵便番号がはっきり書かれているとその住所まではすんなり届くのです。しかし私へのハガキには〒799-33と下2ケタさえ書いていないのですから、多分33の下灘郵便局へ送られ番号違いの烙印を押されて32まで転送されたのだろうと思いきや、そうした形跡はまったくありませんでした。役場に勤めていた頃ならいざ知らず、役場も辞めて一介の自由人になっているのに不思議でなりませんでした。まあこれが田舎のいいところと解釈し、嬉しいハガキに感謝しました。

 ハガキの効能を自他共に認め、はがきの実践を各地で吹聴している私には、何ともあやふやな宛名ではがきが時々届きます。特に高齢者大学などに行った後はそうしたうろ覚えの住所や名前で沢山の便りが届きます。まず住所ですが、双海町はよく二見町や双美町と間違われます。特に多いのはご存知三重県二見町に間違われることが多いようです。三重県二見町は夫婦岩に昇る朝日で有名ですが、ご当地愛媛県双海町は夕日の町なのです。

 氏名は若松を「若林」「岩松」「赤松」などと書く人がいます。「あなたは演題の横に書いた私の名前を覚えてないのか」といってやりたいものが数多くあります。でもイメージ的にはあっているのですから良しとしなければなりません。郵便番号にいたっては書いてなかったり様々、まさに私へのハガキは郵便局員泣かせといわざるを得ません。

 でもハガキ一枚でも感謝の気持ちを書きたいと思う心は涙が出るほど嬉しいものです。ハガキを貰うと返事を書かなければならない苦痛もありますが、それこそ無上の喜びとするところにハガキの醍醐味があるのです。これからも一生懸命ハガキに挑戦します。

  「近頃は切手無くなるスピードが早いと妻の独り言聞く」

  「ハガキ書く人がいるからハガキ来るたった五十円これまた楽し」

  「赤松と間違い書かれたハガキ来るその人の顔想像しつつも」

  「辞めてみてはじめて分かる音信の嬉しき手書き今日も受け取る」

 

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