shin-1さんの日記

○美幌町散策スケッチ(その①)

 「お早うございます。起きていますか。起きているのなら早朝散歩をしましょうか」とガイドの会の三浦さんから朝一番に電話がかかってきました。北の国北海道は日暮れも早いのですが夜明けも早いのです。早速身支度を整えてホテルのロビーに出てみると、三浦さんはロビー横の机にパソコンを置いて立ち上げていました。三浦さんはパソコンの達人で、今回の旅の往復切符の手配など全てをパソコンで対応してくれました。また様々な活用をしているようで、将来はその道に進んでも飯が食べれるほどと実感しました。「今度会う時に航空チケットの取り方をお教えします」と約束をしていたので、私のパスワードにそれらを入力する作業をしてもらいました。私も少しの時間をいただいて、美幌でしか書けないブログを短めながらさしあたり2本書かせていただきました。

 終えると早速散歩がてらあちこちを案内してくれました。井上さんの神社にまず参拝しましたが、神社の素晴らしさにまずは感動でした。9月の初めに秋祭りがあったそうですが、神社の参道には沢山の出店が並び盛況だったというお話でした。また北海道の歴史を語るとき必ず出てくるアイヌのことについても立ち話のような形で聞き入り、砦跡などを見学し美幌の歴史を知ることができました。

若松進一ブログ
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 前日講演前に最初に訪れたのはJR美幌駅でした。駅には観光物産協会が入っていて会長さんや事務局長さんを表敬訪問して色々な話を聞きました。駅構内には美幌町の特産品センターもあって、狭いながら色々な特産品を販売していました。

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 駅の横には映画「君の名は」の歌碑が立っていました。私は昭和19年生まれなので「君の名は」という映画は見たこともなく記憶にありませんが、戦後流行った人気映画であったことはよく覚えているのです。北海道は比較的歴史が浅いと言われていますが、当時は国民的な話題となった「君の名は」という映画にまつわる観光ガイドだけでも面白いストーリーが組めるし、美空ひばりの演歌「美幌峠」もいい歌だと思いました。


 美幌には面白い見所がいっぱいありました。中でも必見は美幌小学校の校舎です。とんがり屋根のある淡い色調の小学校はまさに北海道って感じの校舎でした。同行した美女二人と写真に収まりましたが、中学校も色調を合わせていて、美幌に行ったらこの二つの建物は必見して欲しいものです。

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 私のように日本全国を歩くと、必ずいい街だと思うところには必ず3つの条件があります。①人が集まり挨拶ができて時間が守れる、②公衆トイレが綺麗、③枚の至る所に花がしているということです。何気ないことですがこの何気ないことをやっている街は素晴らしいと思うのです。

 待つ品さんに案内してもらった松島さんの町内会が世話をしている花壇はとても立派でした。この花壇を見ただけで心が和みました。観光はこうした地道な町民の町を美しくする気風が育もものなのです。これこそ今回のテーマであった「もてなしの心」なのかもしれません。寺町通りも、航空公園もタマネギ畑も生かそうと思えば幾らでも観光資源は眠っているのです。要はそれに気づきそれを生かそうとするかどうか、まさに実践ではないかと思うのです。雪の美幌も素敵でしたが、秋の美幌もまた素敵でした。

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  「ガイドされ 町を見学 いい町と 思える資源 あり過ぎ困る」

  「学校も 観光資源 使いたい メルヘンタッチの 絵になる風景」

  「もてなしは 町が綺麗も 条件だ 花の咲く町 住む人素敵」

  「朝散歩 アイヌの砦 丘に立つ ここに消える 歴史の重み」

 

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shin-1さんの日記

○北海道はでっかいどう

 私はまるで運動会のリレーバトンです。最初の3日間は佐呂間町教育委員会の平戸課長さんはじめ3人のスタッフが、その次の日は佐呂間町の漁師船木さんと画家岩山さんが引き継いでくれました。そして最終章である美幌町では三浦さん始め観光ガイドの会のメンバーが私の案内役を果たしてくれたのです。

 船木さんと一緒に午前10時、美幌町役場前で三浦さんたちと落ち合い、美幌の人となりました。さて何処へ行くと希望を聞かれたものの、行くあてもなくとりあえず昼食場所として屈斜路湖湖畔にあるどでかいプリンスホテルで、バイキングを楽しむことになりました。

 その途中に町営牧場と美幌峠があるので、とりあえずその二つを見学しました。前回今年2月に訪れた時は氷点下10度、しかも大雪の中での見学でしたがが、今回はそろそろ秋を迎える爽やかな季節の訪問なので、同じ場所を定点観測のように見学させてもらいました。

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 前回の一押しの写真は上の網走オホーツク海流氷の上でのポーズでしたが、今回は美幌峠から屈斜路湖を臨む場所でのポーズとなりました。北海道の四季はこうも風景を一変させるのかと、パソコンアルバムを呼び出しながら記憶の糸をたどりました。

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(上は2月の美幌峠の美空ひばり歌詞碑、下は今回の歌詞碑)
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(上は今回の町営牧場、下は2月の雪深い町営牧場)
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 美幌峠はシルバーウィークが始まった土曜日だったため、北海道を中心にナンバープレートのオンパレードのようなかなりの車が立ち寄っていました。その中に愛媛ナンバーの車があって、松山の人と偶然にも出会い、双海のことをよく知っていて驚きました。高速道路千円の効果は抜群のようでした。

 美幌峠は知る人ぞ知る天下の景勝地です。かつては「君の名は」という映画のロケ地にもなって佐田啓二、岸恵子が主演、当時の話題をさらいました。レストハウスにはその当時の懐かしいロケ風景の写真が展示されていました。ここでは珍しいクマザサソフトクリームをご馳走になりましたが中々の味でした。

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 元来た道を引き返し少し早目にグランドホテルへ入り休ませてもらいました。このホテルはその夜の講演会の会場となるところですし、前回も宿泊した美幌町内の懐かしいホテルです。ホテルの従業員さんも私のことを覚えていて色々な話をさせてもらいました。

 夕方の講演会は開場が午後6時、開演は午後6時30分です。観光ボランティアガイドの会主催なので真っ赤な制服を着たガイドの会の綺麗どころとも言える30名会員のほかに、一般の方も参加してほぼ100名で満員となりました。「実践者の経験を通したおもてなしの心とは」という演題は少々お堅い感じもしましたが、何とか楽しいお話をさせてもらいました。

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 かくして長くも短い、4回ものバラエティーに富んだ北海道での講演を無事終えることができました。会終了後の懇親会も4回を数え、最後の回こそ時間も短く茶話会となりましたが、他は深夜に及んだ交流となりました。気力も体力も知力も充実していて、軽い自分のフットワークに感心しながらその夜はぐっすりと寝込みました。


  「冬と秋 同じ場所見る 天と地の 差もあるほどに お目々白黒」

  「旅先で 見つけたナンバー 愛媛文字 懐かしなりて 声かけ話す」

  「四回を やっと終えたと 息をつく さすがに少し お疲れモード」

  「また増えた 熟年女性の 顔見知り 好きになりそな 予感がしつつ」

 

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