shin-1さんの日記

○サツマイモの作付け準備

 今日教育委員会の分室へ行ったところ、昨年に続いて始まる「少年少女おもしろ教室」の打ち合わせがあるというので担当者と話しをしました。助成を受ける夢基金の決定が遅れたのと、担当者が異動で変わったため、それに私との予定のすり合わせが十分でなかったため、人間牧場での開催は5月20日と決定しました。昨年から言われていたので予定はしていたのですが、さて人間牧場で何をするか、小学生に小難しい話をしても通じないので、計画通り約3時間のプログラムの2時間をサツマイモづくりに挑戦、後の1時間をお話にする事になりました。

 しかしサツマイモを植えるには人間牧場の畑を開墾せねばなりません。日程的に余裕も余りないので、早速今日から始めようと人間牧場へ足を運びました。草は先日全て刈っていたのですが開墾となると話は別です。汗水たらして細長い畑を耕しました。

 結果はご覧の通り約5時間で何とか耕せましたが、その草や根っこ近くの空き地に山積みしたのですが置き場所が足らず、今日のところは時間切れとなりました。この畑を含めて3ヶ所を19日までに耕してマルチをかけ、子どもたちが約200本のサツマイモのツルを植えるのです。50本1束を4束用意するよう事務局にお願いしましたので、30人の子どもだと一人6本~7本植えればいい計算になります。

 サツマイモは荒れ地や赤土を好みます。イノシシに食われないよう注意を払いながら、子どもたちの夢と一緒に大事に育てたいものです。そして秋にはまた子どもたちと人間牧場で芋掘りや芋端会議を行う計画です。

 人間牧場で始めての教室は幸いな事に、昨年まで私が実行委員長を務めていた実行委員会の主催で行われます。これも人間牧場が目指すふるさとへの恩返しなのです。私がこの場所で自分の未来の夢を描いたように、子どもたちも何か感じて欲しいと願っています。農作業もジャガイモからサツマイモへ、季節は確実に動いています。今日は帰り際ジャガイモの畑で草取りをしました。今のところ生育は遅れているものの順調に育っています。

  「手伝うよ 言ってはくれるが 手伝う気 本当にあるのか まだ皆来ない」

  「豆ひとつ 畑でなくて 手に出来た 喰えぬ豆だが マメな証拠か」

  「ケンケンと 雉が鳴いてる 向かい山 鉄砲持たない 俺を信じて」

  「動かした 車の前に 蛙乗る 何処まで行くの 俺と二人で」

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shin-1さんの日記

○おふくろの味にはレシピがない

 私の母も私の妻もそうですが、家庭料理の上手い人ほど料理の達人がそうであるように「おふくろの味にはレシピがない」としみじみ思うのです。最近は料理番組が多いのですが見ていて気がつくことは、「今日の料理」なんて型どおりの番組は砂糖5グラムとか醤油大さじ1杯とか分量を細かくメモするように指示があります。ところが中華料理の番組では料理をしているシャモジを調味料の容器に直接入れて目分量かアバウトなのか分らない味付けをします。もっと驚くのはそのシャモジで味見までしてしまうのです。それを汚いとか不潔だとか思わないところに料理の凄さがあるのです。つまり彼らは腕と舌で料理を作るのです。ですから料理を作るスピードが速く、あっという間に3品や4品は出来てしまうのです。

 妻の料理、すなわちわが家のおふくろ料理も全て後者の類で、最初は辛かったり甘かったり、時には焦げ臭い料理も出ていましたが、今では妻に慣らされたのかも知れません。日本全国何処へ行ってもわが妻の料理以上の料理はないと自慢するほど、痒い所に手が届くような料理を毎日食べさせてもらっています。

 「いくらわが妻がブログを読まないからといってそこまで美辞麗句を並べ立てなくても」とおっしゃる読者の皆さん、一度わが家のわが妻の作った料理をご賞味あれと言いたいくらいなのです。

 わが家は現在私たち夫婦と学生の次男、それに別棟隠居に親父の4人家族です。特に息子は料理には目がないようで、夜遅く帰ったり私たちが不在のときは必ず自分で作って食べます。その息子をして「お母さんの料理は抜群で美味い」と言うのです。ですから息子は余程のことがない限り貧乏学生のせいでもあるのでしょうが、外食はせずに家に帰って食べるのです。妻が時々「今日は何が食べたい」なんてリクエストを聞くと、それなりの料理がちゃんと食卓に並ぶのです。

 昨日は二人で親類の方のお見舞いに出かけ、帰りにかぼちゃの苗を買うためホームセンターに立ち寄りました。妻のお目当ては小型のミルサーが欲しかったらしく、大枚5千円弱を出して購入しました。帯状疱疹などの感染で体に不安を覆えるようになった心の表れでしょうか、最近特に健康に注意をするようになりました。大学ノートにテレビや雑誌で見た健康に関する情報をメモしているのですから相当なものです。

 レシピのないおふくろの味の残念なところというか、凄いところは冷蔵庫にある余剰品が違和感なくそれとはなしに入っていることです。「えっこんなものが酢豚に入っている」なんて発見は枚挙に暇がありません。私が文句を言うと「節約第一」か「健康第一」を必ず言い訳しますが、どちらも当っているだけに文句は飲み込んで食べるのです。それでも家庭のおふくろの味が「節約」と「健康」とう大命題を解決しての味なのですから大したものです。今朝も春キャベツが食卓に並びました。息子が何を思ったのか「ロールキャベツが食べたい」と言うのです。妻は「じゃあ今晩はロールキャベツにしようかね」であっさり夕食のメイン献立は決まったようです。昨年結婚した息子が「嫁の作る料理の味はお母さんの味に近い」ことで結婚を決意した話に、「おふくろの味」の凄さを垣間見ました。

  「おふくろが 袋になった 世の中で 母の味付け 似てる結婚」

  「目分量 それでも丁度 良い味に まるで魔法の ような料理に」

  「夏みかん 皮むき冷やし それだけで おやつにどうぞ これもおふくろ」

  「美味しいね 作り方はと 訪ねたら そんなものない 嫁妻対話」 

 

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