人間牧場

〇妻の心配

 幾つになっても心配の種は尽きぬものだとしみじみ思います。結婚して子どもが産まれそうになると、「元気な子どもを産んで欲しい」と思うし、学校に入学すると「早く走れて勉強ができて」と、また学校を卒業するといい会社に」なんてその都度その都度、まるでいつ果てるとも知れないハードル競争のような、子育ての悩みを持って生き続けているのです。
 子どもがそれなりに成長すると、今度は子どもの結婚について考えます。結婚には社会通念として適齢期のようなものがありますが、私たち夫婦が結婚したのは私が26歳の時でした。ゆえにそのことを基準として妻は考えているようです。

 晩婚化や一生独身の傾向が著しい時代だとは言いながら、やはり動物は子孫を残さなければ持続可能な社会はできないので、妻は絶えずそのことを口にします。娘が始めて結婚した時の嬉しさは口では言えないほどの嬉しさでしたし、跡取り長男の結婚もそれに変わらぬ嬉しさでしたが、近頃になって適齢期を過ぎようとしている次男と三男のことが気になって、妻は知人友人に縁談を頼んでいるようですが、当の本人たちはまるで人事のようにわれ関せずを貫いて、妻の苛立ちをより深刻にしているようです。私も気にならない訳ではありませんが、妻ほど深刻に考えず行動しないため、そのことも妻の機嫌を損ねる原因になって、時々口喧嘩もしています。

 さて次男と三男の相手となる女性はどこに住み、どんな暮らしをしているのでしょう。そんな折の昨年末、次男に縁談の話が持ち上がりました。まだブログで公表するようなところまでは行っていませんが、私が始めての見合いで結婚を決意した26歳の時から比べれば10歳も遅いデビューです。願わくばいい方向に向かい今年の秋ごろにゴールインして欲しいと、妻も私も淡い期待を抱いていますが、どうなることやらです。
 私たち夫婦には息子二人の結婚問題に加え、新たな悩み生まれています。それは95歳になった親父のことです。つい最近急速に体力と気力、記憶が衰え始め、日々の暮らしがおぼつかなくなりつつあることです。今のところ私たち夫婦の健康状態はいいものの、そろそろ体の異常が出ても可笑しくない年齢になってきました。親父の老いの悩みは解決することはなく、むしろ深刻になる傾向にあるので、妻の悩みはもし次男の縁談がいい方向に進んでも、まだまだ解決することはないようです。

  「わが息子 一人良縁 兆しあり 妻の悩みは まだまだ先も」

  「結婚が 全てじゃないと 思うけど 親の願いは そちらに向いて」 

  「また一つ 峠の向うに 峠あり 多分死ぬまで 峠は続く」

  「いい人に 巡り合わせて やりたいと 思うが思う 通りに行かぬ」

この記事はカテゴリ 人間牧場 に投稿されました。この記事をブックマークするには こちらを。この記事へのコメントをフォローする場合の RSSはこちら。 コメント、トラックバックの受付は終了しました。