人間牧場

○わが町の自慢の桜

 日本人は余程花見が好きなのでしょうか、昨日は満開に近い桜と春の好天、それに日曜日という好条件に恵まれて、何処へ行っても花見客でいっぱいでした。昼過ぎに通った松山市石手川の土手沿いに咲く桜の木の下には、場所取りをしたと思われるブルーシートが幾つも並び、気の早いグループは弁当を広げて宴たけなわといった感じでした。傍には商魂逞しい屋台の店が2~3並んでいましたが、何ヶ所かでは桜の樹から何やらモクモクと煙のようなものが上がっていました。プーンと匂う臭いからして、どうやら焼肉をしているようなのです。桜の花を愛でる花見なら結構なことですが、桜の樹の下で焼肉とはいただけない話です。満開の桜もさぞ煙たくて迷惑だろうと、節操のなさに他人事ながら首を横に傾げました。

夕映えに染まる千人塚の桜

 桜の花を愛でながら酒を飲む風習は古典落語や錦絵に出てくるので、かなり古い時代から行なわれていたようです。今のように私たち庶民といえどもそれなりの弁当を用意でき、それなりにお酒が飲める豊かな時代になっていますが、昔の庶民は弁当や酒さえままならなかったようで、それでも隣近所揃ってささやかな花見を楽しんだようですが、いずれの時代も花が主役でありながら、桜を酒の肴にしたり、時には桜の枝を折ったりする不届き者もいるようです。
 昨日はその陽気につられて、親類の法事を終え、所用を済ませて夕闇迫る午後5時ころにわが町へ辿り着きました。上灘唯一の信号を左折すればわが家へ向かいますが、そのままシーサイド公園に向かって直進し、由並小学校の下で上灘駅方面の道を走り、潮風ふれあい公園へ妻と二人で出かけました。

妻をモデルに撮影会

 ここはここ数年私たち夫婦が、決まったように出かける桜の花見スポットなのです。千人塚の池が見下ろせるスポットには既に何組かの見学者が見えていましたが、無粋にも長いアンテナを2本立て、無線交信を楽しんでいる熟年男性が、いい場所に車を止めて占拠していました。車の中で何やらマイクに向かって話しているようでしたが、仕方なく傍に車を止めて見下ろしました。
 いやあ夕日に映えて実に見事な桜でした。桜は傍で見てよし、見上げてよし、見下ろしてよし、遠望でよしです。見下ろす桜もまた一趣でした。
 夕日と桜と女といえば、これに勝る美しいものはありません。3つ目の女は私の妻ゆえ多少見劣りしますが、まあこれも良しとして束の間の花見を楽しみました。

 

 昨日は法事が終ると最近開通した三坂道路を通って、仁淀川町の桜の銘木を見に行く手はずですたが、所用が長引き残念ながら出かけることが出来ませんでした。しかし妻いわく「こんな綺麗な桜が見れたので大満足」だと言ってくれました。私たちはその後公園の少し奥まった場所の、満開の桜を見て帰宅しました。千人塚の桜はまだ八分咲きなので、今日あたりもう一度出かけて、ブログのフェイス用に綺麗な写真を撮っておきたいと思っています。
 今は桜が見ごろです。この桜は早く目と心と写真に収めなければ、来年の春まで見納めです。今年の桜は事の外厳しかった寒さに耐え、十日も遅れて折角咲いた桜ですから皆で楽しみましょう。くれぐれも焼肉の煙で桜を燻すことのないよう、また枝を折ったり、桜そちのけで酒を飲み過ぎないようお願いします。

  「桜の樹 何やらモクモク 煙出て 焼肉パーティ いただけません」

  「何処よりも 勝る桜と 自慢しつ 妻と二人で 桜見下ろす」

  「花・夕日 加えて女 コラボする 三つ揃えて 私見学」

  「ああ今日も 幸せですと 思いつつ 今年の桜 初めて愛でる」

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