shin-1さんの日記

投稿者: | 2006年5月11日

○大学の授業始まる

 早いもので愛媛大学法文学部の非常勤講師を引き受けて4年目を迎えました。五里霧中の1年目に比べれば月とスッポンという感じの4年目です。4月のガイダンスを経て私の教室を選んだゼミ生は22人です。今日大学の事務局へ立ち寄って名簿や教室の打ち合わせを行った折、事務局の職員が「先生の教室は沢山の申し込みがあって中々の人気でしたよ」と言うのです。私には分りませんが私の教室を選んだ人は多かったようですが、担当教官の第一希望を考えて上手く振り分けたようです。3年前は事務局職員や学生から「先生」と呼ばれても他人事のようでしたし、今でも違和感がないわけではありません。でも大学内だけだったら「まあいいか」と思いつつ「先生」という呼び名に甘んじることにしました。今日は初講義ということもあって、一年間のガイダンスと今日のテーマである「地域振興・まちづくり概論」を話しました。今年の学生も見るからに真面目で好感の持てる学生が多いようで安心しました。

 私の担当は夜間主です。夜間主といえば何か暗いイメージがありますが学生は明るく、黙々と勉強しており午後6時から始まる授業も全員出席ですし、90分間私語ももなく熱心にメモを取っていました。私は普通講義日は大学へ午後4時30分に自宅を出ます。午後5時20分くらいに大学構内車を乗り入れます。守衛さんともこの3年間ですっかり顔見知りになって、時折新人の守衛さんに呼び止められますが、大学から交付された駐車証を見せるとかしこまって敬礼をしてくれます。駐車場は何時もいっぱいでスペースを探すのに一苦労です。誰しも少しでも近い所を選ぶのでしょう。それから出勤簿に印を押し資料のコピーを行います。午後5時40分には講義のスタンバイを完了し、娘婿の岡本助教授の部屋を覗きます。義理にせよ親子といえども大学での娘婿は遠い雲の上の助教授先生ですから、出来るだけ「先生」と呼ぶようにしていますが、この呼び方も最初は何か抵抗がありました。今は割り切っています。助教授の部屋はどの部屋も煩雑で足の踏み込む場所もないほど本で溢れています。外目には格好いい仕事のように見える大学の先生もこんな沢山の本を読んで日々研究をしているのかと思うと、ついつい頭が下がります。でも僅か10分ほどですが助教授の部屋で空気を吸うだけで何となく落ち着いてきます。

 私に与えられた年間講義時間は60時間です。毎週水曜日が講義日なので、余程のことがない限り毎週水曜日は大学へ行かなければなりません。サンデー毎日の自由人とはいいながら一週間が来るのがとても早く感じます。でも講義日が近づくと何かワクワクするから不思議です。多分若い学生のエネルギッシュなパワーをいただく嬉しさでしょう。

 大学の殺伐とした構内もケヤキ並木に緑が日増しに濃くなり、無造作に置かれた学生の自転車が寂しく雨にぬれ、外灯が照らしていました。

  「出席簿 見ながら名前 はいと言う 再度促す 小さな返事」

  「202 書いた教室 こじんまり 黒板背にして チーパッパ」

  「眠らずに 聞かせる講義 自信あり 気構えだけは 教授並みだね」

  「先生と 呼ばれ一瞬 俺のこと 辺り見渡し やっぱり俺か」

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