shin-1さんの日記

○便利なカーナビゲーション

 2年前、私の車にカーナビゲーションが装備されました。当時は12万円もする高い買い物なのでちゅうちょしましたが、妻の財布から資金を出してもらいました。今時の車は新車の時既にカーナビゲーションが装備されているようですが、私のプラッツにはそんなものはなく、シンプル・ザ・ベストといったところです。友人の車屋さんにお願いして整備しましたが、メカに弱い私にとって操作は難しいものとの先入観があって最初は恐る恐るでしたが、テレビ内臓のカーナビゲーションは中々の優れもので、電話番号か住所、若しくは地図で検索すれば、いとも簡単にその場所までの道順が表示されるのです。

 特に電話番号での検索は便利で、私のように時間までにその場所へ付かなければならないせっかちな人間にとっては、そこまでの道順はおろか距離や時間までも逆算して表示してくれるメカ頭脳にはただただ驚くばかりです。

 「次の信号を右折してください」と、道順を間違えそうな要所要所では女性の声で案内をしてくれるのですが、いったん間違うと「ルートが変わりました」と間違いを指摘され、回り道や引き返すことをしつこく言うのです。分からない道ならいざ知らず、知っている道を走って場所だけ探す場合などうんざりして、「うるさい」とカーナビに八つ当たりする場合も時々あって思わず苦笑いします。

 私たち夫婦がカーナビゲーションを買った本当の目的は、10数年前から二人で始めた四国88箇所遍路の旅を便利にするためでした。10年以上も経つのに未だにその旅は完結していませんが、次のお寺さんを探すのに、せっかちな私とのんびり屋の妻とでいつも喧嘩になり、不仲の原因になるものですから妻が友達からカーナビの便利さを聞いて投資する決意をしたのです。でもその後の私の忙しさもあって、本来の目的であるお寺さんを探すことはしていませんので、早く遍路旅を簡潔したいものです。

 このカーナビの欠点は人間牧場までの道がないことです。画面に表示された地図上では道のない所に車の通ったと思われる白い足跡が表示されますので、帰りにはその表示を帰ると元の道に出る仕組みになっています。先日鳥取県米子まで往復600キロの旅を一人で敢行しました。高速道路を使わずのんびり走るため一般国道を選択して走りましたが、夜だったため瀬戸大橋を渡る高速道路ルートに比べ1時間余り多く走っただけで、高速道路の料金も節約できて大助かりでした。勿論帰りも早立ちでその道を選びましたので、約1万円の節約になりました。

 便利=お金の時代ですが、節約は心がけ次第で幾らでも出来ます。「買えないのではなく買わない」の精神で望みたいものです。私は便利のためにカーナビに投資しました。でも便利は人生を豊かにしてくれることだってあるのです。

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