shin-1さんの日記

○新しい息子夫婦

 慌しい結婚式や新婚旅行、それにたまった仕事を片付けるため帰ってこなかった息子夫婦が日曜日揃って帰って来ました。若嫁に「お父さん」と言われてもまだピンときませんが、それでも食事の準備や片付けに気を使う嫁の姿はもうすっかり我が家の一員としての風格です。妻もまたあれやこれやと声を掛け合い「お母さん」ぶりを発揮しています。願わくばこれからもずっと良き親子関係を築いて行きたいものです。

 息子は長い間家を空けていたので感慨深そうに我が家のあちこちを見回し歩いていましたが、嫁を人間牧場に案内したようです。私は自治会長として祭りの仕事があったものですから、夕食からの出会いとなりましたが、はじめて人間牧場に案内した時はまだ敷地造成中でしたので、人間牧場が立派になっていることに驚いていたようです。息子もまた私のやった突貫工事の瓦による周辺整備を見たかったようで、一応設計士としての合格点を貰いました。家にいた頃は何かと対話していた人間牧場について、親子別居のため当分は電話でのやり取りが続きそうです。

 最近は結婚するとすぐに子供が出来る出来ちゃった結婚や、挙式の前に同棲したり入籍するインスタント結婚が流行っているようですが、息子夫婦は晩生なのかその気配はなく、新婚旅行も終わってやっと入籍のようです。本当は息子夫婦と同居したいし、息子夫婦もそれを望んでいましたが、妻の気苦労を思うと当分の間は別居もよいのではという結論になりました。長男教育を受けて育った息子が社会の荒波の中で自立できるか不安な面もありますが、息子も葉や30歳、多分大丈夫だと送り出しました。

 帰る時洗剤や砂糖、じゃがいもなどこまごましたものを妻から貰いうけていたようなので、当分は安月給でも共働きで何とかジャガイモを食べてでも飢えはしないでしょう。しかし借りたマンションの家賃や電話代など、明日からは暮らしていくための厳しい現実が待っているようです。

 新婚旅行はヨーロッパでしたが、私が面の収集をしていることを知っていて、素敵な面をお土産にプレゼントしてくれました。妻が先日民生委員の研修旅行で北陸方面へ行った折にも面を買って帰ったので今年は夏に夫婦で行ったカナダ旅行で買ったのと合わせると三つも増えたことになります。余り高価なものではないのですが、面の収集ももう30個以上に増えました。面は主に魔除けとして使われますが、収集してみるとその土地、その国によって随分表情が違っていて、旅先で骨董屋の店先を覗くのも楽しいものです。

 少し暇が出来たら是非面を自分で彫ってみたいと思っています。不器用を自認する私にはそんな芸当は難しいと妻は言うのですが、挑戦してみないことには分かりません。アー、また夢が広がってきました。

 春先から夏秋にかけての長い間、忙しく過ごして来たので、ちょっと立ち止まりたい気分になっています。無理をせずと思いつつ少しハードな月末がやってきそうです。自治会長の仕事も一段落しそうなので、一休みしたいです。

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