shin-1さんの日記

投稿者: | 2005年10月11日

○米一俵の講演料

 今年の夏、高知県奈半利町へmちづくりの講演に出かけました。双海町出身の奈津さんが、高知大学のインターンシップで奈半利町にまちづくりの助っ人として派遣されたことと、NHKラジオ深夜便心の時代で私の放送を聴かれた坂本さん(まちづくりの中心メンバー)がどうしても聞きたいということで実現しました。

 どの町もまちづくりで自立し、あるいは民間ペースで自立しようとしてる所は資金面で苦しく、講演料は米一年分でという面白いアイデアでした。野球の四国リーグで一俵入魂などユニークな支援を続けている話題も合って、面白いと引き受けました。一泊2日の講演を土佐山田町とタッグを組んで出かけました。

 講演が終わって数週間後、10名ほどの視察団が双海町の夕焼けコンサートの見学を兼ねてやってきました。何とその時律儀にも昨日モミスリしたという新米を2とう持ってきてくれました。

 私は一日に昼と夜に茶碗一杯ずつを食べます。したがって一日の米消費量は1合1勺で計算すると、一年間で約1俵となります。つまり一年間で食べる半分を持ってきた計算になります。ところが昨日坂本さんは律儀にも奥さんを連れて残りの米2とうをわざわざ高知から運んできたのです。感激しました。

 早速お二人を人間牧場に案内し、四方山話に花を咲かせました。坂本さんもこんな施設を作りたいと仲間で話し合って、営林署の施設を払い下げてもらい作っているそうですが、中々前へ進めないそうです。私もその施設を見せてもらいましたが、大き過ぎて持て余し気味のようでした。

 坂本さんは新聞の販売店を経営する傍ら、約8町歩の米を作り、6万羽のブロイラーを育てる養鶏を営んでいるスーパーおじさんです。今までに色々な人に出会いましたが、これほどの働き者には出会ったことがありません。それでもニコニコ生きてる姿は大したもので、まるで坂本龍馬のようです。奥さんの作る郷土料理も奈半利に行ったとき食べさせてもらいましたが、中々のものでした。

 アドバイスを求められても、私の上を行く彼にはアドバイス出来かねます。しかし人間牧場は、多くの仲間とやると、難しいから自分の身の丈でやるよう勧めました。人は自分の思うようには動かないものなのです。再開を約束し奥さんと二人で夕闇迫る双海町を後にした坂本さん夫婦はとても素敵な夫婦でした。

 人間牧場が温かい人間関係を結んでくれた一日でした。

 

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