人間牧場

〇今年はダルマのように手も足も出ません

 私の外反母趾の長期入院で、わが家の生活のバイオリズムが狂い、退院後の今も後遺症と思われる体の不調が続いています。「こんな時は家に何が起きるか分からないから、お互い気お付けよう」と話していた矢先の10日ほど前、わが家の若嫁が通勤中交差点で後ろの車にノーブレーキで追突され、この春買ったばかりの軽の箱バンの後ろがめちゃめちゃに壊れ、若嫁もむち打ちがひどく整形や整体でリハビリを続けていますが、あまり芳しくないようです。

まるでダルマのように手も足も出ません

 悪いことは重なるもので、昨日の夕方孫たちの部屋にエアコンを設置する業者さんが入り、作業用の車が入り口付近に駐車していたので、中山のヒマワリ畑の見回りに出かけて帰った息子は軽四トラックをその後ろに止めました。ところがその後軽四トラックのサイドブレーキが甘かったのか、車が勝手に無人で急坂をバックし、隣の家のブロック塀を壊すほどの衝撃で、とりあえず止まりました。荷台の後ろは大きくへの字に曲がり、何とも醜い姿です。

 幸い通行する車も人もない自損事故で大事故を免れただけでも良しとしなければなりませんが、早速グラインダーでブロック塀の横筋・縦筋を切り、ハンマーで小さく割って孫たちも手伝って片付けてくれました。わが家にとっては踏んだり蹴ったりの連続事故となりました。私の左足の手術を加えると、2度(若嫁の追突事故)あることは3度(息子の無人車自損事故)あったで一応終了です。いやそうあって欲しいと願っています。昨日は家族がみんな集まった所で、「注意一秒怪我一生」の話をしました。

「無人車が 勝手に坂を バックして 隣の家の 塀にぶつかる」

「二度あるが 三度もあって 手も足も 出ないダルマの 心境思う」

「昨晩は 家族みんなが 集まって 注意一秒 怪我は一生」

「あれこれと 連鎖反応 あり過ぎて わが家は病院 通いの毎日」 

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人間牧場

〇タダにはタダの礼

 最近はインターネットが普及して、あれ食べたこれ食べた、どこへ行ったあれ買ったなどなど、考えてみると余り自分に関係のないどうでもいいような話題が、SNSなどで世間を騒がせています。それでもそこから消費者が発信する情報が消費行動となるため侮れず、上手く拡散すればたちまちラーメン屋に行列ができるといった珍社会現象が起こるのです。

 物々交換も日常茶飯事で、こんなもの要りませんか?、こんなものが欲しいと言えば、早速書き込みがあり商談成立となるのです。私たちのように田舎に住んでると、色々な季節の食べ物がお裾分けとして届きます。それは長年の送ったり送られたりする風習や習慣がそうするのであって、移住してきた人が「田舎の人は色々なものをくれるので優しい」と思ったりしていることとは多少ずれがあるように思うのです。

「タダにはタダの礼」という言葉があります。また「タダほど高いものはない」という言葉もあります。私は長年まちづくりの世界で生きてきました。ゆえに全国の仲間から沢山の旬と思われる特産品が届きます。一度だけ出逢い縁もゆかりもそれほどないと思う人から特産品が届くと、私はお礼のメールや手紙を、妻は几帳面にメモしささやかながら嬉しかった心をお返しとして送るのです。

 貰って当たり前、貰って当然といううがった気持ちは、田舎であっても長続きするものではありません。今年も人間牧場に沢山のスモモの実がなりました。わが家ではこの時期をスモモ外交シーズンと呼んでいます。息子はスモモをキッチンペーパーで丁寧に拭き取り、古い菓子箱に詰め、若嫁は手間暇かけてジャムやコンポートに加工し瓶詰めにして、日ごろお世話になっている知人や友人に配るのです。今年も両手指、両足指では足らぬほど配りまくり、追突交通事故に遭い気分の優れぬ若嫁と、退院間もない体調の優れる私の時期が重なったため、多少疲れました。

「あれ欲しい これも欲しいと 簡単に 言ってる人は 果たしていかに」

「世の中は 貰い得など ありえない タダにはタダの 礼儀があって」

「今年の スモモ外交 きつかった 体調今一 家族がカバー」

「生きるとは 生涯かけて 恩返し することですと 永さん教え」

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人間牧場

〇熱中症にご用心

 多少手術した左足に違和感はあるものの、やっと両足で歩けるようになりました。左足ゆえオートマの自家用車であれば何の問題もなく多少の遠出も可能になりなりましたが、ギアーチェンジをしなければならない4WDの軽四トラックは安全を考えて自粛していましたが、近場で練習をしようとこの4~5日、きつく咎められている妻の目を盗んで練習をしています。

トマト畑の除草と垂直仕立て

 最近は日中の気温も30度近くまで上昇するので、「無理をしないで」と言っても無理をする私のために妻は、毎朝マホービンに冷たい麦茶を入れて、勝手口へ置いてくれているので大助かりです。昨日はトマト畑の草取りと、脇芽を取る時機を逸してしまったトマトを垂直仕立てで育てようと思いつき、ビニール紐で束ねる作業を3時間ばかり行い大汗をかきました。

 私は熱中症になったことはありませんが、一昨年港の見える丘で草刈り作業中、横の畑のおじさんが熱中症で倒れているのを偶然発見し、私の軽四トラックに乗せて診療所まで運び、一命を助けた経緯もあるので、熱中症には特に気をつけて作業をしています。退院後間もなくまだ外気温に慣れていないので、この上家族に迷惑をかけることは出来ないので、心して夏を過ごしたいと思っています。

「ギアチェンジ 軽四トラック 練習中 無理は禁物 言い聞かせながら」

「野良仕事 妻が用意の 冷麦茶 潤しながら 農作業する」

「熱中症 なった経験 ないけれど 助けたことが あるので用心」

 

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人間牧場

〇伊予銀行上灘支店の窓口営業終了

 平成の大合併で伊予市・中山町と合併して今年で18年になります。あっという間の18年でしたが、今年は歴史の悪戯でしょうか、上灘漁協所属の漁船が20隻も集団火災で焼失したり、長年子どもたちが通っていた上灘保育所が耐震基準に適合せず、旧保健センターへ移転したり、町のシンボル的存在がのシーサイド公園が26年ぶりにリニュアールし、運営をしていた3セクが解散してフジトラベルに替わったりして、私の外反母趾手術・入院中に起こった町の流れのきしむ音がいや応なしに聞こえています。

町から銀行の窓口業務がなくなります
伊予銀行上灘支店の歴史

また最近知ったのですが、伊予銀行上灘支店が今年7月21日をもって窓口での営業を終了するというニュースが飛び込んできました。JAバンクも上灘からATMが下灘に移転するようで、何年か前に町内から姿を消したガソリンスタンドとともに、老いの身には益々厳しさを増す不便な暮らしに不安を隠すことは出来ません。そんなこともあって、今まで窓口で預金の出し入れをしていたことができなくなるので、昨日上灘支店に出かけて、とりあえずキャッシュカードを2枚作る手続きを終えました。

 偶然最後の支店長になるであろう現支店長さんにお会いし、いただいたいよぎんSMART上灘開設を知らせるパンフレットを見ながら、色々な話をしました。明治35年に開設された伊予銀行上灘出張所はその後支店に昇格するなど100年を超える歴史があり、私たちの暮らしに寄り添うように双海町の歴史とともに歩んで来ました。私が双海の夏祭りを発想し一大イベントに発展した頃には、銀行員や郵便局員が連をつくり、町内を双海音頭を賑やかに踊り歩いたのがつい昨日のことのように蘇ります。また一つ灯りが消えようとしています。寂しい出来事です。

「銀行の 支店なくなる 寝耳水 ガソリン難民 今度は銀行までも」

「窓口で 預金引き出し する方法 遠く離れた 郡中支店」

「とりあえず スマートATM で引き出しは 出来そうなので キャッシュカードつくる」

「銀行は 貧乏私 無縁だが それでも困る どうすりゃいいの」

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人間牧場

〇ブロックの網囲い作り

 昨日は昭和47年6月22日生まれの息子の誕生日でした。家族だけのささやかな誕生祝いをしたようですが、早いもので今年で49歳になるのですから驚きです。息子は設計事務所に勤めながら親のDNAを引き継ぐように、相変わらず仕事の合間を縫って地域づくり活動をしているようですが、いつもハラハラドキドキさせられ、いつの間にか巻き込まれ手助けさせられています。

ブロックの網囲い準備

 今年は私が2ヶ月の入院で家を留守にしていたことを良いことに、帰ってみると庭中に朝顔のビニール植木鉢が並び、内心今度は何をするのか?と、昨年のヒマワリ騒動に続いて驚きました。息子はこの時期長年やっているカブトムシの飼育をやっていて、昨年末家庭菜園の隅にブロック工事を行い落ち葉などを入れてカブトムシの幼虫を育てています。昨年までは人間牧場でやっていましたが、毎朝カブトムシの成虫を集めに行くのに一苦労すましたが、今年は近場なので大助かりです。

 そろそろ幼虫が成虫になる時期なので、ブロック落ち葉ストッカーの上に網囲いをしなければなりません。やんわりその手仕事を私に言いにくそうに頼んでいるようなので、私も足の回復具合を見ながら、昨日採寸などの手はずを整え、手助けをしようと考えています。どうやら今年もまた息子の巧みな作戦に飲み込まれそうで、あ~あ~です。

「長男も 49歳 なりました 相も変わらず 年甲斐もなく」

「昨年は ヒマワリ騒動 巻き込まれ 散々痛い目 手伝わされる」

「カブトムシ そろそろ地上 這い出ると ブロック上に 網囲いしたいと」

「体調が 今一なのを 気遣って 無理をするなと 言いつつ無理を」

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人間牧場

〇妹が庭木松の剪定助っ人

 今年は私の長期入院生活で、暮らしのリズムが狂い、退院後の今もリズムは狂いっぱなしです。取り戻そうとやってはいますが、残念ながらやってることは後手後手で、体調が今一なので焦れば焦る程余裕がなくなり悶々の日々を過ごしています。

 昨日は近所に嫁いでるくじらというお店の妹が、わが家の庭木松の剪定が出来ていないのを見て、お店が休みだったので剪定に駆けつけてくれました。わが家の庭木は親父が一手に引き受けてやってくれていましたが、その後は私が見よう見まねで引き継ぎ、7年目になりました。

なにせ庭木の数も半端な数ではないので、これから先が思いやられる今日この頃です。150mに及ぶツツジの生け垣剪定も草刈り機に新品のチップソーの刃を取り付け、荒い剪定をしています。友人から人間牧場や港の見える丘のクヌギの苗木植林下刈りの助っ人申し込みがありましたが、私の体調が回復していないので、見合わせをしています。

咲き始めたくちなしの花はいい香りです

 昨日庭を歩いているといい匂いがしました、庭の隅に植えているくちなしの花の匂いでした。もうそんな時期かと思いつつ花に鼻を近づけ香木の匂いを嗅ぎました。

「今年は 長期入院 何もかも 後手に回って 悶々の日々」

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人間牧場

〇草取りサンデー

 毎日歩行訓練の距離を伸ばしています。私のせっかちな性分を知っている家族や友人からは、「余り無理をしないように」と自制ブレーキを踏むように言われていますが、歩行だけでなく家の横の菜園に生えた雑草を、リハビリのつもりで平グワで削っています。見苦しかった菜園もここに来て少し寄りが戻ったような雰囲気です。

トマトの網囲い

 昨日はトマト畑の熟れ始めたトマトがカラスかハクビシンに荒らされたので、網囲いをしました。鉄パイプの支柱を打ち込むのに多少難儀をしましたが、例年使う漁師さんから貰って加工している囲い網を倉庫から取り出し、何とか無事囲うことができましたが、有害鳥獣の被害はこれから続くものと思われるので、スイカの囲い網も用意しなかればなりません。

 サンデー毎日の私ゆえ時間はたっぷりありますが、4月~5月に新型コロナの影響で開催ができなかった様々な集会やイベント、講演などが6月から再開され、退院間もないこの20日ほどは杖で左足をかばいながら、結構忙しく動き回りました。幸い手術したのが左足で、右足でも運転できるオートマ車で、少し遠出も出来るようになりました。「無理は禁物」、そう心に言い聞かせつつやっています。

「無理するな 知人友人 みんなから せっかち性分 知っているから」

「少しずつ 歩行訓練 距離延びて 杖がなくても 少し歩ける」

「リハビリの つもりで菜園 草を取る 畑に正気 戻りつつあり」

「退院後 今までのつけ 返すべく 忙しい日々 これから先も」

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人間牧場

〇昨年に続いて騒動

 昨年は映画二宮金次郎絡みで中山十彩会の皆さんと、1万本のヒマワリを植える騒動に息子に言われて巻き込まれ、わが家の家庭菜園にも余ったヒマワリの苗を植えて欲しいと頼まれ、500本程のヒマワリがわが家を飾りました。花が終わった後の種取りも手伝わされ、それはそれとしてまあそれなりにいい夏でした。

昨年はヒマワリ騒動に巻き込まれました

 ところが今年私が外反母趾の手術で2ヶ月間入院し、無事退院して6月最初に自宅に戻ってみると私が留守中に、中庭全体に今年は朝顔の苗が、まるで苗屋さんのように並べられていて、私と同じ早起きの長男息子は、仕事に行くまでの寸暇を惜しんで水遣りや支柱立てに余念がないようで、さすがの私も飽きれてものが言えない状態です。

庭中朝顔でいっぱい

 その朝顔が2~3日前から1輪2輪咲き始め、息子の作業も熱を帯びてきました。聞けば朝顔市のようなものをやりたいそうですが、息子の難点は自分の小遣い銭ををはたいてやるのは結構なのですが投資た金額を回収せず、カブト虫にしても無償配布して、むしろ心の投資効果を狙っているようなのです。こんな馬鹿げた行動は長続きするはずもないので、やんわり注意していますが、聞く耳を持たず楽しそうにやっています。

「昨年は ヒマワリ騒動 巻き込まれ 今年は朝顔」

「退院し 帰ってみると わが家庭 所狭しと朝顔並ぶ」

「朝顔の 花が咲いたと 得意顔 息子のやること 理解苦しむ」

「この息子 誰に似たのか 意味不明 いつもハラハラ ドキドキ連続」

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人間牧場

〇バラの花が届きました

 昨日外出先から帰ると玄関先に綺麗なバラの花が花器に活けられ飾られていました。若嫁に聞くと顔見知りのPTAの役員さんがわざわざわが家まで持って来てくれたそうです。わが家の息子は中学校PTAの副会長、若嫁は小学校PTAの副会長をやっていて、田舎ゆえ小さな学校ゆえそれぞれが毎年のように役員をやらなければ活動ができないのです。

綺麗なバラの花が沢山届きました

 かく言う私も息子3人が通った松山工業高校の常任理事1年、副会長1年、会長6年と、忙しい日々を過ごしましたが、PTA活動は子どもが学校に通う間しかできない貴重な経験なので、後ろ向きでなく前向きに考えて皆さんと活動すれば、役員にならなければ学ぶことできない多くのことを学ぶことができるのです。これを役得と呼んできますが、バラの花の贈り物も役得と考えれば有難いプレゼントなのです。

 この時期、わが人間牧場には綺麗なアジサイが咲き誇り、庭には息子が今年から始めた朝顔も咲き始めました。花の世話はある意味子どもを育てることに通じます。土と水と肥料と太陽の恵みのバランスが良ければ、綺麗な花をどんどん咲かせます。害虫や病気、雑草、それに風雨からも守ってやらねばなりません。小学校6年生と中学校2年生の2人の孫も、私の背丈を追い越す勢いです。家族や地域の人の支えで、我慢強いいい子どもに育ててやりたいものです。

「玄関に 綺麗なバラが 活けている 聞けば友人 届けてくれたと」

「わが息子 夫婦そろって PTA 役員なりて 何かと忙しげ」

「田舎ゆえ 一人一役 こなさねば 活動できぬ 割り切り役得」

「私の背 軽く超えられ 孫たちも 健やか成長 何より嬉しい

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人間牧場

〇小西さんに大西さんのスイカを頼みました

 わが家では草に埋もれたスイカの苗をやっと救出して、敷きわらをして育て始めたというのに、巷では早くも走りのスイカが出回り始めました。何年か前大洲が水害に会った時、復興スイカとして出回ったスイカをいささかな支援のつもりで買い求めました。その時息子や娘たちにも買ってプレゼントしましたが、その味が余程美味しかったのか、今年もこの時期になり娘や息子から、催促の電話が入っていました。

大西さんちのスイカ

 大柄な姉が小西さんという双海町の柑橘農家に嫁ぎ、小柄な妹が大西さんという大洲市五郎の農家に嫁ぐ、まるで笑い話のようなホットな小西千鶴子さんとのご縁で、今年も小西さんを通じて大西さんちのスイカを4個も買い求め届けてもらいました。早速松山市内に住む娘に1個、次男に1個、わが家の同居長男に1個、それに私たち夫婦に1個と、妻は一昨日配り終えました。スイカ大好き人間の私ゆえ早速食べたいと思っていましたが、昼間と夜の集会が相次いでいて喰いっぱくれ、今日あたり食べたいと思っています。

 スイカの産地として名高い熊本では、食べたスイカの皮の外皮を剥き、塩を振って一夜漬けにして食べると、ケンミンショーという番組で紹介されていました。かくいうわが家でも私が子どもの頃母ちゃんがスイカの皮の浅漬けをしてくれたことを覚えていますが、その当時は余り美味いと思った記憶は残っていません。嗜好の変った高齢者なった今ゆえ、やってみる価値はあると思っていています。お茶漬けのお供に・・・。

「この時期が 来ると子どもら あのスイカ 食べたいという 電話が入る」

「小西さん 通じて大西 農園の スイカ注文 笑い話だ」

「今年は スイカを食べた 皮までも 食べてみたいと ケンミンショー見て」

「今晩は 食後のデザート スイカです 朝から少し ワクワクしてる」

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