人間牧場

〇やっと縫い終わった大ザイと中ザイ
 急な思い付きで始めた、昔漁民が山の上の魚見櫓や巾着網船で使っていたザイという大きな団扇のような道具を作ることを思いつきました。元々の発端は家の敷地内に造っている海の資料館海舟館の「人形が語る昔の漁村の暮らし」にまつわる小道具として考えていましたが、想いを形にすべく作り始めました。


 (上大ザイ、下がザイザイです)

 ステンレスの金棒で輪っかを造り、竹の棒に穴を赤て差し込んで固定し、その上に木綿の白い布を縫い付けて行くのですが、布を売っている店が町内にはなく、何軒か探しても見つからず、結局伊予市街のはぎれ屋で幅1m30㎝の布を見つけ、早速囲炉裏部屋煙会所に持ち込み、1日半かかって、大ザイ2本。中ザイ2本の計4本を作り上げました。

 願わくばこのザイを振って、おらぶ様子をビデオカメラに収めたいと思っていますが、どうなることやらです。私たちの暮らしから残しておきたいけれど時代とともに消え去る生活文化や生産文化がどんどん姿を消しています。「こんなことして何になる?」と自問自答しながらやっていますが、はてさてどうなることやらです。出来上がった大ザイは保存する場所にも事欠く大きさです。

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人間牧場

〇雨の日のために設えた絵
 人間牧場を造って間もなく20周年になります。これまで数え切れないほど多くの人が人間牧場の在処を知らせる看板の1枚もない、曲がりくねった山道をよくもまあ来たもんだと感心します。

 私のように下浜の隧道を抜けた近道を利用するのと違い、学生や大勢の人が集まる場合は、上の市道横に車を止め進入路を5分ほど歩いてもらいますが、眼下に瀬戸内海が一望できる絶景眺望を見ると、殆どのみんなはその素晴らしさに歓声を上げます。

 さらに到着して水平線の家の戸を開けて中に入り、観音開きの戸を開けると、「素晴らしい」「ブラボー」などと声を上げて褒めてくれますが、多くの人の目はウッドデッキかの向こうに一斉に向いて、長くて太い梁に掛けている4枚組の長~い絵画には殆どの人が気付かないようでです。

 もう10年以上前に、霧と雨の中ある集団が県外からやって来ました。残念ながら自慢の景色が全く見えなかったことにヒントを得て、当時まちづくりセンターに出向していた県信連から出向していた河野さんという研究員にその話をして、雨の日でもかんじてもらえるよう晴れた日の絶景絵を描いてくれるように頼みました。

 河野さんはそれから足繁く3年間通い、絵を仕上げプレゼントしてくれたので、早速梁に吊るしました。今日は朝からあいにく雨でしたが所用で人間牧場の水平線の家に立ち寄りましたが、ふと当時の逸話を思い出し、感慨深く一人この絵を見上げ、河野さんの顔を思い出しました。

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人間牧場

〇私は只今アッシー君です
 昨日は讃岐先生を偲ぶ会に仲間とともに参加しましたが、酒を呑まなくなって20年になる私は、近頃酒を呑む近くに住む知人友人のためにアッシー君をかって出ていて、昨日は他の友人は二次会につき合うというので、友人を一人だけ乗せて無事送り届けました。

 さて3週間前突発性緑内障という目の病気にかかって仕事を急遽退職し、自宅療養中につき運転を自粛している妻のために、病院や買い物にアッシー君として付き添う羽目に相成りました。私が若い頃は松山で頻繁に呑み会がある度、今のようにスマホも普及していない頃だったので、公衆電話を使って妻を呼び出し、「10円タクシー」と称して深夜に松山の飲み屋街まで、ヘベレケに酔った私を迎えに来てもらっていました。

 そのことを思えば、妻が病気になった時くらいは恩返ししないと罰が当たると殊勝にもアッシー君を買って出ておりますが、今日は片目を手術して1週間後の経過観察の日で、若嫁と息子、それに私の3人が妻の付き添いで松山南病院の眼科へ診察に出かけました。

 ところが今日はゴールデンウィークの真っただ中の日曜日とあって、病院が混んで、10時から10時30分でで予約を取っていたのに、検査や診察が始まり、終わったのは12時過ぎでした。気短な性格の私としては待つのが大嫌いで、イライラは募るばかりでした。やっと診察を終え窓口で支払いをして、近くのエンゼル薬局で目薬をもらい帰り始めましたが、帰り道はエミフル付近は少し渋滞気味でした。

 3男息子が見舞いがてら帰省するというので、帰りにスーパーで食材を買い求めて帰宅しました。既に留守中に警察官をしている息子はわが家へやって来ていて、病院から帰ったばかりの妻は、料理を作って、今年最初に帰宅した3男のために、料理を作って振る舞っていました。

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人間牧場

〇名前も知らい花
 今は便利な世の中で、今朝ウォーキングに出掛ける前にパソコンの天気予報にアクセスし、天気図とアメダスを見ると、窓越しに見える外を目視しても、曇天で雨は降っていませんでしたが、アメダス画面だと双海町付近に雨雲が近づいているように見えました。

 大事を取って雨傘を持ってウォーキングに出けると、半分ほど歩いたところで小雨がポロポロ落ちだしました。降り始めの雨なので止む気配はなく傘を差し悠々と歩きました。近所のおばさんたちも私と同じように朝早く起きる人が多く、出会う人は殆どが80歳を超えた女性でした。

 時候のあいさつを交わしながら近所の家の前を通りかかると、玄関先の庭に綺麗な花が咲いていました。「綺麗な花ですが何という花ですか?」と尋ねると「花の名前が難し過ぎて名前は分かりませんが・・・」でした。

 植物の名前に詳しい方ではありませんが、私の知識だとこの花は「ウツギ」の一種だと思うのですが、植えた本人が花の名前を知らないとはこれいかにです。実は昨年この時期にこのおばさんと同じ会話を交わし、自分が挿し木したこの花の苗を一鉢私がいただいて帰ったことをすっっかり忘れているようでした。

 いただいた苗木はわが家の庭の隅に植えていますが、まだ1輪も花をつけることもなく、スクスクと育っているのです。多分来年あたりは花ウィつけるんのと思われますが、「これはフ入りのウツギという花ですよ」と教えたはずなのに、すっかり忘れているようでした。

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人間牧場

〇あっという間の修学旅行
 中3の孫奏心が3日前2泊3日の修学旅行に出かけました。行く先は京阪神ですが、往路は学校から松山空港までバスで行き、飛行機で伊丹空港まで飛びました。


(このバスで出発しました)

 修学旅行の模様はSNSで逐一発信されていて、私たち家族も楽しい旅の風景や思い出を居ながらにして家族で見ることが出来、隔世の感で見ていました。今日はお楽しみのテーマパークUSJを楽しんだ後、復路はバスで明石海峡大橋を渡り、今頃はもう松山付近を通過中で間もなく帰郷する予定です。

 一生の思い出となる2泊3日の修学旅行も、あっという間に終わろうとしています。同居の2人の孫の1人が欠けただけで、こうもお静かなものかと思われるほど静かな3日間でしたが、明日からはまた賑やかさが復活します。明日から大型連休がスタートします。

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人間牧場

〇チョイ寄りで「もにこど2」へ
 昨日伊予市上三谷の私設図書館ビブリオAAを見学に行ったついでに、近くのレストラン「もにこど2」へチョイ寄りで立ち寄りました。さしたる用事もなかったのですが、2ヵ月前もにこどの畑の隅に、私が育てたクヌギの苗木を植えに出かけていたので、なえがついているかどうか様子見でした。

      

 小雨で道が濡れていたので、遠目でしか見えませんでしたが、女将さんの話によると順調に育っているとのことでした。お茶でもどうぞと誘われたので、コーヒーの呑めない私は、紅茶を入れてもらい、丁度昼時でお客さんが多かったため、手を取らせてはならないと、早々に引き上げました。

 何も手土産がないのでわが家の果樹園で樹上保存しているオーガニックの甘夏柑と、私が加工した干しワカメを持って行きました。無農薬ゆえマーマレードの原材料になると思い、持参しましたが、忙しい人たちに果たして作る暇があるかどうか心配しています。富んだおせっかいをしたものだと反省をしています。

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人間牧場

〇孫の歌ってる歌の意味がさっぱり分からない
 孫たち世代はと私とでは65歳も年齢が離れています。孫2人は家の中や風呂場で鼻歌交じりに歌を口ずさんでいますが、まるで呪文か独り言のようで、私には意味不明に聞こえるのです。

 今朝Facebookに私が瀬戸内海八島辺りに沈む夕日の写真をアップしたところ、親友の広島三次市に住む宮崎さんがメッセージを書き込んでくれました。宮崎さんは筆まめ喋りまめな方で、情報発信のスペシャリストですが、夕日夕焼けの写真を見て、三橋美智也の「夕焼け空が真っ赤っか~」という懐かしい歌を思い出したそうです。

 三橋美智也や三波春夫、それに村田英雄を知っていて、その歌を思い出せるだけでなく口ずさむことが出来るのですから凄いです。かく言う私もまったく同じで歌詞も曲もよく覚えているだけでなく、ハーモニカで吹くことができるのですから、「どうだ参ったか」です。三橋美智也など知っている私や宮崎さんはもうとっくに賞味期限が切れているのです。

「歌は世につれ世は歌につれ」といいますが、孫の歌を聴いても心が動かない世代であることを自覚しなければなりません。誰に何と言われようと三橋美智也のレッテルを張って生きようと思っていますが、ふとしたことからJR下灘駅で夕焼けプラットホームコンサートを開き、多くの違ったジャンルの音楽を聴くようになって私の音楽に対する考え方も随分変わってきたように思います。孫の歌っているYouTubeの曲も孫に頼んで一回聴いてみようかな。

「孫たちが 口ずさむ歌 意味不明 まるで呪文か 独り言のよう」
「夕日見て 三橋美智也を 思い出す 友人あんた 賞味期限切れ」
「若い頃 覚えた歌は 忘れない 冥土へ持って 旅立つ予定」
「世につれて 歌も進化を しているが 肝心私 退化の一途」

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人間牧場

〇カタツムリとミミズ
 田舎に暮らしていると、色々な動植物に出会います。特に毎日1万歩を目指してウォーキングしていると、そこら辺でやたらと動植物が目につき、時にはしゃがみ込んで観察して楽しんでいます。

 先日NHKが再度始めたプロジェクトXというテレビ番組で取り上げられていたスマホカメラの裏話の恩恵に浴し、ポケットに入れて持ち歩いているので、画像を撮ったりして楽しんでいます。

 昨日は小さなカタツムリとミミズを見つけました。車道ゆえ車に踏んずけられてあえない最後を遂げるのでしょうが、こちらの端からあちらの端まで道路を横切ろうとしている勇気が見て取れたので、カタツムリは手で持って、ミミズはそこら辺に落ちていた枝切れ道路の隅に移してやりました。

 虫も食わない顔をして、人助けならぬ動物助けでした。昔子どもの頃悪ふざけで友だちとミミズに小便をひりかけたところ、あくる日2人ともオチンチンが腫れ上がって大騒動した珍事(チンジ)を思い出しました。

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人間牧場

〇五行歌今月の歌
 毎月1回、私が所属している松山五行歌会へ歌を作って送るのですが、まだ1回も毎月行われる歌会に出席したことがなく、もっぱら欠席歌の部に所属している劣等生のいわゆるの幽霊会員です。

 今月も歌会の結果が事務局より送られてきましたが、今月の私の歌は次の通りでした。
   長生きしたくて
   あれこれサプリ飲む人あり
   自称文房人ゆえそれも叶わず
   自然に任せ自然に生きる
   お陰で何とか健康保持して

 講評は次の通りです。
 ・「自称貧乏人」とは自虐的だが、それが意外とプラスになっている…。人生いろいろ面白いな。「自然に任せ自然に生きる」これが全てです。
 ・サプリを見直している方が多いのではないでしょうか。健康維持のために飲んでいるのに体を害しては元も子も有りません。三、四行目同感です。サプリって高額なのが多いですよね。
 ・「自然に任せ自然に生きる」。素晴らしいですね。でも定期的な健康診断にだけは行ってくださいね。早期発見早期治療も長生きの秘訣ですから。

 最近紅麹で腎臓を概して亡くなる方がおられるようですが、私はサプリを飲まないので、サプリで病気になることはありません。大手の小林製薬という会社らしく社会問題に発展しているようです。

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人間牧場

〇知人の死
 一昨日の夕方、畑仕事をしている最中に海岸国道付近でパトカーや救急車のサイレンの音がかなり長く鳴り響きました。海岸国道では時々交通事故が発生した折聞こえる音なので、「何処で事故が起きているのだろう?」てな調子でした。

 その内所用で地域事務所へ行き漏れ聞くと、灘漁港の岸壁から車が海に落ちたらしい」とのことでしたが詳しいことは分からず終いでした。やがて近所の人と立ち話をしていると、どうやら「海に落ちた人は双海町の人らしい」とのことでした。

 昨日の朝刊新聞3面記事に「海に車が転落、男性一人死亡」と書かれていて、海に落ちた人は高岸の上野豊さん(76歳)と書かれていました。上野さんは元吉岡石油のガソリンスタンドに勤めていたり、青年団で交流もあった馴染みの人なので大いに驚きました。

 伊予署によると、上野さんは防波堤傍の幅1.5~2.5mの通路を走行中に転落、kq族に「魚を獲って来る」と伝えていたそうです。唐崎のわが妹の嫁ぎ先の2~3軒隣の人だけに、良く知っていて返す返すも残念でなりません。

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