〇2枚のCDカバー写真のどちらが遺影候補か?
かつて長年代表運営員を務めたえひめ地域づくり研究会議の事務局があるえひめ地域活力創造センターのご厚意で、私の講演を収録しYouTubeで流したダイジェスト版と完全収録版の2枚のCDを各20枚づつ作ってもらいました。
自分の講演している映像と音声は、本人は恥じらいながらもいいと思って喋っていますが、いざ自分のパソコンにセットして見聞きすると気恥しい気がしてなりません。それでも欲しいと言われた人20人ほどに差し上げ後がなくなりました。
ダイジェスト版はCDケースに私の似顔絵が、完全収録版には人間牧場に置かれた高知県馬路村産魚梁瀬杉の台座の上で、「夕日亭大根心」という芸名で落語ならぬ落伍を喋っている姿が収められていますが、2枚ともいつ見ても生まれつき締まりのない顔姿です。
CDを送ってあげたある人から折れに電話が入り冗談で大笑いをしながら、「若松さんもいよいよ終活の準備ですね。似顔絵か落伍をしている姿かどちらをご自身の葬儀の遺影にするのですか?」と言われました。ふと自分が今年80歳になることに気が付き、「えっ遺影」と聞いてドキリとしました。
人間は死亡率100%で誰もが一度は死ぬのですから、そろそろそのことも考えなくてはなりません。このCDに収録した講演会で、これまで85歳と言っていた自分の人生の終わりを、100歳まで生きる高齢化社会を反映して「100歳まで生きる」と公言してしまいました。あと21年です。「遺影はイエーイ」です。
「CDの カバー写真 見た友が 私の遺影 どっちにすると」
「終活の つもりじゃないが そういえば 近い将来 必要不可欠」
「100までは 生きるつもりの 自分だが 突然その日 やってくるかも」
「ああ嫌だ 人間いつかは 死ぬなんて そうはいっても 誰も行く道」