人間牧場

〇新月の大潮のワカメ採り
  わが家書斎に吊るしている日めくりカレンダーの昨日4月1日は、月こそ違え1日が旧暦と新暦と偶然重なる3月1日でした。新月は大潮で、午後3時過ぎ干潮を迎えるため、昨日は来客が帰った後、急いで身支度を整えワカメを収穫しに磯に出かけました。

 平日とあって、しかも海は少し風や波もあったので、私とっておきの場所には人影もまばらで、30分ほどでしたが専用の漁網袋に2個収穫し、単車の後ろに積んで持ち帰りました。早速色い発泡スチロールトロ箱に入れ直して、毎年届ける知人友人にお裾分けして喜ばれました。

 帰宅すると庭に移動式のかまどを出し、羽釜に水を張ってお湯を沸かしました。お湯が沸くまでにポリ容器でワカメを丹念に水洗いし、ワカメをお湯の中に入れて湯通ししました。茶色だったワカメは化学反応を起こして濃い緑色に変りますが、丹念に水洗いをして水気を切り、一丁上がりです。

 今朝はこれらを小袋に入れて近所へお裾分けする予定です。余ったワカメは専用の洗濯干しに吊るして干しワカメをにしますが、昨年は外反母趾の手術間近だったこともあり、ヒジキもワカメも採ることができませんでしたが、今年はヒジキもワカメもゲットし自給率向上に一役かいそうです。

「板壁に 吊るした日めくり 新月の 1日と知り 早速磯へ」
「磯に出て ワカメをゲット 持ち帰る お湯を沸かして 湯通しおさおさ」
「湯通しの ワカメあちこち お配りし 春を味わう 年中行事」
「天気良し 今日はワカメを 天日にて 干して仕上げて 食用保存」

 

 

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人間牧場

〇ふたみ公民館だより「ゆうやけ」
 一昨日、人間牧場へ来る予定の人と待ち合わせ場所にしていた、下灘運動公園で待っていると、何人かのかつて若かった女性4~5人が連れ立って、私の前を通りました。最近はみんなマスクをしているので、どこの誰だかも分からず軽く会釈すると、「あら、進ちゃんじゃないの、お元気」と弾んだ声が返ってきました。

 私を愛称「進ちゃん」で呼ぶのですから同年代に違いないと、私の感ピューターが動き始め、4~5人全ての名前を思い出しました。まだまだ健忘症や認知症ではない凄い記憶力です。暫くの間立ち話に花を咲かせましたが、「いつも広報などであなたのことは知ってるよ。昨日も広報に出ていた」と言われました。「はて私は最近伊予市の広報になど載っていないはずだが?」と思ったものの、「ありがとうございます」とお茶を濁しました。

 別れた後記憶を辿れば、おばさんたちが言っていた「広報」とは、どうやらふたみ公民館だより「ゆうやけ」のことのようでした。市の広報は市内全域をカバーした広報ゆえ、このおばさんたちにとって最も身近な話題は、双海地区公民館が毎月発行している「ゆうやけ」のようでした。市広報には載らない双海町内の話題を館長さんや主事さんの3人で拾い集め、しっかりと情報発信しているのです。

 かつては2色刷りの半カラーでしたが、予算の都合上今はモノクロながら、十分存在感を保っています。かつて私は町の広報「ふたみ」を毎月2回、10年間にわたって作り続けました。お陰様で文章を書くことが苦にならなくなりましたが、4ページの広報を取材して毎月作り、各家庭に送り続けることは容易なことではありません。公民館だより「ゆうやけ」が来るのを楽しみに待っている人がいます。これからも頑張ってください。

「あら進ちゃん 元気ですかと 会釈する マスクしていて どこの誰だか?」
「そう言えば 感ピューターが 働いて AさんBさん 馴染みの人が」
「広報に 載っていたなと 言われたが 記憶ないゆえ チンプンカンプン」
「公民館 だよりに載った わが写真 みんな読んでる 嬉しいですね」

 

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